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【クリア後】ファイナルファンタジーXVI【ネタバレなし】

総括

「ファイナルファンタジーXVI」クリアした!
結果的には、涙流しまくったしおもろかった!
アクションは最高!ストーリーも重厚!
ただ・・・食い合わせはそんなに良くなかったけどよくまとめ上げたよね。
音楽、映像演出のクオリティが高く色んな面をカバーしてる。
もう少し、テンポや盛り上がりの促し方が上手ければ傑作になったかなと思います。

感想

今作は「ファイナルファンタジー」シリーズの最新作。
15以来のナンバリングタイトル。
開発は「ファイナルファンタジーXIV」を制作、運営している吉田直樹さん率いる第三開発事業部が担当。
舞台は中性ヨーロッパ風の舞台。
ドロドロとした政のなかに世界が巻き込まれていくようなストーリー。
だれもが、おそらくゲーム・オブ・スローンズを思い出すんじゃないかな。
雰囲気は近いけれど、ゲームとアクション性が絡まることで重いけれど希望が持てるバランスに仕上がっているよ。

ストーリーは、専門用語がもりだくさん!
パルスのファルシのルシがコクーンでパージってかんじ!
だけど、機能として即座に説明してくれるアクティブタイムロアシステムが画期的よ!スクエニにとってw
置いていかれることがなくなり、専門用語を理解することで世界に没入できるのよ。
素晴らしい機能だった。
てか、今作、読み物が非常に充実してる。
1~2時間ぐらいは資料読み漁ってる時間があったもんね。
複雑ではないんだけれど、位置場面での説明の情報量が異常なのよ。
飲み込めなくて左から右に流れてくのよね。
それを補完してくれる賢者もいるし。本当に気が利いてる。

そして、なんといってもアクションが最高。
デビルメイクライやベヨネッタの系譜アクションの進化系。
より多彩なアクションをさせながらもドラマティックな戦いをさせてくれる。
また、初心者がより気軽にプレイできる仕組みも多くあって最後までストーリーを楽しめる工夫がすごいされてる。
また、手応えが欲しい人のためにレベル差があっても工夫で倒せるレベルバランスは非常に素晴らしい。
ていうか、触り心地が気持ちいいのよ。
今作の戦闘のβ開発段階で「アストラルチェイン」や「ニーアオートマタ」のプラチナゲームズ田浦さんが参加したり、「キングダムハーツ」チームが参加したりしてるらしく・・・地上、エアリアルどれをとっても一級品のアクションのさわり心地に仕上げてるのマジでエグい。
このアクションだけで買う価値が十二分にあるね。
また、アクションでいうなら召喚獣アクションのおもろさよ!
イベントバトル要素というのが強いものの、自分でゴジラを操っているかのよな大怪獣バトルはマジで面白い。
そして、カメラや演出がこだわり抜いてて、見惚れるのよ。
映像の切り替わりもペルソナとか思い出すような起用で丁寧なしあがりだし、本当にアクション最高だった。

ただ、重厚なストーリーと、最高のアクションはうまく溶け合ってはいない。
個人的には平行線で走ってレールを切り替えてるような印象を持つ程度には溶け合ってはいない。
それもあって、メインストーリーがおわるとテンポが一回死ぬんだよね。
サブクエを中心としたアクションを楽しむパートにはいって、ドラマティックな盛り上がりを終わるごとに冷ますの。
勢いでグングン進ませるみたいなのが起きないんだよね。
結果的には主人公の心情に寄り添った行動にプレイヤーをいざなっている気はするんだけれどこの点はなんとも言えない気持ちになりました。

そんなわけで、いい仕上がりです。
傑作か?といわれれば・・・惜しいという印象。
パーツはどれも最高峰なんだけれど、潤滑油になる部分・・・もしくはペース配分がもう少しうまくやれんかったかなとは思うね。
ただ、文句があるかと言われれば、最後までボロボロ泣いてしまった自分としては特にないです。
プレイして損がない良い作品でした。


ココから少し・・・ネタバレというか・・・思ったことを書くので、クリアしてない人は読まないでね。

今作、序盤から中盤までは、
ゲーム・オブ・スローンズからの我は汝、汝は我したあとFF7を感じつつ封神演義も思い出しつつお前の罪を数えるか天元突破を思い出したあとフリーダムガンダムだったなって思ったんだよね!(伝われ)
これらはインパクトがつよいから残ってるんだけど・・・クリアして思うと一貫して描いているのは
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
っていう話をしてるのよ。
だからストーリーでずっと描かれた悲劇たちもそう、また、最終盤で主人公が選んだ選択肢も結末もそうなんだよね。
何度も繰り返される"理”という言葉。
定義。
より多くの選択肢を求める主人公が進む道っていうのがしっかり描かれていると思ったんだよね。
個人的には、腑に落ちちゃった。
説明不足感も満足しちゃった。
とりあえず、ネタバレが難しくクリア済みの人たちで感想会したい程度には良い作品でした。



あと個人的に、最終盤のサブクエは希望ではなく遺書って感じてたから・・・ってなりました

あと米津玄師大好きなんだけど、この人本質を描きすぎるきらいがあるから聞くの抑えてたんだけど・・・数回の視聴と、PVをみて結構・・結末を予想できてしまったので、米津を聞くのは最後が良いと思うな。

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