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苦手なスマホで書きました

私はデバイスによって、言葉への向き合い方が変わってしまいます。とくに、スマホは苦手です。

大学生の頃、スマホでレポートを書く友人のことを、頭おかしいな(ド失礼)と思っていました。私は、目的を持って文章を書く時、スマホを無意識にですが、避けています。
現役の大学生でも、レポート書くときはスマホ派・パソコン派、分かれるみたいだから、単に世代ではなく、人によるんだろうな。
同じようなことが、オンラインでの買い物なんかにも当てはまる気がしています。パソコンで読めば見落とさない商品説明を、スマホだと落としてしまったり。これも、すごく人による。

分断のはなし

この性向の違いを考えたとき、その人が、どんなふうに、そのデバイスに向き合ってきたか。その積み重ねが、デバイスに対しての性向として表れている。そう考えると、個人的にはしっくりときます。

きっと、もう少し時間がたったとき、さまざまな用法で携帯端末を使うことに抵抗感がある人は、ぐっと減るのでしょう。パソコンよりスマホに馴染みがある層さえ、あるのですから。ヒト側の順応と同時に、UIUXやデバイスの発展によってより多くのひとにとって易しく、デバイスと人の関わりは進化するのでしょう。

便利であることの価値観が、人それぞれの選択や、環境に委ねられるなかで、分断は世代なんて大まかな言葉で捉えるものではなく、もっとパーソナルに、細かく、生じるんだと思います。
少し気を抜けば、誰かの目線を取りこぼしてしまうというのは、商売人として恐怖しかありません。

置いていかれる感覚って、恐ろしいものなのですね。app storeさえ上手く使えない親を小馬鹿にしていたことを、少し反省しています。優しくしよ。

変化の途上にあるこの時代に、若い世代と呼んでもらえることを、好機にしたいものです。

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