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DOVアーティファクトネメシス(ローテ)の思い出

アーティファクトネメシスが大好きでローテもアンリミもオールスター2pickでもAFを遊んでるmkbです。DOVの思い出を書くので興味がない人は目次まで飛ばしてください。


ETA期のAFネメシスは自分の記憶する限りJCG決勝トーナメントにすら到達しておらず、多くの欠陥を持つデッキでした。

でも楽しかったのでのんびりグラマスを目指しました。

試行錯誤を繰り返しながらランクマッチに潜っていましたが、グラマスに到達することすらできなかった。あの頃にAFオンリーでグラマス到達した人は少ないながら居たので悔しかった。

相手デッキの上振れでもない動きに対してすら、パワー差で捻り潰されてしまっていたAFでしたが、4月の新弾はかなり期待していました。何故か?


2年前の4月STRでは「機構の解放」「マーキュリーイージスシオン」「メカニカルガンナー」など、現在でもアンリミで主要パーツとして使われるパワーカード

去年の4月WUPでは「アーティファクトの同調」「ロボティクスユーザー」「デバイスチューナー」など多くの人が3投しているパワーカードが追加されている

つまり4月はAFネメシスの主要カードが追加される可能性が高いのでは?

と考えていたからだ。

結果は見ての通りであり、「アーティファクトシップ」「アームメカニック」「終末の番人・スピネ」など多くの3投確定カードが追加され、Tier1となった。

全く自信はなかったが環境最初期(4/3)に相方をロキサスエルフに構え、ローテーションのJCGに初参加した。すると奇跡的に予選優勝することが出来た。前日に1人、自分の参加した際はAFでの決勝進出者が3人しかいなかったので嬉しかった。

ランクマッチでは前期と見違えるほどに連勝を重ねることが出来、5月にはローテで初のグラマス3を達成した。アディショナル後はさらに強化され、10連勝以上の連勝を多く達成している。

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そこで今期ももう1週間程度しかないので自己満足ではあるのですが、noteを書きたくなりました。AFネメシスをあまり回したことがない人にも、出来るだけわかりやすく書けたらいいなと思います。


1.構築と採用カード

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現在使用している構築です。

・デバイスチューナー

競技シーンでは減らしている人もいるが、ランクマッチなら2~3枚推奨。序盤の同調ではアナライズアーティファクトを取ることが多く、それを増やして多面展開、その後にパラダイムシフトを加えるカードをプレイできれば、増やしたアナライズをより強く使うことができる。ギガスファクトリー置くまでの1ドローで勝負が変わることは少なくないので、このデッキを回す上で意識していきたいです。一人三役くらいこなせるアナライズを複製しながら序盤のボードに貢献するのが強く、余裕があれば3枚積みたいが今回は他のカードを優先した。0~3枚だが、ランクマッチなら2枚以上推奨。

・機構の技師

消滅されなければ最も低コストでパラダイムシフトが手に入るカード。序盤に引き込むことが出来れば消滅のない前提だが盤面圧にもなるため、最もコスパがいい。消滅が多い環境なので、アクセラミリアムで自害して、パラダイム回収を確定させることが負けないようにするために大切な場面も多い。3枚確定。

・アーティファクトの同調

序盤に来て、パラダイム生成カードが1枚もないような状況でなければアナライズを取って良い。パラダイムが十分供給されていてギガスファクトリー下であればコストを下げる為にトレースAFを取ることも多い。レディアントを取れば5コスト4点疾走になるが、コスパが悪いのであまりとらない。ただし、レディアントAFを取ってリーサルのシーンでそれを見逃している人はよく見るので意識してほしい。3枚確定。

・アーティファクトスキャン

器用なカードだが、運が絡むので難しいカードだと思っている。

することがない中盤でスキャンからドロー付きAFを回収して次ターン以降への動きにつなげたりファクトリー下でデッキを回すのに使ったりなど。7ファクトリーが強要される対面では6種類達成してファクトリーを置いたターンでアドバンテージを稼ぎきるような動きが出来ると良い。

・水銀の遮断

進化後のハレゼナを1枚で解決できる、構築を歪ませずに採用できる唯一のカード(落石、スロース、氷獄の顕現、ドールブレイク、堕落の決意、人形の閃撃、トレランスなどしかない)

