#ランクヘッドとわたし

私と旦那の共通点の一つが、LUNKHEADを好きなことである。
あまりに好きすぎて「もし自分がLUNKHEADのアルバムを作るなら」という仮定でミュージックアプリ内のプレイリストをお互い作り合って遊んだことがある。
12曲で1アルバム、それっぽくなるように曲の並びまで考えるというルールにしたはいいものの、私はどの曲を選べばいいか分からず途方に暮れた。
最初は12曲じゃ足りないし1アルバムでも足りないのでアプリ内で詰めこめるだけの曲を全て詰めこんで「CD2枚組にボーナストラック付けたらこうなった」といってゴリ押ししてやろうかとすら思った。
愛で殴り合う泥沼キャットファイトになってしまって収拾がつかないのでやめた。
しばらくうんうん唸ったのち、愛が芽生えそうなほど好きな曲をピンセットでそっと摘むようにそれぞれ離して配置して、好きが溢れる曲で間を埋めるようにリストを完成させた。
作ったリストを眺めるのもお互いのプレイリスト通りに曲を聴いていくのも楽しかった。宝石を思い思いに散りばめるようなあの楽しさは、機会があればまたやろうと思っている。

さてそんな私が作ったプレイリストにトリとして突っ込んだ曲が「闇を暴け」である。
私がLUNKHEADの曲として初めて聴いた曲であり、自分の中で好きな曲ベスト3に常に入ってるくらい好きな曲である。
オタク趣味の都合上、史実をちょっとかじり新撰組を好きになって、その中でも土方歳三を一番好きになった人間なので「ほほう土方さんがモチーフになってる歌詞なんだな聴いてみよう」ぐらいの気持ちで聴いたら沼だった。ずぶずぶハマった。更にリピートして聴き続けたらスルメだった。6/29のライブでこの曲を一番に聴いた時に私がどんな気持ちになったかは心にとても好きすぎるものを持つすべての人たちにとっては想像に難くないと思う。
神を見たような気持ちになった。
私にとって神格化して信じてもいいほどの価値のあるものが目の前に現れたような気持ちになった。
ずっと好きだったからいつかライブで聴いてみたいと思っていた曲を本当に聴けた時の気持ちというのは、大げさなようだけれどそんな感じだったのだ。

ライブ中、「LUNKHEADは愛されてるんだなぁと思った」って言った時の小高さんの顔があまりにも「本当に今気付きました」みたいな表情だったから、この人ホンット自分に自信ないんだな!と思った。
そんな貴方だから好きなんだとも思った。
これからも多分ずっと、ライブに通い続けるから、LUNKHEADを続けていて欲しい。
終わったって恨まない。LUNKHEADというバンドとして、生きる努力をしてることが分かるから。それを伝えてくれたから。
だけど終わらないでほしいし、それまではずっと会いに行こうと思う。
そう思わせてくれるのは、こんな気持ちにさせてくれるのはLUNKHEADが今まで作って来た音楽の力だ。
もっと今以上に色んな人に、この音楽が届いて欲しいと思う。

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