7月22日(水) 大暑の蝉

テイッ!
昨夜初めて観た手越祐也チャンネルの余韻が睡眠不足の世界すらポジティブに反転させてくれる。凄い。
今日は速攻速帰の日。

強烈な眠気の中でどうにか支度を進めていると脳がいつもとは違う思考に入っていく。
💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭
天気予報で今日は二十四気の「大暑」って言ってたけど今年は7月らしさすらまだないよな。

温暖化は確かにやばいけど寒冷化はもっとやばそう。地球が急に氷河期に突入する場合予測は出来るんだろうか、予測が出来てしまった場合どうするのだろう。

地球人は太陽に依存してるけど太陽が消えたら、まあその時は地球も消えるのだしその前に地球は消えるのだろうけど、別の銀河系の星で擬似太陽と共に生き延びたりするのだろうか。
しぶとく宇宙を転々として何万年も種を繋ぎ続けたとしたら、その時宇宙にとっての人類って何なんだろう。

しんとした宇宙に膨大で複雑な機構があること、動植物がただ生きて子孫を残し続けていること、それらはひたすらに無意味なのに、なぜ人類は意味の奴隷になったのだろう。
💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭💭


意味はないが今日も金を稼ぎに行く。頭には明日からの四日間のことしかない♪
今回は生理明けの精神リカバリーが非常に高速・高純度でなされているのを感じる。アロマを導入したおかげか。

人もまばらな朝の仮想職場にて、仮想の意味を作り、仮想の通貨を稼いでいく。
通貨そのものが人間の仮想の概念である以上、それを集めることに意味や意義を見出して満足感を得てはならないと思うからここではいつだってアイロニカルでいる。
それにしても人の目がなく部屋が静かであるというだけでこんな仕事でも楽しくこなせるのが不思議だ。

やがて有象無象が定時出勤で集う。いつもの仮想労働の幕開け。
換気で開け放っている窓から違和感のある音が聞こえてきたと思ったらそれは私の宿敵であるセミだった。さすが「大暑」の日。四季の健在を証左する声に少しだけ安心する。

空腹をやり過ごすうちに待ち侘びたアニメ・タイムが到来。
『響け!ユーフォニアム』6・7話を鑑賞させて頂いた。本日もまた涙ぐんでしまった。主人公の久美子とヒロイン(?)の高坂麗奈が話しているだけで涙腺にくる。

6話のOP明け冒頭、テスト用紙に「choice」とシャーペンで書くシークエンスのリアリティに驚かされた。ほんの短いカットなのだけどシャーペンでの筆記をここまでの質感で再現したアニメ映像に初めて出会った気がして呆然としてしまう。こういう一つ一つの表現にいちいち感激してばかりだ。
『きらきら星』のシーンは心の中で号泣だった。部活を辞める辞めないのヒリヒリした描写を彩度の低い梅雨の風景に重ねるのは京アニっぽくて良い。
それにしても中川夏紀先輩は良いなあ。

午後はひたすら自席とサボり場(トイレ)を往復し人より2時間早い定刻を待った。
もう最後の方は雑で不誠実な終わらせぶりで、普段なら良心を一応働かせるのだが四連休で全てが有耶無耶になると思えばどうでも良くなり、帰った。

まだ太陽光を受け取れる角度の地表で列車は走る。祝福の音色を聴きながら運ばれる。
『ユーフォ』の影響でいつものオーケストラ音源も解像度を増して耳に届く。

本屋で製菓の本を漁るが千円札しかなく何も買えなかった。外へ出るとゲリラ豪雨の世界観に様変わりしていた。
軒下で呆然とする人々を尻目に折り畳み傘を開いて悠然と往く。服も靴もビショビショに濡れるけれど迫力ある水音の中進むのは楽しい。東南アジアだ。

夕飯は肉と茄子のなにか。彩度の低い世界を雨は降り続ける。京アニっぽくて良い。
デザートは完熟を超えた超熟メロン。三日前届いたばかりに食べた個体とは別物のようだった。

今日リリースされた有安杏果さんのデジタルシングル『Runaway』を聴く。(サボり場でiTunesに接続して購入したものだ)
ボーカルの録り方がとてもクリアに感じる。楽器もこだわりのマスタリングで聴かせてくれる感じで良い。
メロは今までの彼女のレパートリーになかった雰囲気とはいえ非常に安定した作りで、爽快なサビが気持ち良い。Aメロのアニソン進行感が好きだ。
変に作為を入れず素直に紡がれた言葉が同世代として結構刺さる。

最近は正直昔のようには彼女のワークスを絶賛していない自分がいるけれど、この曲をライブで聴いた去年の夏をしみじみ思い出せば心から大切な、楽しい、優しい気持ちになるから不思議だ。
ライブが出来ない今だからこそ力になってあげたいのに、彼女への熱量はライブで会わない限り盛り上がらない。ワンナイトラブを無限に繰り返していく。私の永遠の織姫様。

最後に『ユーフォ』を観てからお風呂へ行こうかと思われたが次のサブタイトルが『おまつりトライアングル』で異性愛の気配が濃かったため覚悟が決まらず今夜は見送ることにした。
彼女達は楽器を演奏するだけじゃない。ポテト食って、テスト勉強して、恋に落ちて、一人一人記号じゃない在り方で生きている。そこが非常にしっかりしているのがこの作品の魅力だ。(と分かっていても異性愛描写には身構えてしまう)
まあゆっくり無理せず観ていこう。

今日は過剰に寝て明日からのんびり世界を謳歌したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?