ふう☆365日思うこと

京都在住。 内向型。直感型。感情型。判断型。 穏やかなのに頑固。人見知りなのに人が好き。法則性を見出すために情報収集しがち。

ふう☆365日思うこと

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最近の記事

自転車が速くなるための僕の秘策

これは私の息子の物語だ。 * 中学生になった僕は遊びに行く範囲も広くなった。 今日は友達と少し遠出して山の裏手の溜池に釣りに行く日だ。 池から自転車で50分ほどかかる。 少し遠くてだるいなと僕は思った。 早くつける方法はないかな。 そうだ。もっと自転車のスピードを速くすればいいんだ。 そう思った僕はいいことを思いついた。 僕は自転車のタイヤの空気を前も後ろもパンパンになるまでいれた。 これで30分くらいでつけるかもしれない。 さあ、準備万端だ。 自転車にまたがり、僕は必死にこ

    • 自分のこと嫌いだった過去の自分に伝えたいこと

      数年前まで自分のことが 大のつくほど嫌いだった。 喉から手が出るほど 「すぐに結果が出る自分を好きになる方法」 が手に入れたかった。 でも最近「私って実は素晴らしい」って 思えるようになってから分かったことがある。 それはすぐには結果は出ないということ。 1日では嫌いが好きには変わらなかったということ。 でも気づいたら変わってたということ。 方法はとても簡単なことだった。 『自分の好き嫌いを理解する』という簡単な方法。 自分が何が嫌いで何が好きか ただただそれを理

      • 怖いはGOはやっぱりできる時にやろう

        https://note.com/yeey_inc/n/ne52d69509533?sub_rt=share_pw たまたま読んだ記事にこんなことが書かれてあった。 「❸組織文化を高め、生産性を上げるために一番大事なこと」は 「自分は社会に変化をもたらすことができる重要な存在である」という認識なんだそう。 私は記事に書かれている7つの文章を声に出して読んでみた。 するとどうだろう。 7つの文章を私の脳が信じてくれて、 今まで怖くて踏み出せなかった1歩が踏み出せた。 1

        • 選択権

          今日、前から男の子がニヤニヤしながら歩いてきた。 思い出し笑いしてる様子だった。 通り過ぎた時こっちも思わずニヤニヤしてしまった。 そういうの伝染する。 でもそれって人から簡単に影響を受けてしまうってことだ。 これはちょっと意識しておきたいところだ。 人から影響を受けるも受けないも 自分で選択できるということいつも意識しておきたい。 私たちはそのことをすぐに忘れてしまって 売り言葉に買い言葉なんてよくやってしまう過ちである。

          天使と悪魔の論争

          最近、そこやかしこで天使と悪魔の戦いが目につくようになった。 今まではただただ傍観者で脳内お花畑だったから 気づかなかっただけなのか。 最近のSNS普及により善も悪も見れるようになったから 気づくようになったのか。 どっちが天使でどっちが悪魔なんか分からないって言うけど 確かにそうかもしれないが、そうでもないんじゃないかとも思ったりする。 みんながやりたいことをやって調和する世界の実現なんて可能なのか。 悪を消そうとする精神がもうすでに悪なのか。 考えても考えても分

          トロッコ

           芥川龍之介の『トロッコ』という短編小説が好きです。 彼の小説の好きなところは、情景がありありと想像できるところです。 没入感がすごすぎるのです。 主人公として小説の中で生かされてしまうのです。 (以下、少しネタバレになります。気になる方は青空文庫のリンクから読んでみてください。数分で読めます) その中でもトロッコは8歳の主人公「良平」を体験したあと、26歳の良平までも体験できるのです。もう本当にすごいのです。いつかこの読後感を表現できるよう研鑽したいと思います。 *

          火事場のくそ力

           数年前、文章講座に通っていたことがある。  全6回の講座だ。講座1回目の終了時に、次回までに「コラムを書いてくるように」との宿題が出た。私は次の講座が開催されるまでの2週間の間、書いては消し、書いては消しを繰り返した。あげく、結局は何も書けていない状態で当日の朝を迎えた。コラムを書き上げる最後のチャンスは、教室までの道中2時間ほどのバスの中だけとなった。  バスに乗り込むと私はさっそくスマホを取り出し、夏休み最後の日に駆け込みでする宿題のごとく焦りながら臨んだ。やっとの思い

          ラーメン食べたい欲の正体

           朝起きてからゴロゴロしつつユーチューブを見てたら、ふとラーメンが食べたくなった。そしてあの濃厚な茶色いスープをすすった瞬間の何とも言えない喜びを思い出し、私はいてもたってもいられなくなった。「ラーメンを買いに行こう。」顔も洗わず化粧もせず着替えてすぐさま家を出た。何のラーメンにしようか。濃厚豚骨ラーメンか、はたまた出汁のきいた魚介ラーメンか。いや今の気分は濃厚豚骨だ。もやしを入れてネギも入れて半熟のゆで卵も入れよう。想像してるだけでよだれが出る。  ひとしきりイメージし楽し

          ラーメン食べたい欲の正体

          怖いはGOすべき?

