2023/09/15のJAZZ掲示板
ネットで拾ったジャズ関連のニュースをコメントしながら貼っておきます。
川上さとみトリオ、ダイレクトカッティングレコーディング実施
川上さとみさんがトリオでダイレクトカッティングによるレコーディングを実施。
その模様は生配信され、1週間ほど公開されています。
実は私もこの場に立ち会い、この記事の原稿を担当しています。
川上さとみさんのダイナミクスをふんだんに感じさせるプレイが、歴史あるダイレクトカッティングレコーディングで収録されるという歴史的な場面を、共有してみてください。
H ZETTRIOのもろもろの節目記念に期待高まる
H ZETTRIOが10周年、連続新作発表も60ヵ月と、いろいろと節目が重なっているということを伝える不思議なニュースリリース。
型破りな活動を続けて次々と打ち出しているバンドなので、まだまだ目が離せません。
ペパーランドの歴史が物語る音楽を提供するという矜持
親方岡山の老舗ライブハウス「ペパーランド」のオーナー・能勢伊勢雄さんを取材した濃厚な記事。
“修行場”としての役割を果たしてきたかつてのライブハウスの在り方が残っているハコだということが伝わってきます。
一方で、在り方自体を考え直さなければならない時期に来ている(もしくは過ぎている)かもしれないことを、読み取らなければならないのではないか、と思うのです。
JASRACが配信と楽曲情報の共有・交換プラットフォーム「GDSDX」をリリース
JASRACはDXを進めて、著作権料の徴収と分配も大きく変わろうとしているようです。
このニュースは、世界規模の動画・音楽の配信サービスのコンテンツ情報を紐づけようという試み。
確かに、配信サービスにおける著作権管理は国境の概念がないわけで、それを想定したシステム構築が急がれるわけです。
Japan cnetの記事の図版がわかりやすいですね。
岡田暁生・片山杜秀が語る音楽という「自体の予兆」
戦争と音楽をテーマに、音楽研究と評論の大御所二人がレクチャーをする企画。
ロシアがウクライナに侵攻した状況を第一次大戦になぞらえる意味はあまりないと思いますが、音楽と戦争の関係性は押さえておきたいところ。
言及されていませんが、ベートーヴェンだって軍事的エピソードをネタに曲を書いてますし。
21世紀の現在、音楽的な影響ではなく、記事でも取り上げているゲルギエフやクルレンツィスの件のようなゴシップしか見当たらないというのも寂しい話。
ピエロであったとしても芸術的な結果を残したショスタコーヴィチのような例を探してみたいという気になりました。
本日は以上。
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