見出し画像

桐竹勘十郎さんが京都文教大学でやったオープン講演から妄想したこと

桐竹勘十郎さんが京都文教大学で講演を行ったという記事。

桐竹勘十郎さんは京都文教大学の客員教授で、この講演は講義ではなく、同大学臨床物語学研究センターの主催でオープンで行われたもののようです。

京都文教大学の学生さんは人間国宝の講義を受けられるのかぁ、良いなぁと思ったんですが、いや、待てよ。

主催の臨床物語学研究センターってなんだ?

サイトの説明を読んでもよくわからん(笑)。

まあ、桐竹勘十郎さんおよびその背景としての文楽人形浄瑠璃を客観的に、すなわち外部からの視点で研究材料とするのではないか、というぐらいの想像はできそうです。

そもそも桐竹勘十郎さんは2013年から京都文教大学で客員教授をやっているんだけど、なんの講義を受け持っているのか?

人間国宝の講演と実演に接する機会があるというのはうらやましいことなんだけれど、学生たちが少しでも文楽に触れて、その成果を発表できる機会などは生まれない状況なのか?

なんとなく、お客さん的な桐竹勘十郎さんの扱いに、いろいろな疑問が湧いてきてしまったニュースでした。

私も桐竹勘十郎さんのワークショップを受講したことがあるのですが、とてもわかりやすく、実演も見事だったことをよく覚えています。

京都文教大学で実習の単位を取ると、国立文楽劇場の研修生に推薦してくれる枠がある、なんていうのがあったりすると、おもしろいのになぁと妄想が膨らんでしまったニュースでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?