2枚以上置かれると苦しいがファクトリーでせっかく回っているときに一生取れずにそのまま負けるような状況は回避しやすい。他ティアマト結晶、サリッサ、ラスティナなどが主な対象だが序盤に引いた際に事故要因になるのでそことトレードオフで採用の是非を検討したい。手札が減るため、ファクトリー下ではスキャンを開く前に使う動きをよくする。0枚~3枚。公開制であれば、2枚程度採用しているとけん制としても有効に働く。

・ロボティクスユーザー

テンポを取りながらパラダイムシフトを回収できる強カード。3枚確定。

・音速の機構・ララミア

強力なリーサル手段になるのはもちろん、ギガス下であれば1cAFであるため、同調アナライズしているのと同じような役割を持つことができる。これがあればリーサル、のような場面も多く採用枚数を減らすのはなしだと考えている。2~3枚だが3枚採用しない理由があまりないと思う。

・ガジェットユーザー

不要なカードを交換しながら、手札を1枚減らすことが出来るカード。ファクトリー下で手札を減らせるカードは技師と水銀とこれだけ。デッキ圧縮をしつつ進化時効果も強力であるが、後攻を引いた際にキープするわけでもなくパラダイム生成に直接貢献しないので枚数を落としている。

・暗獄の遣い・ジャスパー

このデッキで4ターン目にギルヴァケアができるのがミスティック複数面かジャスパーのみである。それ以外の対面では先4にポン置きする動きが強く、5ターン目ファクトリー安着に貢献することも多い。種類が稼げるためゴーレムが加わる可能性はあるもののAFスキャンのバリューがあがる。7ファクトリー+スキャンから形勢を立て直す動きが強力である。後攻カードでジャスパーか肉球シュートどちらかの採用をおすすめする。一長一短があるので、気に入った方を採用するといい。2枚~3枚。

・アームメカニック

1コストAFを2種類出しながらパラダイムを回収してくれる優秀なカード。初見で見た時と使ってみた時で感想が変わった人も多いだろう。これから加わるパラダイムは実質5コストであり、それまでのターンで技師やロボティクスしかプレイできていなかったときには救世主となってくれるカードである。3枚確定。

・反逆の命・ミリアム

RAGE前はこのカードを非常に使いづらく感じ1枚で回していたが、周りのAF使いを見ると2~3枚が一般的でありそれに流されて2枚の構築でRAGEに挑んだ。その結果、不馴れさから必要のないところでミリアム本体を使ってしまい、敗北した試合があった。現在は3枚採用であり、減らすつもりもないが何故RAGE前にあれほど不自由さを感じたか今ではわからない。本体でのリーサルも思った以上に多く、強い動きではないが無理やり消滅ケアもできるためランクマッチであれば3枚推奨である。AFミラーであて先を作らない為、ララミア疾走からミリアムアクセラを使いから盤面でターンを返すなど器用な動きができる。ランクマッチでは特に、パラダイムシフトを出来るだけ多く回収することが本当に重要である。

・終末の番人・スピネ

ファクトリー下でのアクセラレートは無条件でパラダイムシフトのコストがすべて1下がる。本体も2種類稼ぎながら、集めたパラダイムシフトを消費せずにエッジアーティファクトやプロテクトアーティファクトを出せる点が非常に強力である。3枚確定。

・アーティファクトシップ

先3で使うのが一番強い。が、ロボティクスアナライズやロボティクス技師の方が顔打点的には得をするので、選択肢がある場合には考えてから使う。ファクトリーがおけていない、破壊された状況では本体のスペックの高さに何度も助けられた。3枚確定。

・始原の竜・バハムート

採用枚数が最近わからなくなってきているカード。感覚として、3枚採用だと大体引ける。2枚だと結構引けないことがある。不採用だとミラーできついな、と感じた。ただ、面で戦うこと自体が強かったりブリッツAF3枚以上を単体で走らせることができれば、思った以上に圧がかかるのでランクマッチであれば不採用もあり。ランクマッチで先攻引いて負けるとき、バハムートやミリアムばかりが揃い、パラダイムを集められないことはおろか、最低限のテンポすら取れずに負けてしまうパターンがあげられる。最大出力は下がるものの、こういった事故が減る為最低出力が上がり、バハムートに囚われなくてよくなるのでランクマッチで勝率を追い求めるのであればバハムート0枚で試行回数を重ねてもいいかもしれない。

