名古屋に行って来たメモ

もはや書かなくてもいい気はする、けど書いちゃうのは語り損ねたという気持ちの整理の為だけ。ふつふつと湯を沸かすように好きなものについて語り出すと止まらないし、湯を沸かしたいだけなのに水道水を沸騰させればカルキ臭さが自然と抜けるように関係のないことも一緒に考えてしまっては一緒に書いてしまっている。純粋に一つのお題で文章を書くことが難しいのかもしれない。純水にはなれないのでしょうか。通電しないんでしょうか。もはや脱線用の車輪がついてるとしか思えない。

なので、紹介とかレポではなくメモになるのです。いざ執事の館以外の名古屋メモ。

お連れ様と相談して、朝けっこう早い時間にでて朝食を摂ってからの名古屋探索としよう。と決めました。始発がでるくらいの時間に起き、しかし始発に乗るメンタリティもバイタリティもなく、大きな駅に各自で移動して、そこから名古屋までの便に乗るわけです。
好きな作家さんである秀良子センセの朝食レポエッセイで見た、という理由で「コンパル」さんに行くことに決めました。私イチオシ秀良子センセ。店じゃなくそっちかよと言われそうだしセンセの好きなところや好きな本は語り出すとキリがないので次の機会にでも。コンパルのメニューでなにがすごいって、コーヒーがね、凄かったんです。アイスコーヒーを注文しても香りを楽しんでもらうために「氷入った器とホットコーヒー」を出してくる…こんな一手間挟んだアイスコーヒーは初めてみた。昔の器だとよく割れてたんじゃないかとかいらぬ心配しながら眺める私。
ええ頼んだのは私じゃないです。コーヒー飲めませんでね、飲めるようになりたいな~と思い続けて幾世相、なりませんねこれとビールだけは。紅茶は大好きなもんで「苦いものが駄目なのかと思ったら、茶葉の苦味はいけるんかい」と知人にも突っ込まれるんですけどこの違いが分かる方がいたら連絡してください、自分でもどの苦味がいけるか駄目なのか疑問です。
いやーしかし綺麗に氷の上から注がれるホット(アイスコーヒー)。ホットじゃなくなっていく瞬間を見るって、不思議なものです。確かに香りは良かった。苦そうなので飲めないと感じつつ、上品な苦みがしそうな香りを楽しんでいた。いえ自分のじゃないんですけど。

…自分の頼んだものに触れ忘れないうちにメモ。レモネードスカッシュにモーニングセット。ハム卵サンドが美味しかった。ちなみに海老カツの方が有名だったはずですが、加熱した海老は苦手なのでハム卵で正解でした。
好き嫌いは損とは言うけども卵が大好きなのでむしろ得をしているのではないかと思う。パンはサクサクに焼かれた表面が美味しいしキャベツはシャクシャクだし腹もちがいい。トーストなんてしばらく食べていなかった。家で作ると一手間だよなぁと思うのです。
そういえば小倉トーストなるものもあるらしいですが胸焼けしないか心配になる。一生に一度は食べてみたいような気も、友人と分け合う前提で頼みたい気もする。

あと書くことはあるんだけども書いちゃうと日記になるような、ならんような…メモの体裁を保ちつつ紹介するのが技法のような、メモの体裁ってそもそも何ですかという次元のような。
まぁお連れ様と私には共通のDIY趣味があるので雑貨店と日曜大工の店を回ったり眺めたりカフェで休憩したりしただけなんですけども。
教えてもらったお店を書くとなんだか自分の手柄じゃない事を自慢するようになっちゃうのでカインズ以外は書かないんですが、しかしカインズは地元に無いので色々眺めるのが楽しかったですね。ガーデニング用品の並びで鉢とか花とか飾るであろう小物に対し、片っ端から「ここにフィギュアを載せよう」と品評していく怪しい奴らがあの日カインズにいたのです。買えばよかったなと思う台があったのですが通販の方では見つからないもどかしさ。ちなみにカフェでまたもレモネードスカッシュを頼み、お前はレモン大好きかという目線を頂きましたがその通り。レモン好きです。レモンの名産地をめぐりたい。日本でレモンが有名なところを紹介していただきたいし観光で連れまわしていただきたい。名古屋まで地方またいで遊びに来てますってメモの中で書くのなんですけども出不精なので勝手によさげなお店の方角へ歩きだして連れてってくれる靴とか開発されて欲しい。スイカの名産地~ってワードに聞き覚えのある方は同世代です手をつなぎましょう。

で、帰宅した。そして出掛けた。
という執事の館的プロセスを挟んで夕方の町。帰りの新幹線の時間までにできる観光として地下鉄で熱田神宮まで行きました。
ただまぁ時間が遅かったもので、奥の方へ行く道は閉められていて(暗くて危ないから?)行ける範囲で回ってニワトリを眺めて帰りました。常世長鳴鳥…と山岸凉子せんせいが本のタイトルにしてたなぁと思い出す。2羽いましたが庭じゃないからセーフでしょうか。いやセーフもアウトもないけども。
こうしてニワトリを思いながらタイムアップ、名古屋を出る帰路についたのでした。帰りの便での思い出は、乗ってすぐ寝たので一切ありません…隣の人には迷惑をかけてしまった気がします。謝ろうと思ったけど途中で降りたらしく起きたら空席でした。

ちなみにその時間、お連れ様はドームもしくはスタジアムもしくはでっかい何かしらのハコで光るブレード的なものを振ってらっしゃったと思われる。なにせ別行動。帰りはバラバラ。
この2人から1人への変遷はおそらくビーントゥバーみたいな感じです。ある一点を通ったら豆から菓子が出来てるわけです、そんな感じで1人になってるんです途中からは。チョコ関係者に怒られろこの雑なビーントゥバーの使い方。
まあつまり「目的があって名古屋に行くのが決定したから、その時間までの間に帰宅しよう」というコンセプトで誘ってもらった名古屋旅行でした。私は山へ芝刈りに、あちらは公式という川へお布施流しに行ったのでしょう。山じゃなくて神宮だし芝刈っても草生やしても怒られると思いますが。コンサートとか劇とかって楽しそうですが、次元の壁越えた沼は危険って言われたのでまだまだ様子見でいたいです。多分こう書いたら「その通り、楽しいぜ!」と引きずり込んでくる沼の住民が私の周りにはいっぱいいるので王の器を取るまでの周回プレイ者並みに逃げていくぞ私は。旅行メモなのにダークソウルで締めくくるのってどうなんだ。

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