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暮らしを紡ぐ写真展 part2

仲間がいること

3 日に一回、高低差の激しい3km ほどの道を家族で歩いて水を井戸に汲みにいく彼ら。
大変な作業かもしれないけど、
みんなで運ぶことでピクニックに出かけるような一つの行事のような楽しさを覚える。
「大変なこともみんなでやれば楽しい」と教えてくれる。
―ブルンジ ムウィンガー

日常の幸せを大切に

キリマンジャロ山の中腹に位置するタンザニアのテマ村は標高約1000m ではバナナとコーヒーがとれる。
でも、山の中だから雨も多い。
ドシャぶりの雨が降ったあとはいつもの通学路がアトラクションに早変わり。
ツルツルツルツル滑る道を杖で靴を滑らせながら通う。
「あ、みんなも到着していたね。ドロドロだね笑」
―タンザニア テマ村―

巡る命

村では細切れにされた肉など売っていない。
肉を食べたければ自分で動物を捌く。
だから子どもたちですら動物を捌くことがある。
でもそれは子どもたちにとっても当たり前の風景。
“死”が身近にある分だけ“生”も身近にある。
今日も家のすぐ目の前で新しい命が誕生する。
―タンザニア マンジランジ村―

発展

「ソーラーの電気が来たから家で夜も勉強ができるようになってお兄ちゃんが中学校にいけるようになったよ!」
「電気が通ったから初めて村で冷たいジュースやビールが飲めるよ!」
「でもね、電気がきたらBar ができてお父さんがお酒に浸って帰ってこなくなっちゃった。」
―タンザニア マンジランジ村―

人を歓迎できる心の余裕

僕らはタンザニアで訪れた2つの別々の村で、似た志を持った2人の青年と出会った。
彼らはお金に頼った暮らしではなく村の暮らしの良さを実感し
今ある素晴らしい自然と人間性のある豊かな村を守ろうと動いていた。
一人はテマ村出身27 歳のイーマ、もう一人はマンジランジ村に兄弟のいる32 歳のマイケル。
2 人には同世代の仲間がいなかった。
友達に話しても「俺はもっといい車といい家が欲しい」と言われる。
今回僕らはそんな2 人を出会わせることを思いついた。

ここは目的がなくとも人が集まる

イーマは自分の村を出てマンジランジ村にやってきた。
イーマ:「今、俺たちの村には若者がいない。
彼らは仕事がなくて街に出ていくため子どもたちとお年寄りしかいない。
だがこの村に来て驚いた。
彼らは来た瞬間に大人も子どもも車に寄ってきて大歓迎でむかえてくれた。
他にも彼らは目的がなくても集まっていた。俺たちの村では何か用事がないと集まらない。」
心と時間に余裕があって初めて人を迎えいれられる。
大好きな家族や親戚たちがいるから目的がなくても挨拶をしに集まる。

【変わりゆく暮らしの中で】

イーマの発言からわかるように、実はここまで見てもらったような暮らしはもはやアフリカの中でも珍しいものになりつつある。村が発展して人口が増えるとインフラも整えられるようになり、ものや情報が大量に入るようになる。彼らにとっては電気が通ることや便利な道具が入ってくることはとてもうれしいこと。だが、気づけばこれまでの暮らしの中で重要だとされていた暮らしの技術よりも“お金で買える””ハイテクな機械を持っていることがステータスとなっていく。

判断基準が「知り合いから買う思い入れのあるもの」から「お金」に変わっていく。


「あなたの印象に残った写真やメッセージはありますか?」

コメントやご連絡いただけたら嬉しいです✨

part 3につづく。。。


写真展の開催・写真のご購入

●写真展を開催したい方
Instagram DM等でご連絡いただければタイミングを合わせてその場所でも開催させてください。
●写真を購入したい方
A2サイズ/A3サイズ/A4サイズの発砲パネルになっております。
ご興味あればご連絡ください。
参考価格(A2 : ¥15,000  A3 : ¥7,000  A4 : ¥3,000)
※ものによっては角が少し傷ついているものもございます。あらかじめご承知ください。


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