700超作品を見たアニオタおすすめアニメとAnnict

自分の中のアウトプット練習もかねて、noteを書いてみることにした。
ひとまず得意とするアニメについて語りたいと思う。
最初に断っておくと、何かの感想とか語るとか、非常に苦手である。「なんかすごい、めっちゃいい」くらいしか出てこないので期待しないこと。
本当はn選とかでいくつか紹介したいのだが、まず実験的に1本選んでみる。

どうも700作品以上観たらしい

ある日TwitterをながめているとAnnictというサービスが流れてきた。
膨大な作品データベースでアカウント登録をすると各作品の「見た、見ている、見たい、一時休止、視聴中断」などのステータスをつけることにより、どれくらいアニメを視聴してきたか、等がわかるサービスである。
そのサービスにざっと2時間ほどかけて入力してみたところ、「見た」作品は737(2022/10現在)であった。

大変だ、1本が選べない

いざ選んでみようと思ったら選べないではないか!なんてこった。
なんかすごい高尚なものとか選ぼうとしてないか…?よりもいとかの青春系とかにしようか?とか考えたけど内容覚えてないよ!

円盤もってるものが安定か。そうしよう。

血界戦線

多少のネタバレを含むと思うのでネタバレ死すべしという方には読まずに帰ることをおすすめする。(ネタバレという概念がガバいためどこからがネタバレかいまいちわからん筆者)

技名を叫んでから殴るアニメ

原作漫画の作者が『技名を叫んでから殴る漫画』がコンセプト、と言っているだけあって、マジで技名を叫んでから殴る(蹴る、武器による攻撃もあるが)アニメである。

簡単なあらすじ

かつてニューヨークと呼ばれたその場所は、異界とつながりヘルサレムズ・ロット(通称HL)と呼ばれるようなった。
異界からは異界人があふれ、無法地帯となったHLで日夜崩壊の危機にさらされた世界を護るべく、秘密結社ライブラのメンバーたちの奮闘が描かれる。

大枠の設定はこんな感じ。
ライブラのメンバーたちは、血を扱って闘う流派がいくつも存在し、血闘術けっとうじゅつ血凍道けっとうどう血法けっぽうなどそれぞれ呼び名が異なる異能力を使う。メンバーの中には一般人に近い構成員もおり、戦闘に特化したメンバーだけがこの異能力を持っているようである。

なぜ血界戦線が見たくなるのか

本題に入ろう。基本的にアニメを見るときは1話を録画してひたすらいろんな作品を見て、その中から面白そうなものだけ2話以降を見ていくというスタンスをとっているので、当時第1話を見てなぜ続きも見ようと思ったのか。

  • 極限まで削られた話構成

  • アクションシーンの迫力

  • キャラがいい

  • 声優さんがいい

  • スケールのでかい話が好き

あたりが個人的に非常に刺さった。

極限まで削られた話構成

このいかにも「語ってる」という感じの言い方が苦手だがあえて使ってみた。第1話では主人公がライブラのメンバーになるまでが描かれているのだが、中~後半、正直何が起こっているのかわからなかった。
ちょっと話はそれるが、筆者は視聴者が置いてけぼりにされる感じのアニメや漫画がわりと好きなタイプで、攻殻機動隊ARISEのような「え!?結局どういうことだったの!?」みたいな登場人物たちしか事の顛末を把握していない、という状況が楽しめる。
原作漫画を読むともう少しカットも多く、もう少し状況が理解しやすいのだが、アニメを30分にまとめるためだったのか、前述の「置いてけぼり」が発生し、わくわくしたため続きを見たくなった。(ただし、以降の話では1話ほど「置いてけぼり」は発生しなかったように思う)

アクションシーンの迫力

これについてはそのままなのと、見てくれ!としか言えないのでほぼ割愛。
ただ、原作漫画でもコンセプトで言われている通り、技を使う際には大体見開きで文字がメインかのごとく技名がでかでかと書かれている。これを表現するためにアニメでもド迫力で技名がちゃんと表示されるので必見。テンション上がっちゃう。

