7月31日(金) うちら永遠にギャルだから

鶴嶋乃愛さんがPopteenを卒業されるとの報せを見て、今日は10年ぶりにPopteenを買って帰ろうと思った。
昨夜届いた彼女の1stフォトブックも今夜開封してじっくり見たい。なんといっても今日は速攻速帰の日だ。

電車で睡眠を補う予定だったが交響アクティブNEETsのオーケストラ演奏に聴き入ってむしろ覚醒してしまった。
『響け!ユーフォニアム』を観始めてから聴こえ方が全く変わり、以前よりずっと没頭して魅力を拾えるようになった。練習風景への想像力が鮮明になったことと、弦楽器だけでなく管楽器にも興味を向けられるようになったことが大きい。

速攻速帰希望勢しかいない過疎な空間で働いたり働かなかったりした。あまりにもやることがなかったため古雑誌のナイスな写真を切り抜いたり古いフォルダを無駄に整理したり、あとは紅茶を啜りながらまったりと過ごした。
完全にサボるといざという時言い訳が出来なさそうで怖い、だけが行動原理だった。一体何を恐れているのか。

定刻を迎え有象無象がわらわらやって来る。今日もまた検温作業が嫌過ぎてサボり場(トイレ)に駆け込んで泣きそうになった。
もうこんなことやりたくない、という言葉が胸内にリフレインする。LINEのメモに「もうこんなことやりたくない」と5連続で送ることでなんとか鎮めた。

昼は度々雑談をする他部署の女性と初めて一緒に食べることになっていた。二人で話したかったのだけど彼女がチキったようで、彼女の同僚の全く初めて話す女性も交えることになった。
それは正直嫌だったけれど会ってみたらちゃんと場を回してくれるとても良い方で助かった。だからこの方を呼んだのかと納得した。
その方は今『ヴァ』で始まる京アニ作品(念のため検索避け)を観ているそうで、私も今『ユーフォニアム』観てますwwwと話し合えた。

こうして人と昼休みを過ごしてみると、労働するためだけにここに来ているのではないという気持ちになれて少し良かった。交友関係を広げるのも案外面白いかもしれない。
午後はひたすら速帰へのカウントダウンをしながら生きた。

待ちに待った我が定時。躊躇いなく外へ飛び出すと明るい空が迎えてくれる。
言祝ぐように交響アクティブNEETsを聴きつつ日記を綴る。私は今、生きている。

本屋で今日発売のPopteen9月号を無事見つけた。売り切れも危惧したがギリギリ残っていた。
同世代の女性達が立ち読みをしている間を縫って中高生向け雑誌に手を伸ばすのは憚られて一度現場をスルーしてしまったが、もういいやと思い切って手を伸ばした。
カモフラージュというか照れ隠しに他の本も探したがめぼしいものがなく、もういいやと思い切って単品でレジに出した。
気持ち良かった。

Popteenを持って帰る夕暮れ。
TOKYO2020と書かれた旗が夕陽に透けてはためいていた。

夜はカレー。乳酸菌カルピスで作ったラッシーもどきと共に食べたものの何故か辛すぎたため蜂蜜をかける。甘くなった。
今夜のBSフジ「タイプライターズ」(幾原邦彦特集後編)を録画しようと番組表を観るとまさかのWOWOWで劇場版『ユーフォ』の放送をしている最中だった。2期総集編には出遅れたが『リズと青い鳥』『誓いのフィナーレ』は録画できた。運命だ。

皿洗いを終えいざ開封の儀。
まずはPopteen。付録のCandy Stripperコラボメイクパレットが予想以上にデカくて嬉しい。これで税込670円、雑誌業界の苦難を思いつつ大感謝。
「マスクありき学校アイメイク♡」といった字列に脳が何とも言いがたい未知の反応を示した。そうか、そうだよな。今の中高生に向けた企画を見ていくのは面白そうだ。

鶴嶋乃愛さん1stフォトブック『恋と呼ばせて』。予想より小さめのサイズで紙質がエモい。
どうして過激めな衣装を表紙にしたのだろうと疑問だったが実物を見るとこれは彼女のロマンチシズムをしっかり表現したエモい写真だと分かる。中身も楽しみだ。

それから郵便受けに届いていたゆづきさんの1stエッセイ『レズってAVとか百合マンガみたいな世界じゃございません』も開封。こちらも最高の表紙だ。
ゆづきさんの書くものが好きだからこれは楽しみにしていた。明日じっくり読みたい。

今夜はもうスマホを消して、鶴嶋乃愛の世界に浸り尽くそう。

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