スヌーピーが話し忘れた”人生のカード"の話

前座

配られたカードで勝負するっきゃない。それがどうゆう意味であれ。

という格言を知っていますか。スヌーピーさんの名言です。あの白い犬のスヌーピー。知らない方は知らないと思うんですけど、単純にかわいいキャラクターIPにとどまらないんですね。あいつ意外とちゃんと喋っていいこと言うんですよ。
日本だと似たような意味で『置かれた場所で咲きなさい』なんて言葉がメジャーですね。渡辺和子さんのご著書のタイトルですね。両方とも、あるもので精一杯やりましょうという話ですね。
環境に文句を言ってたりしても何も変わらないと。なので、今持っているもの、いるところで精一杯がんばりましょう、そういう話なんです。
ある程度同意しますが、ちょっとだけね、難癖をつけたいんですよ。多分スヌーピー、カードゲームをやったことがないんですね。もう半世紀以上も前の本だから、せいぜいあってもトランプが限界ですよ。遊戯王もデュエマもギャザも、ラブアンドベリーもプリパラもムシキングも、シャドバもハースストーンもドラゴンクエストライバルズやったことないんです。あいつカードゲームエアプなのに、後世に残るような名言を残してしまったんですね。配られたカードで勝負するっきゃない。それがどうゆう意味であれ。とんでもない犬ですよ。
今夜は、そんなスヌーピーの欺瞞にテコ入れしながら、とはいえ名言は名言ですので、僭越ながら私が、いくつか補足を入れさせていただければなと思っています。そこで激怒しているピーナッツファンのあなたも、現状配られている手札に満足言っているあなたも、不満なあなたもぜひ効いていってくれると嬉しいです。
というわけで今夜もハチラジ、スタートです。

本編

「04/10」大体8時くらいからお送りするラジオ、略してハチラジ!
telがお送りいたします。第2回です。

 というわけでスヌーピーの名言「配られたカードで勝負するっきゃない。それがどうゆう意味であれ。」は、彼がカードゲームを経験していないため、いくつか不足している所があるので、僕の方から補足させていただきましょうという話です。
ちなみにですが、カードゲームってやったことありますか?ちょっと経験者だったらわかるよというところだと思うんですが、一応説明しますね。おそらくスヌーピーさんがプレイできずにきたのは、カードゲームの中でも、TCG、トレーディングカードゲームというジャンルだと思います。いわゆる遊戯王とかそういうカードゲームのことですね。ちなみにTCAG、トレーディングカードアーケードゲームというのがムシキングとかラブアンドベリーみたいな、筐体付きのゲームのことをいいます。デジタルTCGだと、シャドウバースとかですね。大丈夫ですか、いきなり大量の横文字ですけどついてこれてますか。
 でまあ、冒頭に戻るんですが、配られたカードで勝負するっきゃ無い。これをカードゲームだと解釈すると、いくつか不足している点があるという話ですね。
 まずカードゲームって、それぞれのカードに効果があるんですよ。攻撃力や守備力、特殊能力がありますね。それを組み合わせて、その時出せる最高の手札を出していくんです。多分スヌーピーさん、ここをいい忘れてるんですね。人生のカード。例えばあなたの性格です。大人しさをクラブとか営業中に出すのはよくないですね。逆に図書館だとか、事務作業中なんかは最高の手札なわけです。つまり、まず自分の手札をよくよく理解して、適切な場面で適切なカードを出さなきゃいけないんです。ちょっと犬にはここまで難しかったんですかね。
 で、もう一個の補足は、ドローがあるということなんです。カードゲームって、40枚ぐらいの札があって、そこから毎ターン、お互いが積んであるカードの束の植から一枚ずつドローして、得た手札でプレイしていくんです。そう、ドローがあるんですよ。いつ誰とであうか分からない、どういったタイミングで運命を変える出会いがあるかわからない。これカードゲーム界ではディスティニードローやトップ解決、運だけの春日などと言われますが、まさにこういう事があるんですね。配られた手札だけではなく、配られる予定の手札に希望を忘れちゃいけないんです。
 最後に今日いちばん大事なことです。カードゲーム、やめたっていいんです。目の前の相手が気に食わなければ、殴ればいいんです。スヌーピーは犬だから噛み付けばいい。相手のやってるゲームに付き合う必要というのはなくって、スマブラや桃鉄に変えたっていいんですね。あなたの得意なゲームで戦っていくことが大切だと僕は思っています。

というわけで本日の嘘ナンバーです。シネマスタッフで切り札。

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