彼のために買った服、着ずに終わった。
彼のために買った服、着ずに終わった。
久々にちゃんとした恋愛をしたな、と思う。
なんとなくうまく行かないことも、
うまく行ったとしてもいつかさようならをしなければならないことも
全部全部わかっていたけれど
それでも好きだったな。
失恋は、いくつになっても悲しい。
こういう経験をするたび、もう二度とこんな恋愛はしないと心に決めるけれど、次好きになる人は、もっとまともできちんとした人が良いと思うけれど、でもやっぱりずっときみだったらよかったな。
わたしたちはそのうち壊れてしまうことを知りながら物を買うけれど、いつか失うことの心配より、欲しいとか大切にしたいとかそのときの気持ちを大事にしたいよ。
信じるたび裏切られるけどそれでも信じたいよ。
しっかりとした気持ちでいたい
自ら選んだ人と友だちになって
穏やかじゃなくていい 毎日は
屋根の色は自分で決める
いつも私の身体の真ん中には
私と、その隣にカネコアヤノがいる。
その近くには彼もいたと思う。
屋根の色、自分で決めたかったのに、
大好きな色のペンキを失くしちゃった。
今はボロボロで錆びた屋根だけど、いつか自分の気に入った色で染められる日が来たらいいな。
2021年 9月
下書きにずっと残ってた。
今更だけど投稿。