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防弾少年団を題材にしたファンメイド小説をビジュアルノベル化した『The Seven Wonders』が無料配信開始

 Stupid In The Darkは、防弾少年団を題材にしたビジュアルノベル『The Seven Wonders』をitch.ioで、配信開始した。プレイヤーが値段を決めるName your own price方式で、無料でもダウンロードができる。対応プラットフォームはWin、macOS、Linux、Android。日本語には対応しておらず、英語のみとなる。

 『The Seven Wonders』は、韓国のアイドルグループ「防弾少年団」を題材にしたファンメイド小説。もともとは小説プラットフォームwattpadで公開されていた小説だったが、それをベースにゲーム化したものだ。インディーゲーム開発者Stupid In The Darkは、原作小説の執筆者CrazyGirrrrlと協力して、本作を開発している。なお、著作権に配慮して防弾少年団に関する画像や音楽などは一切使われていないが、メンバーの名前は使われているとのこと。

 本作の舞台は孤児院からはじまる。18歳の誕生日が近づいてきて孤児院を卒業する日が近づいてきた少女スカイ。最近、悩んでいることは、ひとつ年下の親友エミリーが孤児院に残されることだ。そこに新しい孤児である男の子タイが現れた。実はタイには秘密が隠されており、スカイは自身が普通の女の子ではないことを知るというストーリーだ。

 ゲーム自体はポイント&クリックアドベンチャーも組み合わさっており、オブジェクトを調べてビジュアルノベルを読み進めるスタイルとなる。ゲームエンジンはRen’Pyが使用されている。

 まだゲームは開発途中であり、第一章のみの公開となる。今後のストーリー展開を応援してくださる方は、食らうフォファンディングPatreonを通じて支援して欲しいと訴えている。

 原作小説の『The Seven Wonders』は、2016年に連載開始され、2019年に完結している。イントロ部分は14万アクセス、3900のお気に入りが登録され、3800件のコメントが寄せられれており、さらにwattpadのBTSストーリーのランキングでは第1位を獲得するなど、人気を博している。

 防弾少年団を題材にしたファンメイド小説をビジュアルノベル化するという異色の作品だが、本作が実際に完成をみることはできるのか、ビジュアルノベルの可能性を押し広げる意味でも、注目の作品といえそうだ。

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