ZVW60という「スポーツカー」

俺は、新型プリウスが出た時からその外観に一目惚れしていた。パワートレイン系もそうだが、とにかく外観と内装が好きだ。まるでル・マンカーみたいなデザインは、どこか俺を「その気」にさせてくれていた。まるでレースに出てるかのような気分になる運転席には、必要最低限の情報しか出さない液晶ディスプレイがあったり、シフトレバーもGRスープラ同様「ガングリップタイプ」になったりとプリウスの根底を覆す感じになっていた。特にその中でも「エントリー兼ビジネスグレード」という位置付けの「1.8X」というのに一目惚れしていた。動力源こそ先代の物をキャリーオーバーしているが、細部を見直したりして燃費を向上させている。あとはその外観だ。グリル部がマット塗装になってたり、専用ホイールカバーを着けた鉄チンが気に入ってるのだ。それに2リッターグレードのオプション装備である純正5本スポーク17インチを履かせると一気に様変わりする。個人的には純正5本スポーク17インチに1.8X専用ホイールカバーを着けて走る計画まで立てているほどだ。俺的にはZVW50もアリだと思ってたが、足回りがフニャフニャで教習所で乗った際に気持ち悪くなって吐きかけたのを思い出して60にしたという経緯もある。それ程、この車には憧れを抱いているというのもある。あとは、先代に比べても前方視界の「開放感」も大きくなり、見やすくなったのも事実だ。それと「踏み間違え防止機能」もあったりと安全にもガチ配慮してる事がわかる。現に、現行プリウスは今の所、踏み間違えによる事故の報告を聞いてない。それくらい徹底した対策も講じられているという事であろう。ただ、昨今の車あるあるで「後方視界が死んでいる。」というのが欠点でもある。昨今の車は駐車時に車を上から投影出来る「アラウンドビューモニター」というのを備えてる為、それに依存するデザインが多いのだ。だけど、そのシステムに助けられる事は日常生活でも多々あるのだよ。俺も何度か助けられている。それと気に入ってるのが、ステアリングの重さが「良い感じの重さ」に仕上がっており、しっかりとした操作性を実現しているのも気に入ってるポイントだ。今の車のパワステの強さは「異常」と言っても過言では無いほど「強く」、ステアリング操舵も「軽い」のだ。ただ60プリウスは、重くもなく軽くもなく、その中間をとった重さなのが手に馴染んだ事からこれにしたと言うのもある。親父からしてみれば「悪魔に魂を売る様なもの。」という目で見られても可笑しくないのだ。だけど、俺はトータル的に考えてもこれが最適案であると判断したので60プリウスにしたというのが大きい。


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