OKR Win Session と 自己肯定の話

株式会社iCAREでエンジニアをしているannaと申します。

平日はボルダリング、土日は登山かスノーボードをしている元クラバーです。Twitterは大体山の事しかツイートしてないのでご了承ください。

株式会社iCAREに転職してから先日でちょうど半年になりました。チャレンジの多い半年でしたが、その中でも OKR Win Session というDevelopment部の会で司会をする事になりました。3ヶ月ほど司会をしてきましたが、ずっと考えてきた事があったので振り返ってみます。

これはiCARE Dev Advent Calendar 2022の第2レーン23日目の記事です。

OKR Win Session とは

先代より司会へお誘い頂き、最初はあまり OKR Win Session がどういうものであるか考えた事がありませんでした。キッカケは弊社の新入社員の方がTimesで「Win Sessionって何をする場所なの?」と投稿していた事です。そこでおぎじゅんさんに聞いてみたところ、OKRの一環である事が分かりました。

まずはOKRって何?という話もあると思いますが、目標設定のフレームワークの一つです。クオーターごとないしは半期くらいごとくらいで達成できる目標を決めます。その目標は定量的に測れるものを設定する事が基本です。

その中でWin Sessionの立ち位置ですが、Win Sessionは毎週金曜日に行います。その1週間を振り返り、「進捗」を発表します。
この「進捗」を発表するのがWin Sessionの特徴です。何かを発表する時、「成果物」を見られてしまいがちですが、Win Sessionでは「進捗」を発表するのでその時点で出来上がっている必要はありません。その「進捗」を発表し、お互いに褒め合います。もちろん「成果物」を発表してもOKです。

そして「進捗」が積み重なることでOKRを達成となります。逆に言えばWinが無いと言うことはOKRを達成できないということになりますね。
弊社ではそこまで厳密にWin Sessionを扱ってはいませんが、それくらいの心持ちで参加しても良いのではないかと考えています。

言霊で高める自己肯定感

言霊、と言うと霊的なものを感じますが、言葉には近しい力はあると考えています。完全に比例するとは思いませんが、否定的・肯定的な発言をすればいずれにも偏りやすくなります。
そのため、客観的な事実がどうあれ自分で自分の事を認めてあげれば多少なりとも自己肯定感は上がる、と考えています。

私は承認欲求の強い人間です。元々の自己肯定感の低さから、承認される事を常に求めています。
しかしその欲求とは裏腹に、他者からの承認は自分の望み通りにはなりません。自分が努力したとしても他者に適切にその努力が伝わらなければ承認はされないです。また他者を承認する事は意外と労力が伴うように思います。自身に余裕がなければ他者を承認する事も難しくなる場合があります。
他者からの承認とは不安定なものです。他者の承認に依存していては、承認欲求が完全に満たされる事はないでしょう。

承認欲求の強い人間が確実にその欲求を満たして自己肯定感を高めるには、自分で自分を認めるのが一番手っ取り早いのです。
とは言え、それが最初からできてたら誰も苦労はしません。そうした時に言霊の力を少しだけ信じてみれば良い、と思っています。

まずは自分のやってきた「進捗」を言葉に出す、そして本心からそう思えずともそれを承認してみる。

まずは過去の自分を認める事で、その過去の自分で作り上げられた今の自分自身を肯定できるようになっていく…こともあります。
あとは自分の「進捗」を周りに伝えることで、他者からの自分への評価が適切に行われるようになっていくと思います。人は以外と他者の事が見えているようで見えていません。特に日頃関わりがない方だとその傾向はさらに強いです。他者に努力が伝わらなければ承認はされないと前述しましたが、逆に言えば努力が伝われば承認される可能性も高くなります。

自己承認で高める自己肯定はオススメです。前提として他者からの承認を想定していないので、他者から承認されるととっても嬉しくなれます。

自分を適切に褒める事ができる場所、Win Session

何が言いたいかと言うと、Win Sessionは自分の「進捗」を褒める事ができる場所です。そして他者の「進捗」を褒める場所でもあります。自分で自分を認め、他者からも認められる。
みんながWin Winになれる場所だと感じています。

一般的なWin Sessionでは最後にMVPを決めるのですが、3ヶ月Win Sessionの司会をしてみて、弊社ではMVPは決めなくても良いのでは無いかと思いました。このMVPはモチベーションを上げるためにあるようなのですが、MVPではない人はモチベーションが下がってしまう可能性があります。
それにWinが書けている時点で、もうそれ自体がMVPであると思うのです。

ちなみに自己承認以外にも、Win Sessionで影響を受けたエピソードがあります。
ずっとおざなりにされていた細かい修正を、新入社員の方がバシバシと修正して10個もPRがあった!というWinが書かれていました。私はそれを見て、もっと頑張らなければ!!という思いに駆られてタスクをこなす量が増えた、という事がありました。
他者のWinを知る事で自分のWinに繋げる事ができる。そんな場所でもあります。

Win Sessionは本当に良い事だらけの場所です。ぜひやってみてください!

iCAREではこうした取り組みを行なっています。
興味がある方はカジュアルにお話ししましょ〜。

それでは!

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