レーサーを引退した後の話。

突然だけど、皆は、アスリートが引退した後の話とか気になる事って無いかな?多分気になる人って多いと思うんだよ。俺だってそう。人には何れ、何かを辞めたり、一線から退く時が来るんだよ。俺だってそうだよ。本当はまだやりたい、けど、体の状態や、メンタルの状態、金銭的な問題とか様々な理由が折り重なって、辞めなければいけない時がくる。そして皆の前で「引退」という2文字を言うのもかなり勇気がいる。俺もそうだと思うよ。でも、俺は仮にレーサーを辞めたとしても、また復帰する時が来ると思いながら自分たちのチームで仕事をしている姿が浮かんでくる。ある時は「元GT300&GT500年間王者」という「肩書き」を持った「一般人」、またある時はJスポでスーパーGTの解説を担当したり、またある時は、自分たちのチームで後輩の指導とかにあたっていたりと少なからずモータースポーツとの関わりは持っている。でも完全に「引退」をする訳ではなくて、また「走って欲しい」という声がかかれば「復帰」する。そして俺が引退する時は最後まで「大歓声」で見送って欲しいとまで考えている。そして、スーパーGTデビュー戦の富士の長距離レースも「大歓声」で、出迎えて欲しいと思っている。でも、引退した後は自分の経験談を、小さい子どもでも分かる様に「絵本」にしたり、「同人誌」にしたりして出そうかと思う。題名は絵本の方が「ヘルメットからみた、せかい」で同人誌の方が「KRSF Racing Diary」という名前にしている。そして、現役中は、そのシーズンを同人誌で面白おかしく、時にシリアスに振り返る「KRSF Diary of Race」を制作しようと思う。この同人誌は各個人の目線から振り返る少し変わった同人誌で、スーパー耐久バージョンの「Diary of Endurance」も制作しようと思っている。勿論各個人の目線から振り返るため、それぞれのバージョンも制作予定だ。そして各ドライバー達の「オフの姿」を描く「KRSF走りません!!」も制作予定だ。でも言える事は、レーサーを辞めたとしても、モータースポーツには関わり続けるという事だ。そして復帰する時は、友達とかに「俺、もう一度ヘルメット被る事にしたから。もう一度、あの景色を見たくなってきたから、もう一度ヘルメットを被って走ることにしたよ。」そう伝えている姿も浮かんできた。

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