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2024/01/05のJAZZ掲示板

ジャズ関連の情報を拾ってコメントを付けて貼るという、いわゆる“ニュース・キュレーション”のジャズ版としてトライしています。他人様の記事を取り上げてアレコレとコメントを加えるのは「余計なお世話」と捉える向きもあるかもしれませんが、少しでもジャズの情報を多く&広く届けたいという目的のため。それだけに、コメントは独善的にならないように気をつけて、記事にも記事を書いた人にもプラスになれるように気をつけて臨みたいと思っています。


ヴィジェイ・アイヤー・トリオECM2作目『コンパッション』2月リリース

ピアニスト/コンポーザーのヴィジェイ・アイヤーが結成したトリオのECM2作目が2月にリリースされます。

ヴィジェイ・アイヤーのECMリーダー作は8枚目。今回のアルバム・タイトル“Compassion”とは“思いやり”という意味で、ビル・エヴァンスから大きく変化したジャズのピアノ・トリオにおける“インタープレイ”という概念をさらにブラッシュアップさせてくれるのではないか、という機会感が高まります。

『コンパッション』
2024年2月2日世界同時発売
品番:UCCE-1204
https://Vijay-Iyer.lnk.to/CompassionPR

(収録曲)
1. コンパッション Compassion (Vijay Iyer)
2. アーチ Arch (Vijay Iyer)
3. オーヴァージョイド Overjoyed (Stevie Wonder)
4. マエルストロム Maelstrom (Vijay Iyer)
5. プレリュード:オリソン Prelude: Orison (Vijay Iyer)
6. テンペスト Tempest (Vijay Iyer)
7. パネジリック Panegyric (Vijay Iyer)
8. ノナー Nonaah (Roscoe Mitchell)
9. ホエア・アイ・アム Where I Am (Vijay Iyer)
10. ゴーストゥルメンタル Ghostrumental
11. イット・ゴーズ It Goes (Vijay Iyer)
12. フリー・スピリッツ / ドラマーズ・ソング Free Spirits / Drummer’s Song (John Stubblefield / Geri Allen)

〈パーソネル〉
ヴィジェイ・アイヤー(p) リンダ・メイ・ハン・オー(double-b) タイショーン・ソーリー(ds)
★2022年5月、ニューヨーク、オクテイヴン・オーディオにて録音


アンリメ  「Christmas Song II (feat. HIMI)」イメージ

Answer to Remember デジタル・シングル 2週連続リリース

みんな大好き(←流行りに乗って使ってみましたww)石若駿さんが“ホームというべき音楽基地”としているAnswer to Remember(通称:アンリメ)による待望のセカンド・アルバムが2024年春に発売されることが発表されました。

その前触れとして、ティーザー・シングルが2曲、リリースされています。

12/6 配信 「Answer to Remember Theme」
作曲:石若 駿
石若 駿(ds)
MELRAW(as) 中島朱葉(as)
佐瀬悠輔(tp) 馬場智章(ts)
若井優也(p) 海堀弘太(synth)
Marty Holoubek(b)

12/13 配信 「Christmas Song II (feat. HIMI)」
作詞・作曲:石若駿
石若 駿(ds, el-p, synth, programing)
HIMI(vo)
若井優也(p, synth) Marty Holoubek(b)
佐瀬悠輔(tp) MELRAW(as)
西田修大(ac-g)


綾戸智恵が高砂高校ジャズバンド部と共演

11月25日に兵庫・高砂市の高砂高校で創立100周年の記念式典が行なわれ、ジャズシンガーの綾戸智恵さんがゲストで登場して、ジャズバンド部BFJOと共演したというニュースです。

BFJOは創部50周年を迎え、綾戸智恵さんとは10年前から共演しているそうです。

高砂高校って元々は女子校だったんですね。


松田聖子『SEIKO JAZZ 3』リリース

歌手の松田聖子さんが新作を発表、それがジャズ・シリーズの3作目というニュースです。

発売は2024年2月14日のバレンタインデーで、2年4ヵ月ぶりの新作となります。

今回もリリース元はジャズの名門“ヴァーヴ”から。

プロデューサーにネイザン・イーストさんを迎え、目玉は〈赤いスイートピー〉でのケニー・Gとの共演のほか、カヴァーもいろいろある模様。


映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』監督インタヴュー

ARBAN掲載の映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』を撮ったエリアン・アンリ監督インタヴュー記事が良かったので紹介します。

この映画、ボクも観たのですが、いろいろと大人の事情が溢れているという意味での問題作で、よく上映にこぎ着けられたなあというのが正直な感想でした。

他誌のインタヴュー記事ではその辺がかなり曖昧になっていて、ちゃんと観ていないのか、これまた大人の事情でぼかさざるをえないのかというものばかりだったのでなんだかなあと思っていたところ、村井康司さんの斬り込みが鋭いこの記事を読んで、流石だと思った次第。

映画のほうは、いつの日か問題が解決してロイ・ハーグローヴのラスト・ライヴがキチンと再現できる完全版となれば、ロイ・ハーグローヴへの評価と1990年代以降のジャズを再考させるに足る傑作になると思っています。


有安杏果が2月にBillboard Liveでジャズ・ツアー

2024年2月にジャズ仕様のBillboard Liveツアーを行なうという、元ももいろクローバーZの有安杏果さんへのインタヴュー記事です。

好きなジャズ・シンガーとして名前があがっているのが、エラ・フィッツジェラルドとニッキー・ヤノフスキーだとか。

ニッキー・ヤノフスキーとはまたシブいところを攻めてきますねwww。

ステージでは大林武司さんがバックアップするそうなので、有安杏果さんきっかけでジャズの裾野が広がったりするのかなあ。。。


日本の“ジャズ喫茶”を世界に発信するTokyo Jazz Jointsプロジェクト

日本ではその存在が絶滅危惧されている一方で、海外ではムーヴメントを巻き起こしているという“ジャズ喫茶”をテーマにした記事です。

元記事が香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」というところもおもしろいですね。

世界的ムーヴメントのきっかけとなっているのが『Tokyo Jazz Joints』というプロジェクトで、北アイルランド出身のフィリップ・アーニールさんと、ポータルサイト「東京ジャズ・サイト」を運営する米国人のジェームス・キャッチポールさんが東京・蒲田の“直立猿人”を訪ねるところからスタートし、2年半で、168軒を制覇。その成果は本の出版にとどまらず、11万人のリスナーを獲得するポッドキャストへと引き継がれているそうです。

ジャズ喫茶を「世界中のシニカルなジャズ愛好家をも驚かせ、興奮させるサブカルチャー」と定義して、世界へ発信するに足るものと考えているところが胸アツwww。


上原ひろみの半生を辿る

CREA WEBの上原ひろみさんを総括的に捉えた神館和典さんの記事。

オスカー・ピーターソン、チック・コリアというジャズ・ピアノの系譜に焦点を当てると、考えさせられることが多い、刺激的な内容でした。


矢野沙織デビュー20周年記念作を語る

こちらはSPICE掲載の矢野沙織さんのインタヴュー記事。

新作のデビュー20周年記念アルバム『The Golden Dawn』についていろいろとおもしろい角度から切り込んで、彼女の“言葉”を引き出している読み応えのある記事になってます。


オスカー・ピーターソンの伝記映画予告編解禁

2月2日から公開されるドキュメンタリー映画『オスカー・ピーターソン』の予告編解禁のニュースです。


本日はここまで。
本年もよろしくお願いします。

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