8月28日(金) ここにある幸福といずれ得る幸福

昨夜はなかなかお風呂に行けず0時を跨いだ。『立華高校マーチングバンドへようこそ 前編』はそれでも読まれた。

アラームの50分後に母に起こされ驚く。身体の芯から爆裂に眠い。
どうにか電車に乗り『立華』を読むと読み終わられた。

主人公の佐々木梓が本当に・・・『ユーフォ』の久美子よりは分かりやすいけれど分かりやすく梓さあ・・・という感じでちょっとうんざりしつつも面白く読んだ。
梓の目線で吹奏楽部を見るとまた違った角度から『ユーフォ』の高坂麗奈がどれだけ特別なのかが浮かび上がってくるのも面白い。
後編に乞うご期待!

電車を降りると労働現場で唯一推している(現在他界気味だが)推しの後ろ姿があって驚く。
その先にはいつもの○○さんが歩いていた。なんとなく推しを小走りで追い抜いていつもの○○さんと合流してみる。

やはり金曜日というのは強くて午前中は難なく乗り越えられた。
○○さんと昼餐。お互い弁当を早く食べてジェラートを食べた。幸せだった。
三歳ほど年上の○○さんは周りが皆結婚していてどうのという話をする。まあ・・・。

午後も金曜日パワーでやっていく。
労働しているフリで小説を読んでいるという人の話を聞いてやりたくなっていたため青空文庫のテキストをダウンロードしてみる。見た目は完全に仕事用のメモ、というわけではなく字が詰まりに詰まっていたがまあ見られても誤魔化せる範囲だ。
いくつか開いてみたのち正岡子規『九月十四日の朝』が良さげだったため読む。良質な日記で量も丁度良かった。
これからここは青空文庫を読みに来る場所と化すだろう。

定刻の30秒後には○○さんの席へ。今日も今日とて蒸し暑い日本の夏を共に帰る。
金曜夜という幸福を分かち合いながら、月〜木より遥かに明るい帰路を楽しむ。
○○さんと帰る金曜夜はこれで最後だ。来週からは一人でこの幸福を味わっていく。

夜はカレー。まさに海軍。
自給自足家族がテレビで特集されている。映し出される全てが眩しくて眩しくて羨ましくて悔しくて何度も泣いてしまいそうになった。
セレブの豪邸より自給自足生活を見る方がずっと心の底を焼かれるような憧れに苛まれる。
完全にこれになりたいと思いながら一家を見ていた。金持ちではなく自給自足スキル持ちとつるんでやっていく方が幸福に暮らせると確信した。

今夜は『立華』の後編には進まず久々に『カンバセイション・ピース』を読んで眠ろうか。
まずは爆音でMaison book girlを流しながら風呂に入るMaison book girl温泉をやろうかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?