・ギガスファクトリー

令和の加速解放(?)3枚確定。これを使うためにローテAFをやっているといってもいい。本体はほぼ使わないが耐えて勝つプランを選ぶときにエッジファクトリーが頭の片隅にあると良い。対庭園では運命への反逆を使えば、ティシポネーファクトリーでOTK水準の打点が出るらしい。


2.主なリーサル手段、点数表

DOVAFネメシスで真っ先に思い浮かべるリーサルといえば、ブリッツAFを4枚疾走させた後にアクセラバハムートで自壊、疾走分の8点+ラストワード2点×4にそれぞれバハムートの+1効果がかかる20点OTKだろう。


★ブリッツOTK

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基本的にこれを目指してプレイしてプレイします。ミリアムやララミアでのリサール、その他攻めはブリッツOTKを目指している道中でシフトできます。


★ミリアムOTK

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ミリアムはパラダイムが1枚4点になるカードです。ネクロ対面ではミリアムを使うことが多い気がします。ギガスファクトリーを置けていない時にも手札のミリアムを使ったプランを考えておくと良いことが多いです。

パラダイムシフト5枚とミリアムがあれば20点出ます。


また、ほとんどありませんがミリアム進化、ブリッツアーティファクト(相手リーダーへ攻撃)、バハムートの順でプレイするとブリッツAF1枚につき8点になります。


★ブリッツミリアムバハムート(24点)

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※ミリアムの効果3点が発動する前にぴにゃこら太の体力が0以下になったのでミリアムの最後の3点が発動されていませんが実際には24点出ています。

招来の大天使に進化を切られることがある対面では意識しておくといいかもしれません。

・ララミア疾走プラン

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6PP余らせて進化するとララミアが破壊されたAFの種類+4点で疾走してくれます。6種類でちょうど10点なので、そこから差し引きして考えるとわかりやすいと思います。


・点数表

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ブリッツ2枚→バハムートで10点、ブリッツ3枚→バハムート→ブリッツ進化顔で20点は頻出です。細かいことはわざわざ覚えなくても回していれば慣れます。


3.対面ごとのマリガンや対局感


マリガン共通 ※()内は被った際のキープ枚数

先後共通:ロボティクスユーザー(3)、アーティファクトシップ(1)、アーティファクトの同調(2)、同調+チューナー、スピネ+チューナー


★ラストワードネクロマンサー

相性:五分

先攻:共通、ギガスファクトリー、機構の技師

後攻:共通


かなりの先攻有利であり、先攻5ターン目に体勢が決まることが多い。


ネメシス側は相手の先攻5ターン目にナイトメアイーターを5面並べられてしまうと解決札がバハムートのみであり、たとえ3~4面にとどまったとしても決死のギガスファクトリーを置いた返しにセレスト・マグナで何も出来なくなってしまう。

ファクトリーを置かずに進化フォロワーなどで盤面処理をしていると、リソースと盤面力で相手が上回ってしまい処理にパラダイムを切らざるを得なくなりジリ貧になるのが定例パターンだ。


対して先攻を取った場合には5ターン目に置いたファクトリーに対しての強い回答札がないことがほとんどなため、6ターン目に1~4ターン目で貯めたパラダイムシフトを強く使うことが出来る。上振れれば6か7にOTK、普通程度の回りであってもファクトリーさえ置ければネクロマンサー側の盤面に困ってしまうということはほとんどない。

大抵の試合でこのような展開になるため、五分としている。


★AFネメシスミラー

先攻:共通、機構の技師、他2枚がキープ対象の場合にアームメカニック

後攻:共通、機構の技師、ロボティクスユーザーがあればジャスパー

対ネクロマンサーに匹敵するほどの先攻有利。先攻が123と動き、その後も順当にプレイ出来れば先攻が勝つ。後攻を取った時点で先攻側がどこか欠損していないと勝てないので、割り切りが必要。


★乗り物ドラゴン

先攻:共通、機構の技師

後攻:共通、機構の技師、パラダイム生成+ジャスパー


先攻はテンポよくプレイし、ギルヴァを置かれる前にギガスファクトリーが置ければ勝ち。後攻を引くと後4の返しにギルヴァが飛んでくることが多かったりで厳しい。

後4で出来る現実的なギルヴァケアとして

・ミスティックAFを複数面並べる(シップ2枚or後3シップ+チューナー)

