メカたま日記 Season2 Day4~10

出だしからだけど、この日記を書くのをサボってしまった為、今回は一気に書くよ。さて、Day4からは遂に、「ハイブリッドカー」を整備する上で必要な「低電圧特別教育修了証」というのを取得する為の講義を受けた。担当した先生は俺のクラスの担任。ここでは、ハイブリッドカーの種類や構造、さらには工具までも教わった。そして実際の試験も行ったりした。今回は、そんなに難しい事をやった訳ではなかったから、自分でも初めて一発でクリア出来た。今回やったのが「サービスプラグ」というプリウスやインサイト、CR-Zの駆動用バッテリーに着いてるオレンジ色のコネクタである。これは2重ロックになっていてすぐに外れないようになっている。そして、手指消毒を済ませて、担任が「各工程終わり次第報告してください。」という指示の元試験スタート。まずは、絶縁手袋が破損してないかを確かめて「絶縁手袋破損確認完了しました」と報告。その次に「高電圧注意」というプレートをプリウス(ZVW30)の屋根に設置。そして、「高電圧警告プレート設置完了しました。」と報告。そして、本題のサービスプラグの脱着。これには原則があって「脱着は原則自分の利き手でする事」と定められている。何故かと言うと、理由は超簡単。もし絶縁されてたとしても片方の手がボデーとかに接地した瞬間に回路が形成されてしまい感電してしまうからだ。それを防ぐ為にも原則片手でやる事となってるが支えるくらいならボデーに触れない範囲でならokの為慎重に行った。そして2重ロックを「ガッチャン」と解除してサービスプラグを引っこ抜いて「サービスプラグ脱着完了しました。装着します。」と一度先生に手渡すとここで先生はわざと逆向きで渡して来た。どうやら惑わされるかどうかを知りたかったらしい。でもそんな甘っちょろい罠に引っかかる訳ない。こういう時は一度2重ロックのグリップを引いて右側に持って来て正規の位置にし直してから改めて装着して、「サービスプラグ装着完了しました。」と報告して試験は終わった。これでもざっと30秒くらいだった。そもそもの話、人の話聞いてやってるとこ見てればこんなのすぐに出来る。ちなみにこれやる時はエンジン停止後、5分間くらい放置(メーカーにより異なる。ホンダの初代インサイトだと取り説に10~15分くらい放置プレイしろと書いてある。)して完全に放電させてからやるのが鉄則である。こう見えても、俺は「職人の三種の神器」を持っている。その「三種の神器」というのは「ガス・アーク・グラインダー」の免許である。これさえあれば一応食うには困らない。こんな事を今日までやっていた。


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