メカたま日記(Day1)

さて、今日からスタートする「メカニックのたまご日記」略して「メカたま日記」は専門学校での1日を綴っていく日記です。文章やら色々下手くそで不器用な部分あると思いますが、そこのところは優しく見守ってください。さてさて、早速本題に行きます。今日は、「ステアリング」と呼ばれる車の三要素のひとつ「曲がる」をするのに大切な部品の分解及び測定と組み立てを行った。今回分解したのは「ラックアンドピニオン」方式という殆どの車に採用されている方式のやつを分解した。この方式は文字通りギア同士が動いて操作するという方式で仕組みはとてつもなくシンプルでなおかつコストも安価な上にコンパクトで軽いという言ってしまえば「スグレモノ」だ。そして今回分解したのは軽自動車のやつを分解した。実はこの時俺はまだ一昨日のダメージが完治していない中やっていた為右手親指等に大きな不安を残していた。そして分解が終わり、これがどの様にして成立してるのかを学んだ。ちなみに分解したのは「電動パワステ」というモーターの力を使って操舵力をアシストするタイプだった為、かなりシンプルな感じだった。だけど自動車はこういう一見シンプルに見えても実はかなり「作り込まれている」物が多い。これも自動車というものが生まれてから、かれこれ120年近く経つがその「120年」という長い歴史の中で生み出された知恵を「フル活用」してると言っても過言ではない。ハッキリ言いきってしまえば車も人も「失敗」から学ぶ事が多い。あの世界のトヨタだって「スーパーストラットサスペンション」という「ストラット式サスペンション」というシンプルなサスペンションでありながら「デュアル・ウィッシュボーンサスペンション」と同様の動力性能を確保しつつ車両の「改造」をせずに搭載可能なものというのが売りだったが実際は「整備するのに特殊工具抜きでは不可能に等しい上にオフロードや常に限界を追い求めてるレースに不向き」という致命的な失敗を経験していたりする。そして今回のステアリングだって120年の歴史の中でものすごく進化している。最初のうちなんて「パワステ」なんて言うものはなくて所謂「重ステ」というのが当たり前だった。しかもつい最近まで「重ステ」車なんていうのが普通であり「パワステ」やブレーキング時にタイヤがロックしないようにする「ABS」なんて言うのはオプションまたは上級グレードにしか用意されてなかった。ましてや今のABSと当時のABSなんて言うのは間違えても比べたりしては行けない。例えば今のABSが10段階中マックスの10だとすると当時のやつはだいたい良くて6~7、悪くて2~5程度という位の精度だ。かなり話逸れまくってるけど、話を戻すとステアリングがどれだけ大切なものかということだ。そして分解後は、どれがどれという部品名称の確認等をした。そして組み付けは逆の事やるだけだったからとても楽だった。さて次回は「死闘 ストラットゲーム」をお送りするよ!

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