キャラがいい、声優さんがいい

個人的には「好きなアニメ」と「面白いアニメ」は別で存在し(どちらにも当てはまるものもある)血界戦線は「好きなアニメ」になるのだが、たいていの要因はキャラが好きになったからである。それぞれの流派のエキスパートであり、言葉でこそ表されていないがメンバーにおける絶対的な信頼感や絆が全体的にぶっ刺さった。

  • レオナルド・ウォッチ(CV 阪口大助):主人公。レオ。お人よしでツッコミ役(阪口さんがさすがすぎる)。友達を助けるために熱暴走するまで「神々の義眼」を使ったり、迷惑をかけたくないからという理由で自分にしか見えない敵と交渉しに行ったりともっとライブラメンバーを頼ってええんやで…この頑張り屋さんが…!と非常に応援したくなる。

  • ザップ・レンフロ(CV 中井和哉):女にだらしないドクズ。だがそれがいい…。普段やる気なかったりだらしないのに戦闘になるとめっちゃ強い、みたいなキャラに弱い筆者にぶっ刺さりまくった。

  • スティーブン・A・スターフェイズ(CV 宮本充):色男、伊達男枠のちょい渋イケメン。見た目からなんやらかんやら全部刺さった(だって宮本さんじゃん!?)。戦闘スタイルが蹴り(靴から生成される氷)のため、ポケットに手を突っ込んだまま巨大な氷を生成したシーンがかっこよすぎるので見てほしい。

  • チェイン・皇(CV 小林ゆう):クールでしっかりものなのに部屋が汚かったり、自分にかけている(存在を維持するための)とある保険の内容が、女子~!!かわいい~!と同時に(察し…)となった。でもあれは憧れだと思うんだよね…(言い聞かせ)

  • クラウス・V・ラインヘルツ(CV 小山力也):ライブラのリーダー。誰よりもライブラの使命と正義に貪欲。諦めない不屈の精神かっこいい。お坊ちゃんらしい描写があり、執事がいたりでかい体でちいこいティーカップで紅茶を飲んでいたりとギャップもなかなか。

小話:原作に登場しないくぎみーキャラ

アニメの第2期にあたる『血界戦線 & BEYOND』では原作漫画を踏襲した形で各話が展開するのだが、第1期ではブラックとホワイトという双子(ともにCV 釘宮理恵)が登場する。各話の展開的には第1期も原作を踏襲しているが、裏で動いている大筋のような話にこの二人が関わってくる。作者がアニメから入ったファンに「え!?ブラックとホワイトは原作に居ないんですか!?」と言われたことがあるくらい人気キャラである。この二人はいいぞ。マジで。

スケールのでかい話が好き

スケールのでかい話が好きだ。大好きだ。
世界が崩壊しちゃう!とかとにかくスケールはでかければでかいほど良いっていうくらいスケールのでかい話が好き。
そもそもの設定的にニューヨークは異界と化しているし、日常的に街の構造が変わってしまう、敵もでかい(概念的にも物理的にも)。これ以上ない非日常を味わうことができる。異界人に一般常識は通じないためHLで悪さをするやつら(人間も含む)が基本的には敵なのだが中でもブラッドブリードというめっちゃ強い吸血鬼がメイン(?)の敵として登場する。彼らは不死身であり一般的な武力では傷一つ付けられないため、ライブラの戦闘要員たちでないと倒せない(しかも倒すのではなくクラウスによる一応永久封印という形)。
『神々の義眼』を使用したレオが目視しただけでも、HLの最深部(として認知されている)『永遠の虚』には数えきれない無数のブラッドブリードらしき存在を確認しているため、それだけでもうスケールがでかい。

まとめ:豪華声優陣による大迫力バトルアニメ『血界戦線』は最高である

ただもうそれだけ。作画とか演出もいろいろ凝っているのでぜひ見てほしい。
ニコニコ動画で第1話は見られるようなのでぜひ。


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