           「怖いはGO!」なんてことをよく聞くのだが、本当にそうなんだろうか。私は最近、怖くない方を行く方が正解なんじゃないかと思う。怖い方は「今はそっちじゃないよ」の明らかなサインなんじゃないかとさえ思うのだ。  例えばこういう例を考えてみてほしい。登りたい山があるとしよう。目指すは頂上。ふもとから頂上への道は二つあり、ひとつは険しく困難も多そうだが、距離的には近そうで、なんだか自分が成長できそうな道だ。もうひとつは、ゆるやかで道幅も広いが、道のりは途方もなく長そうに見える。そして

          私の中の小さな女の子

          「きっしよ」斜め前のデスクから聞こえてきた同僚の声。その言葉は私に向けられている。 「えっ、何が」そう思ったが、理由は聞けなかった。私は悲しくなった。アイスコーヒーをすすって飲んでいた音が気持ち悪い音だったのかな。あー、なんで音を立てずに飲まなかったんだろう。私は私のコーヒーの飲み方が悪かったのだと私を責めた。そして私は小さい頃の自分を思い出した。父親が怒らないように細心の注意を払っている小さな女の子がそこにいた。父は怒ると母や姉に手をあげた。私はそれがとても怖くて、父が怒ら

          私の中の小さな女の子

          年越しそばを食べたら、新たな自分で生きられる説

          大晦日。 毎年、年越しそばを食べる。理由は考えたこともない。イベントごととして紅白歌合戦とセットというだけだ。今年も早かったとか、今年も頑張ったなとか、そうやって一年を振り返る。 しかし今年は娘が聞いてきた。年越しそばってなんで食べるか知ってる? ん?知らんな。 おそばって切れやすいだろ?今年の悪縁をスパッと切るためなんやって。諸説ありやけどな。 私は一瞬、良縁も切られてしまうではないかと思ったが、それだけ今年とは違う新しい自分になれるのかもしれないなと、新たな年に

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          嫌いっていったら、好きっていう世界

          遊ぼうっていったら、 遊ぼうっていう もう遊ばないっていったら、 もう遊ばないっていう  金子みすゞの「こだまでしょうか」を知っているだろうか。  人間というものを端的に示していて、それとなく批判していて、でもどことなくそれを許している、そんな感覚のする詩だ。  例えば人から嫌いって言われたら、どう返すだろうか。なんて失礼な!と言うか、それとも悲しくて何も言えなくなるか、知り合いと一緒にその人を批判するか。金子みすゞが表現したように、嫌いには嫌いで返すことの方が多いの

          嫌いっていったら、好きっていう世界

          宝箱

          少し疲れた時は宝箱を眺めるといい。 宝箱に何も入っていない時は、ゆっくりと丁寧に入れていくところからだ。 幸せそうな子どもの笑顔。 愛犬の優しい瞳。 お気に入りの猫のハンカチ。 大好きな色、エメラルドグリーンの長靴。 ダズビーさんの歌声。 ギターのきしむ音。 頬にふれる風。 不意に匂ってくる金木犀の甘い香り。 ケチャップたっぷりのナポリタン。 いちごのタルト。 映画「グリーンブック」。 眺めていると、 集めていると、 私の世界は私の大好きなもので

          映画「グリーンブック」を観て☆人が映画を観る理由

           私が映画を観る理由。それはこれといった趣味がないからである。無趣味がゆえに映画を観ることに幾ばくかの期待がある。いつしか運命的な映画に出会って、映画にはまり、熱狂的に映画を語り始めるという期待だ。多分何か本当に好きと思えるものが欲しいのである。俳優の斎藤工さんは映画のことを語り出したら止まらないらしく、そういう風に何かを本気で好きになってみたいのである。  そんな斎藤工さんがおすすめしていた映画が「グリーンブック」。とりあえずアマゾンプライムで検索したのが数ヶ月前。当時は月

          映画「グリーンブック」を観て☆人が映画を観る理由

          言葉の選択☆その人が見ているもの

           「犬の笑顔」と言われてどんなものか想像できるだろうか。なんとか想像できるような想像できないような。確かに犬は全般的に優しそうな雰囲気を醸し出しているから、笑いそうといえば笑いそうな感じもするわけで、猫の笑顔より想像はしやすそうである。  何を思って犬の笑顔を想像しているかというと、娘の今日あった話の中にこの言葉が出てきたからである。娘曰く、バイトに向かう道すがら病院の前に大きな白い犬がつながれて座っていたというのだ。犬は非常に大きく、犬の頭のてっぺんは身長153センチの娘

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          てんとう虫のヘルメット

           梅雨まっただなか。それなのに今日も太陽が照りつけてくる。まだまだ夏本番とはいかないがモワッとした暑さと日差しが、昨日から気分の上がらない私の精神をさらに萎えさせた。お昼のお弁当を食べるため公園に来た私は、日陰を確保できず太陽に焼かれながら食べた。暑いなあ、もう帰ろうかなあ。いつもは心地よい木々の緑や頬に当たる風も、私の中をぐるぐる回る思考と暑さには勝てないようだった。  帰り道、気分が上がらなかったことに落ち込みながら、アスファルトの黒を見つつ歩いた。公園の出口が近づいて

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