振り返れば。(その3)

前回・前々回とタイトルがやたら長いと今更気付いたので(笑)、
多少簡略化して続きを書きたいと思っとる次第で・・・。

中川イサトさんのギターインストにどっぷりハマってしまったふくたろうは、
元ネタも聴いてみたくなってしまうクセがココでも出たワケで。

2001年リリースの故・Michael Hedgesさまの「BEYOND BOUNDARIES」はどんだけ聴き倒したか。

なかなか尻尾すらも掴ませてくれない名曲かつ難曲の数々。

ここで極端な変則チューニングを知る事になる。

彼が極端な変則チューニングを体現した影響で、
あたしも極端な変則チューニングを使わなければ、
ろくにギターが弾けないカラダになってしまったのだ(笑)。

変則チューニング。
それは一種の薬物みたいなモンかもしれんね。
一度手を出したらなかなか抜け出せないんだもん(笑)。

さらに。
追い打ち(?!)をかけるように1枚のアルバムに出会ってしまう。

カナダ出身の古参ギタリストDon Rossさまと、
YouTubeでその名を轟かせたAndy Mckeeさまの、
2008年リリースデュオアルバム「THE THING THAT CAME FROM SOMEWHERE」がめっちゃイイのよ(笑)。

ふたりの代表曲ももちろん入っているんだけど、
ドアタマの【Yellowjackets】のカバー曲「Spirit of the west」のアレンジに度肝を抜かれてしまったのね。

ギターっていろんな解釈と様々な咀嚼をすれば、
こんなにスゲェ瞬間が作れるんだって思えたのよ。

アコギ一辺倒でも、
考え方までもが一辺倒なあたしにゃお灸を据えられたような一枚。

ここまで海外のギタリストが多くなっているが、
日本人ギタリストに興味は向かなかったというとそうでもなくて。

イサトさんの次にドハマりしたのがコチラ。

栃木県鹿沼市を拠点に活動しているギタリスト・小川倫生(おがわみちお)さん。

とある雑誌で存在を知って以来、
とにかくワケもなくハマってしまって。

2003年リリースの自身の3枚目のアルバム「Night Jasmine」はいつも聴いてたなぁ。

小川さんの曲を聴く時は、
「この曲をコピーしてやろう」という穿った構え方ではなく、
肩のチカラを抜いてゆったりと聴く。

タッチが繊細だし、
音楽性が幅広いし、
とにかく「自然体」でアコギを爪弾いているスタイルに惹かれてしまってた。

この「Night〜」をきっかけに、
その前後のアルバムも買って聴いてたというくらいハマったギタリストでして。

ここまで来ると、
歌モノには全くもって興味が無くなってしまったのかというと、
実はそうでもない。

旬ではないけれど、
こんなのも聴いてました。

1990年リリースの、
【たま】さまの「さんだる」というアルバム。

姉が持っていたので、
このジャケはよく覚えてましたなぁ。

【たま】というと独特の見た目と独特の曲調で、
キワモノ扱いされがちなバンドだった・・・と思っていたのは当時小学生だったあたし。

実は最近改めて聴いてみたら、
アレンジの上手さが際立っていたと再確認させられたバンドであったのだ。

特に知久寿焼氏のギターがめっちゃ上手かったって、
何よりもカルチャーショックだったのね(笑)。

更に興味深いのが、
知久氏はアコースティックギター・マンドリン・ウクレレの持ち替えが出来る事。

実はそれって一種の才能だったりして。

昔の70年代フォーク世代のミュージシャンの方々の一部で、
バンジョーやマンドリンにオートハープなどの楽器の持ち替えが出来る人に憧れていた。

あたしもある程度ではあるけど、
遊び程度でウクレレとかマンドリンを弾いていた時もある。

結構ムズいけど、
それが良い刺激となって本業(?)のアコースティックギターへフィードバックされて、
持ちネタとして構築されたなんて実例もあった。

音楽をするのなら、
ある程度いろんな楽器を触る事は良いのかもしれんねぇ。

だけどいつまで経ってもピアノとドラムと管楽器系は未だに出来ないのはさて置いて・・・(笑)。

・・・とまぁ、
長くなったがあたしの音楽遍歴はこんな感じで。

まだ挙げきれてないかもしれんので、
またダラダラとここで書いてみようかなと。

その時もまたよろしゅうに。
(了)

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