メカたま日記(Day5)

今日のメカたま日記は、基本座学だったので、書くネタが殆ど無いから、ちょっと番外編みたいな感じで緩く行こうかな。まぁ、惚気話全開だけどね。今回は、死ネタが入ってるので、読む時は十分注意の上、十分配慮をして読んで欲しいな。11月。この月は、俺にとって想い入れがある月でもあり、人生が180度変わってしまった月でもある。それは一昨年だったかな。初めて元カノと喧嘩したなんて言うのは。今でも忘れないよ。あの時、元カノが「死のうかな」とか言って、俺の逆鱗に触れたの。普段女の子とかには、キツい口調にならないようにしてるけど、あの時だけは、本当に「いい加減にしろ!!」なんてブチギレた。そして次の日に「ちょっと泣いていい?」なんて言って、顔合わせづらかったけど元カノは優しく慰めてくれたし、喧嘩したその日のうちに俺から「さっきはごめん。言い過ぎた。けど、あそこまで言わないと絶対やりかねないと思って。」と言うと、元カノは「何でそこまでして私の事を。」と言ってきて俺は「それ程俺は君を愛しているということだよ。」と言って、丸く収めたし、そこまで言う理由を聞いてきた、それだけでも嬉しかった。そこから、その次の月に、2回もお互いの体を重ね合うなんて誰が考えた事やらね。そして、俺の人生が、180度変わってしまった月でもある。と言ったが、それは、今から遡る事3年前の出来事だった。俺は、この時高校1年で、波に乗っていて、かなり好調だった。そして事件は、今月の5日に起きた。まず友達が「トイレに行ってきます」と、授業中にトイレに行き、帰ってくると先生も思っていたその時だった。突然何処からか「バタンッ!!」とデカい音が聞こえた。最初俺は、「誰か、会議とかで使うような長机を倒したのかな。」としか思わなかった。そしたら下から「人が飛び降りたぞ!!」という声が聞こえて、授業は中断。そして先生方が、クラスにすっ飛んで来て「居ない人は?」と聞くと、クラスメイトが「Y君が居ません。多分トイレだと思います。」と言った時に、ちょうど戻って来て驚かれていた。そして、そこからがまさに「修羅場」とも言える状況だった。下の昇降口の方では、先生方達が「カーテンを閉めろ!!」と叫び、更に「早くストレッチャーを!!」と言う叫び声も聞こえた。そして授業中断から1時間37分経過した後に授業は再開した。そして俺と今でも仲良い友達のHはH先生から「九嶋とHちょっと来て。」と言われ、事故が起きた場所まで行き、昇降口へ向かうと、そこには、警察のスーツ着た刑事さんが居た。まず刑事さんは、開口一番「安心して。君は何も悪いことしてないから。」と言われ一安心。そして「転落したI君について何か知ってる事とか普段の様子とか聞かせてもらえるかな」と所謂、事情聴取に応じた。そして俺は、この時、にわかに信じ難かったが、I君の名前が出て来た事に衝撃を隠せなかった。だけど俺は、わざと平然を装った。俺も、この事を信じたくなかったからだ。これが現実だと。そして翌日、俺は母親から「今日、朝礼あるから覚悟しな。」とだけ伝えられて学校まで向かい、朝礼で校長先生が「昨日転落したI君は残念ながら亡くなりました。」と言う一言に俺はこの時大粒の涙がこぼれた。そして視聴覚室に行き黙祷を捧げ、その後、担任が早退するかどうかを皆に聞き俺は「このまま居ても皆に迷惑をかけるくらいだったら。そしてもう今日は耐えられないから。」と思いすぐに挙手した。流石に耐えられる訳が無かった。そして俺は「早ぇよ。早すぎんだよ!馬鹿野郎!!死ぬのが早すぎるよ馬鹿野郎!!」と大粒の涙を流しながら呟いた。流石に隣に座ってたKさんが俺の身を心配してか「大丈夫、大丈夫。」と優しく背中を撫でてくれた。それだけで少し落ち着く事は出来た。そしてその日は切り上げて隣に座ってたKさんと共に「リタイア」を選択した。そして迎えが来た時にYM君に「九嶋、お前は笑って生きろ。」と俺に伝えてくれた。そして通夜の時に俺は彼のご両親の元へと向かい泣きながら「あいつが生きれなかった84年ちゃん生きてきます!!」と思わず啖呵を切ってしまった。そしたら彼のご両親は「ありがとうね。あの子もきっと喜んでくれるはずだよ。」と言ってくれた。そして会場ではご両親から「今日は来てくれてありがとう。もし、時間があればでいいから家に来ていいよ。学校でのあの子の様子も聞きたいからね。あの子学校の話なんて全然しない子だったから。」と会場に駆け付けた俺らに言ってくれた。そして俺はあいつの前で「亀ちゃん。お前はあの世で笑って生きろ。後は俺がこの世で笑って生きるから。」という馬鹿でかい約束を交わした。そしてこの約束は俺だけではなく俺の友達皆で交わした約束でもある。そして俺はこの時から自分の人生が大きく変わった。そして今でも月命日になると必ず手を合わせたりしている。そしてあれから3年経った5日に俺は友達に「お前、今日何の日か忘れちゃいねぇだろうな。」とLINEを送ると友達も「忘れてないよ。」と返ってきて俺は「もう3年か。時の流れは早いもんだよ。」とか話していたりした。もし俺が結婚して子供が産まれた時に名前を「誠真」になんてしようもんなら親が全力で止めに入ると思うがそれ程俺はあいつと仲が良かった。そして去年の専門受験の時も俺はあいつの分まで頑張ったと言っても過言ではない。結果はあと2点足りなくて第1志望落ちだったけど俺はある歌の歌詞を思い出した。「まだ今は未完成で良い」という歌詞を。だけど俺はあの時友達に「あの日交わした約束果たしに行こうぜ。」とだけ言って試験に臨んだ。そしてあの時に俺は「亀ちゃん、力を貸してくれ。未来(あした)を変える力を。」と言うとこれまで経験した事が無い位の力が湧いてきた。そして本番。泣いても笑ってもこれが最後。俺は集中力を極限まで高めて五感、いや、六感を研ぎ澄ませていた。時計がまるで壊れたかの様に恐ろしく遅く動いていた。「カチッカチッ」という秒針が動く音が「カッチャン、カッチャン」という音に聞こえた。そして有り得ない方向も見えた。普通なら見えないとこも。そして全ての動きがスローになってる感覚がした。そして試験開始。俺は息をする時間さえ惜しく感じていた。眼光は恐ろしく鋭かった。そして20分という試験時間が終了したと同時に「もう終わったの!?」というのが先に来た。そして席から立つやいなや「ゾーン」の反動が襲いかかって来た。もう足取りはフラフラしていた。そして本来はやっちゃ行けない方法である「ゾーン強制発動」を行ったが為に頭痛にも襲われた。かなり糖分等を消費したのだろう。家に帰ってもその反動は思った以上に大きかった。だけど俺は「やりきった。ありがとう。亀ちゃん。」と天にお礼をした。さて今回のメカたま日記は書くネタが殆ど無くてこうなってしまったのは許して欲しい。次回はちゃんと書くからさ。

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