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個人事業主の引越し手続き(税務署編)

こんにちは。大人のアフリカ服AFRICL-アフリクル-のおきたです。
開業1年目にして早々引っ越した私が、引越し時、個人事業主って何しないといけないの?開業届出し直し?やら混乱したので、税務署の方に相談させていただいて学んだ内容をまとめておきます。

ブログなどで、異動届を出せばOK、と書いてあるものや、
旧住所で廃業届を出したのち、新住所で開業届を出す必要がある、と記載されているものやら色々です。
そこで、今回は、引っ越しに伴う個人事業主の手続きについて、異動届と、開業届・廃業届に着目して書かせていただきます。
(内容は2020年12月時点のものです。)

異動届

異動届とは?
正式名称は『所得税(消費税)の納税地の異動又は変更に関する届出書』だそうです。
納税先が変わりますよ~ということを、税務署に申請するもの。
納税先が変わりますよ、という申請なので、もともと居住地や事業所の所在地以外を納税先とする申請をしており、居住地等が引っ越しによりかわったものの、納税地はそのまま、という場合は不要のはず。

国税庁の定義によると、以下のとおり…

納税地に異動があった場合、住所を有する方がその住所地に代えて居所地を納税地とする場合、住所又は居所を有する方がその住所地又は居所地に代えて事業所等の所在地を納税地とする場合、居所地又は事業所等の所在地を納税地としていた方がその納税地に代えて住所地を納税地とする場合
(異動・変更前の納税地の所轄税務署長に提出します。)


いつ出さないといけないの?
居住地や事務所の所在地以外に納税する申請をしており、その納税先が変わらない場合、を除いて、居住地や事務所など納税地として申請していた住所が、引っ越しによって変わったら、遅滞なく申請が必要。

遅滞なく、ってどのくらい?というのが難しいですが、私は引っ越し前の区役所の方に相談したら引っ越しから2週間以内くらい、と言われました。

どうやって出すの?
提出先は、旧住所の管轄税務署(もともと納税先となっていた税務署)

提出方法は下記など、色々あります!
eTax慣れてます~!という方はeTax、税務署ご近所です~という方は税務署窓口、それ以外の方は郵送が楽なのでは、というのが感想です。

・税務署の窓口へ提出
・税務署へ郵送
・eTaxで申請    

eTax以外の場合は、
①異動届をダウンロード(国税庁HP)
②必要事項記入(記入方法(国税庁HP))
③印刷して、申請先税務署へ提出
※基本的には、税務署にも届出書は置いてあるはずなので、税務署で記入でもOK

eTaxの場合は、
eTaxソフト(※)で申請。
申請方法は別途まとめます。急ぎで知りたい!という方は、"所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書" "eTax"などで検索をしてみると、他の方が、すでにまとめられているページも出てきますので、ご覧下さい。

※eTaxには、『受付システム』、『e-Taxソフト(WEB版)』、『e-Taxソフト(SP版)』、『e-Taxソフト』など、いろいろなサービスがあり、それぞれ必要な設定、サービス内容が異なります。
2021年1月時点、個人事業主の異動届の申請には、『e-Taxソフト』のインストールが必要です。

開業届・廃業届

開業届・廃業届とは?
収入入るような新しい事業始めましたよ~!と税務署に宣言するためのもの。引っ越した場合にも、出さなければいけないこともあります。(詳細後述)

国税庁の定義によると、以下のとおり…

新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。
[手続対象者]
新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方[提出時期]
事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。

いつ出さないといけないの?
今回は、引っ越し時の手続きがテーマですので、引っ越し、に関連して提出する必要があるケースはというと…

開業届にて、事業所を申請しており、その事業所に移転や新設などで変更が生じた場合に必要。事業所がなく、自宅が仕事場といった方(私はこれでした)は不要。

一応、決まりでは事実があった日から(今回のケースでいうと引っ越しから)、ひと月以内に提出せよ!となっています。

どうやって出すの?
基本的には、異動届と同じです。
提出先は、旧住所の管轄税務署(もともと納税先となっていた税務署)

提出方法は下記など。
こちらも、eTax慣れてます~!という方はeTax、税務署ご近所です~という方は税務署窓口、それ以外の方は郵送が楽かと思います。

・税務署の窓口へ提出
・税務署へ郵送
・eTaxで申請    

eTax以外の場合は、
①異動届をダウンロード(国税庁HP)
②必要事項記入(記入方法(国税庁HP))
③印刷して、申請先税務署へ提出
※基本的には、税務署にも届出書は置いてあるはずなので、税務署で記入でもOK

おわりに

税務に関する、個人事業主が引っ越したときの手続き、について、
ご紹介しました!

おまけですが、eTaxで申請をする場合には、マイナンバーカードによる電子証明書が必要となります。
すでに引っ越し済で、申請を行う場合、マイナンバーカードの住所変更及び電子証明書の再発行が完了していないと、現住所をマイナンバーで照明することが出来ないので、eTaxでの諸変更手続き前にマイナンバーカードの住所変更等の手続きを実施しておくのが、個人的にはおすすめです!(転入届と一緒にマイナンバーの変更もやっちゃうのがいいかも◎)

私は、開業1年目でこれから確定申告等にも臨まなければいけませんので、eTaxへの苦手感を克服しよう…と、手続きをeTaxで実施しました…。
が、e-Tax利用開始時、相当『受付システム』、『e-Taxソフト(WEB版)』、『e-Taxソフト(SP版)』、『e-Taxソフト』に翻弄されたので、それぞれの違いなど判る範囲でまとめようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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