・ジャスパー(進化なしでもケアはできる)

が挙げられる。そのため、明確に肉球<ジャスパーだと考えている。処理能力自体は肉球の方が高く刺さることもあるが、託宣レイジなどとプレイされた際にあて先がなくマリガンキープした肉球がプレイ出来ないなどの裏目もあるためライドラ対面において評価を落としている。


★守護ビショップ

先攻:共通、機構の技師

後攻:共通、ロボかシップがあれば技師


堕落の決意やアブディエルでギガスファクトリーを割られやすいので注意が必要。加えてパニッシュメントスナイパーがいるため消滅されても致命的にならないプレイをする必要がある。

例えば手札にパラダイムが0~1枚で盤面に技師がいる場合、テンポムーブできている時でもミリアムアクセラで自壊、あえて下当たりをしてパラダイムシフトを回収するなどがあげられる。

3枚以上パラダイム回収の見込みがあり、次ターン以降の動きが見えない時は技師が消滅されるよりドローが見れないほうが辛いため、盤面のアナライズAFやスピネAFを自壊し確実にドローしたい。

一見すると不利に見えるが、1アンヴェルトから都合よく繋がるような試合や3サリッサが取れないような試合でなければ慣れが必要ではあるが五分程度だと考えている。

意識するポイントは主に

①消滅されても致命傷にならないようにする

②5でギガスファクトリーを置かない。あるとすれば相手が上振れて置くしかない場合、出来れば5面埋まっていてアブディエルが出せない時。

③長期戦をしすぎると開眼者・ウーノの解放奥義を発動されてしまうため、ブリッツOTKが不可能になる。

である。

は上に書いたような手段で対処できる。

に関しては早期にアンヴェルトを割られてしまうと決死のファクトリーを置きたくなるが、ほぼ通らないと思った方が良い。ギガスの破壊手段を持つ相手には7ターン目か8ターン目にファクトリーを置き、同時にAFを5枚程度はプレイするのが基本。

7ファクトリーからそのままOTKを出来れば良いのだが、結構要求値が高い。できない場合は、バハムートに繋がらずとも最低限盤面処理を行った上、可能であればブリッツAF2~4体を顔にぶち込みたい。

重要なのはブリッツで盤面処理を行うのでなく、盤面処理を行った後に顔打点として疾走すること。盤面圧になるのはもちろんのこと、疾走2点+ラストワード2点で4点分になるのが大切なのだ。

ブリッツAFが3面以上並んだ盤面は相手からするとかなり厄介だが、使いたての頃はこの意識がなかったため落とした試合が多かったと今振り返ると思う。

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上の画像は対面がAFネメシスだが、ギガスファクトリーを一方的に置けており、相手の手札状況が悪いのが分かっている為ブリッツAFの押し付けを行った。守護ビショップや進化を軸としたデッキ相手にはこういった立ち回りが有効である場合が多い。

守護ビショ側の上振れムーブに対してはジャスパーより肉球シュートの方が対応しやすいため、守護ビを重く見るのであれば肉球を優先しても良い。


他対面に対しても、大体上に書いたパターンのどれかに当てはまると思います。庭園ドラゴン対面でギガスファクトリーを後から引くと庭園の効果で5コストになるため、結晶打ちできないことには注意。

機構の技師を共通キープにしていないのは、ウィッチ対面や進化ネメシスなどには消滅される可能性が非常に高く持たない方が良いと考えているためです。


4.終わりに

 アーティファクトの同調やロボティクスユーザーが落ち、次弾のレジェンドとゴールドにAF関連がないためしばらく下火になるだろうと予想しています。

ローテAFネメシスがここまで強いのは初めてなのではないでしょうか。今までTier1になった際、3強環境で1番弱い程度の立ち位置であることが多かったのです。(ROG・機械ウィッチ環境、WUP・自然ドラ機械V環境など)

最後のJCGでもAFネメシスが決勝進出数が一番多く、自信をもってTier1といえる人におすすめできるデッキでした。

寝る前に公開したかったので急ぎましたが、書き足りないことがありそうなので多分もう少し記事に肉付けをします。記事の細かい添削・構成もほぼしていない為、そこも見直したいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。来年の春にまたAFが強くなるのを楽しみにしています。



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