メカたま日記Season2 Day134

今日は、座学だから、あんまり書くネタが無いけど、書けるやつと言えば、皆の命を守ってくれる「守護神」とも言える存在。「エアバッグ」かな。実は、エアバッグ、今回触ったのは、ホンダの「歴史」を作った名車「アコード」の物だ。実は皆もご存知の通り、このエアバッグというのは時に、世界を揺るがす大騒動に発展した事もある。それは「タカタゲート(ゲートというのは、英語圏で事件という意味でも使われる。)」と言われるものだ。それは今から13年前に遡るけど、マレーシアやアメリカで、タカタ製エアバッグが原因の死亡事故や、負傷者が出た事が事の発端である。原因は「インフレータ」という、簡単に言っちゃうと、火薬やら何やら色々留めている部分の部品が、エアバッグ展開時に破裂して、その金属片が刺さったりして、ケガや死亡事故になったというものだ。この事件はちょうど、俺が小6~中学卒業するかしないかの頃に、かなりニュースになった。それと同時に「人の命を守る道具は、時として、人の命を奪う凶器に生まれ変わってしまう」というのを初めてニュース越しに目の当たりにした。俺は、過去に三菱がやらかした「超が付く程の大失態」とも言える「リコール隠し」というのを、知ってるか知らないかよく分からない時の人だ。そして、今これを見てる車乗りの人に告げたい。名前を出してしまうが、フィットアリアや、当時生産されたその他諸々のホンダ車や、当時生産された車に乗ってる人は、早急にディーラーへと直行して、「サービスキャンペーン」という無償整備を受けて欲しい!そうしないと、車検は愚か、自分や家族、愛人までの命を危険に晒すことになってしまう!大切な人を守る為にも是非というより、すぐにでもディーラーに直行して、サービスキャンペーンを受けて欲しい!君の勇気あるその行動が、大切な人の命を守るのだから!整備士になろうとしてる、俺からも言わせて欲しいが、もう二度と人が死ぬとこなんて見たくない!寧ろ皆楽しく走って楽しんでる姿を見たい!だから、しつこくてウザイかもしれないけど、早急にディーラーへと駆け込んで、お店の人に「すいません!この車は、タカタエアバッグ搭載車ですか?僕ないし私は、そんなに車に詳しくないので調べてください。もし搭載車なのであれば、交換して欲しいです!」と言えば交換してくれるから!ただ、前もって予約した方がいいよ。一応「礼儀」というのもあるからね。でも分からないなら、近くのディーラーに行ってみてほしい。と言っても、だいたい月曜日と火曜日は、どのディーラーも休みだから、水曜~日曜の間に行く事を強く推奨するよ。だいぶ逸れたけど、それだけヤバい事態にまで発展してるということだ。俺もまさかこの話題を、久方ぶりに聞くとは思っても無かった。実はタカタのエアバッグは「この事件」以前にも色々やったりしていて、すごい時というより、1999年の日本車のエアバッグには、ロケット用の火薬としても知られてる、「アジ化ナトリウム」を使ってたりもしたとか…でも、流石に身体に良いはずなんて無いので、すぐに改良型が出たりもした。だけどこれ作った人、すげぇ天才だなって俺は思う。だって、言い方悪いけど、あの「大きい布切れ」で、人の命を救おうだなんてアイデア、普通は絶対に思い付かんよ。だけど自動車の安全技術は「自動車」というのが生まれてから、120年近い歴史の中で、ものすごいペースで開発されている。例えば、スバルの「アイサイト」も、1989年から開発されていたりしている。1989年と言うと、昭和天皇が崩御したり、時代が「平成」に変わったりと何かと忙しい年だった。そして自動車業界も。当時スバルはガチで死にかけており、「もう良いじゃん!俺ら後ないんだしさ。派手にやって派手に散ってやろうぜ!どうせ死ぬ運命だったんだしさ!」と自らの死期を悟ったかの様な事抜かして、手元にある予算を全額ぶっ込むくらいの勢いで作った名車「レガシィ」を世に送り出したら、これがすごく売れてスバルが、「えぇぇぇぇ!!マジで!?ガチで売れると思わなかったは!よし!これで当分の間は、生き残れそうだ!皆この調子で行くぞ!」と復活したなんていうエピソードも、ちょうどこの頃生まれた。ちなみに俺は、エアバッグの処理方法を2つくらい知っている。1つ目は、至ってシンプルな、「地面に、インフレータから思いっきり叩き付けて爆発させて作動させる。」これは、大変シンプルだけど、ひとつ間違えたらマジで死ぬ可能性があるからオススメ出来ないし、寧ろやらないで欲しい。2つ目は、「ドラム缶にぶっ込んで、通電線伸ばして、電流流して、爆発させて作動させる。」というやり方。こっちの方が、比較的安全かつ、すぐに退避出来るから、とてもオススメである。これ本当は専門業者以外やっちゃいかんのだけど、まずドラム缶を用意して、広い土地に行きます。そして、エアバッグをインフレータから静かに置いてドラム缶を被せる。次に電気を流せる機材があるから、それに繋ぐためのワイヤーを引っ張って来て繋ぐ。そして「エアバッグ展開するぞ!皆離れろ!」と大声で叫んで、皆を退避させて、「行きます!」と言ってスイッチを押して、エアバッグを展開させて終わりと言いたいが、実は火薬が結構な量入ってるから、アツアツ。かと言って水ぶっかけるとか、ガチで辞めてね。化学反応起こしてさらにアツアツになっちゃうから。あとは、回収して持ってくだけだが、これらの作業は、こういう専門業者に任せた方が安全なので、一任させましょう。ちなみにエアバッグは、展開させてしまうと一生処理できないので、上記の方々達に一任させましょう。あの人達も、一日三食ご飯食べたりしないとやってけないので。後はこれ余談なんだけど、世界で初めて3点式シートベルト開発したの何処か知ってる?これ知ってる人は、相当な人よ。実は意外な所が開発したんだ。そう。そのメーカーは「北欧が産んだ、走るレンガ、走る金庫」で有名なボルボ。実は、ボルボとベンツ程、この世の自動車メーカーにおいて、安全に煩いとこないよ。マジで。ボルボは、3点式シートベルトを開発して、ダイムラーベンツは、自動車用エアバッグを開発して特許を取得したが、「これは、俺らが独り占めしていいもんじゃねぇし、するもんでもねぇ!独り占めしたら、返って死人が増え続けちまう。だから、この特許を無償で皆に公開する!どうか皆には、安心して車に乗って欲しいから!そして、皆が笑う顔を見たいから!」と言って、特許を無償で公開した事から、今に至る。そして、車の安全性もそうだ。あのメーカー程、耐久性頑丈な所ないよ。何?すっ転んでも、車の原型留めてるとか?はっきり言ってボルボの耐久性は、良い意味で「イカれてる。」そら、「走るレンガとか金庫」とか言われる訳ですは。ちなみに今の車には「標準装備(当たり前)」の「ABS」を最初に開発したのは、ベンツ。それだけ、安全技術は、日々進化してるのだ。


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