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#大津クオリティ

大津という町に暮らしてみて初めて気づいたこと。(1)県庁所在地なのにとってもさびれ・・閑静(笑)(2)人が本当にやさしい(3)個人経営のお店が多いそしてとってもレベルが高い(4)実は食がとても豊か(5)自然を毎日感じることができる・・

まず(1)。面白いくらいに、初めて大津駅に降り立った人は必ず「なんか…県庁所在地なのにすごくさびれてるよね・・」と言います(爆)ウソのような話だけれど、駅に向かう道すがら何度この言葉を耳にしたか。実際わたしも思いましたよ引っ越してきたときは。普段から人の気配があまりない。特に旧市街エリア(と勝手に呼んでいる)の駅からだいたい徒歩15分圏内のエリアは、家の構造上(長屋も多い)なのか、日が落ちると家の明かりも漏れてこない。だからあたりは真っ暗おまけに街灯も少ない。引っ越してきたときは、人とのつながりが想像できなかった。

で、ここから(2)に突入。お世辞とかでなくて、人がほんとにやさしい。想像するに、滋賀にはまだいい意味での田舎具合が残っているのだと思っている。ご近所のおつきあいがまだしっかり残っていて、お店は地域に常連さんを持っていらっしゃる。この土地で根をはって生きていらっしゃる、という言葉が一番ぴんとくる。ともかく人が温かいのだ。他者への感謝や思いやりの気持ちが自然に出てくる。もちろん、付き合いが深くなるとそのご近所づきあいにもいろいろな気苦労があることもわかるし、実はお互いに思っている付き合いの深さが違ったり、田舎アルアルだって存在する。でもすごいなと思うのは、そんなことはもうこの土地で生きるうえでのあたり前だから、そこにギスギス感を感じないところ。

そして(3)。個人でお商売されている方が多いのだけれど、みなさんとてもユニーク。食べるのが好きなワタシにとっては特に食関係のお店には、自分でも気づかないこだわりがあると思っている。美味しさにはいろいろあって、食材や調理がきちんとされていることはプロなら当然として、そのおいしさから人柄がにじみ出ていると本当にうれしくなる。大津にはその人柄を感じさせてくれるお店がたくさん存在して、それがますます私をうれしく小躍りさせてくれるのです。

(4)と(5)はつながっているのだけれど、自然が豊かなので食材が豊か。滋賀といえば、鮒ずしとかクセのある食べ物が取り上げられがちだけれど、米からなにまで美味しい!米のおいしさに目覚めたのは、滋賀に来てからのこと。お気に入りは「秋の詩」。地元の商店街の百ちゃんというところでいつも手に入れるのだけれど、米に含まれている水分量が絶妙なのです。このお米に変えてから、米を食べるときは2杯はいただいている・・・(ヤバス)米以外にも、地場野菜は豊富だし、漬物はおいしいし、和菓子屋さんや花屋さんがたくさんある。これはお寺が多い歴史と土地柄で、これを知るとますます楽しくなる。

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いろいろなことで楽しませてくれて、それでいてかなりレベルの高いこの町で、自分たちが気に入ったことに対して「#大津クオリティ」をつけようという話になりました。わたしたちが「#大津クオリティ」と思う場所や人を紹介できたらないいな、といまもくろんでいます。


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