健康長寿社会の中に確かなポジションを
2016年5月号
健康長寿社会の中に確かなポジションを
2015年のエステティック市場規模は3,563億円。前年度比99.8%だった(矢野経済研究所、今年1月発表)。05年の4,000億円超えをピークにこの数年は3,500億円規模で微増減を繰り返している。その理由について、多くの業界関係者はまず「新しい美容サーピス」や「多機能なホームケア用美容機器」の登場を挙げる。そして、これら美への選択肢の多様化と、最近の度重なる業界内の不祥事が、エステティック離れを促進する結果を招いている。過去の施術と物販の売上構成を遡ってみると、メンズエステや物販強化の傾向が分かる。来店頻度や単価、新規客の減少をカバーするための模索は続いている。成熟期を迎えた日本のエステティック業が、期待し信頼される産業して次のステージに上がるための大事な試練の時期という声もある。それは健康長寿社会にしっかりとした足場を築くことなのかもしれない。
Diet&Beauty5月号
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