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スクールバスドライバーの仕事とは?メリット・デメリットも紹介


スクールバスのドライバーとは、主に学校や幼稚園、各種スクールなど生徒さんを目的地まで送迎するお仕事です。車の運転がお好きな方にはカンタンなお仕事ですが、勤め先によっては車の運転以外での作業も求めらる場合があります。

この記事では、そんなドライバーさんの仕事内容や就業時間、収入面やメリット・デメリットなどもあわせて紹介していきます。スクールバスのドライバーに興味がある方はぜひ最後まで読んでください。

スクールドライバーって何をするの?

スクールドライバーの業務内容は、目的地へと子供を送迎する仕事です。しかし勤務先や契約形態によって待機時間や勤務スケジュールは異なります。

ここからは、契約形態別に業務内容や待機時間の過ごし方について解説していきます。


直接バスを出して送迎しているとき

スクールバスを学校や幼稚園、各種スクールなどが自家用車(白ナンバー)として運行するときは、その勤務先の雇用体系によって1日の仕事内容が決められます。

スクールバスは、登下校時に目的地へ送迎することが主なお仕事ですが、待機時間にバスの運転以外の仕事も任されることがあるので、確認しておくことが大事です。

また、待機時間の過ごし方は、通常は勤務先の待機室(詰所的な部屋)で自由に過ごしていいようになってますが、待機室が設けられていないところは、自宅で待機時間を過ごすところもあります。

送迎をバス会社へ委託しているとき

このようなときはバス会社(緑ナンバー)の勤務体系となります。バス会社の社員として働くことになるので、収入や待遇面で安定性があり運転以外の仕事はあまりないようです。


二種免許証を持っていたほうがいい

スクールバスを運転するには、二種免許証を持っていたほうがいいです。営業用の緑ナンバーで送迎する時には二種免許証が必要ですが、自家用車(白ナンバー)で送迎するときには必要ありません。

ですが、バスを運営している会社は専門的な知識と技術を持っているプロのドライバー(二種免許証を持った方)を優先的に採用している傾向がみられます。二種免許証は持っていたほうが就職に有利だといえるでしょう。


スクールドライバーのメリット

スクールドライバーの仕事はスケジュールが決まっているので、生活のリズムがつくりやすいというメリットがあります。ここからはスクールドライバーとして働くメリットを3つ紹介していきます。

仕事の時間が決まっている

バスの運行時間は、1日のスケジュールが時間によって決められてます。これが1月間ハッキリと決められてるので、生活のリズムがとても良くなります。

人とのふれあいが楽しい

スクールドライバーの仕事は、町の路線バスとはことなり、おなじ生徒さんを乗せるので、ふれあう機会がとても多いです。生徒さんと話したり、仲良くなったりとふれあうのが楽しい仕事なので、運転が好きで、ふれあうのが楽しい方にはいい仕事といえます。

長く働くことができる

スクールドライバーの仕事は、免許証の更新ができて健康であれば、長く働くことができます。ベテランのドライバーさんは信頼も厚く、経験豊富とも評価されて長年勤められるのと、仕事にあった収入もいただけるのでとても良い仕事です。

スクールドライバーのデメリット


比較的にいいイメージを持たれるスクールドライバーの仕事ですが、やはりデメリットと思えるところもあります。ここからはそのデメリットを紹介していきます。

拘束時間が長い

スケジュールが決まっていて残業もほとんどない仕事ですが、拘束時間が長いのが欠点です。拘束時間とは、仕事開始から終わりまでのトータル時間ですが、あいだに待機時間が含まれるので拘束時間が長くなってしまいます。

例えば、学校や幼稚園では、登校から下校の間が待機時間となるので、基本的に9時~16時の7時間ほどが待機時間となます。実走時間と含めるとおおむね10時間は拘束されていることになります。

しかし、暦通りの勤務と春・夏・冬休みなどもあるので、肉体的には楽なほうだと思います。

意外と多いクレーム

看板の入っているバスを運転していると、本来であれば優先して道をゆずってくれてもいいのですが、逆にクレームを言いやすいところもあるのが現実です。そのような運転をしていなくても、「スピードを出してる」や「割り込みされた」などと、電話されるクレームが多いみたいです。

多くの人をのせているために、気をはって安全運転に勤めていて、精神的に疲れる仕事に加えて、クレームなどの対応にも注意しなくてはならないので、ストレスを感じるところもあるようです。


スクールドライバーに向いている人


ここからは、このお仕事に向いている人を具体的に紹介していきます。

運転と車が好きな人

やはり運転と車が好きな人が最適ですね。ここまでに紹介した仕事内容以外にも、点検やカンタンな整備もやらなくてはいけません。1日の日常点検にてタイヤ周りの確認や、ボンネットをあけてオイルやベルトの貼り具合などもチェックしたり、洗車やワックスかけなどもありますので、車が好きな人は向いていると思います。

気をつかうのが苦手な人

運転をするなかでは、そんなにコミュニケーションをとる必要はありません。気を使わずに自分のペースで仕事ができるので、集中して仕事がしたい人には向いていると思います。

スクールドライバーに向いていない人


こんな人は向いていないと言い切ることはできませんが、ふさわしくないだろうと思う部分を紹介しておきます。

気性が荒い人

多くの人をのせて運転するので、必ず安全運転と思いやり運転は必須です。運転の技術よりもこころ構えが大事になる仕事ですので、あえて言うなら不向きだと思います。

お人柄

バスの運転をしていると、子供だけではなくそのご両親や地域の方からも見られています。フロント窓越しに見られている運転手さんは、雇う側にとっても慕われる人であってほしいと思われています。ですから人柄は大切な事になりますね。

まとめ

スクールドライバーの仕事はただ目的地まで運ぶだけの単純なことではなく、巣立っていく生徒さんや一人ひとりの成長の一役を担うことができます。また生徒さん達から慕われるやりがいのある仕事です。

近年問題となっている登下校の事故多発や統廃合などの影響で、スクールドライバーの需要は今後多くなるでしょう。この記事を読んで興味を持った人は、ぜひスクールドライバーを目指してみてください。

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