【発表!】新・ライティングテクニックはフックと図解。「スマホ」「世代」「性別」「深さ」”表現”ではなく、”スタンス”が重要だ(途中)

いわゆるコピーライティングに関する重要性とそのノウハウはたくさん語られてきた。でもね、なんとなく違和感があったのよ。

これまで有効とされてきたコピーライティングのテクニックって、海外のテクニックを「和訳」しただけのものが多いでしょう。でも、国民性の違いがあるから、輸入しただけで、日本人に合った形にしないとダメではないの?と以前から思っていた。

確かに国によらず「普遍的なもの」は存在するのだろうけど、海外の映画・ドラマを見ると「やっぱり考え方が違う(同じところもたくさんあるけど)」と思うし、刺さるワードが違うと感じることが多い。

それでも「効果がある」のだろうけど、もしかしたら買う側が「慣れた」だけで、かつ、それ以外の手法が開発されてこなかったから「最適なテクニック」と暫定的になってるだけな気がする。

新しいコピーライティングのあり方を提唱します

自分が文章を書く上でぶち当たるいくつかの壁。この壁は、時代とともに急激に変化をする。この変化を無視して「黄金のテクニック」だとか「現代心理学◯◯」とかは違う気がする。

●読み手は媒体によって「読み方」「心理スタンス」が違う
●世代によって刺さり方が全く違う
●文字に対する抵抗感の有無
●動画に対する抵抗感の有無
●YouTubeの6秒動画の意味(24以降の変遷)
●衝撃的な男性性・女性性の違い

なぜ、このようなことを考えるに至ったのか

ちょっと言いづらいのだが、子供の学校の保護者の方々は、有名企業の方ばかり。いわゆるセレブ層。テレビでしか見たことないような世界に暮らしている人も少なくない。

旦那さんの学歴も当然高いのだが、それ以上に奥様たちの頭のよさは凄い。男性顔負けでビジネスができる人も多く、バイタリティの塊。しかし…

PCは「使わない」。スマホで文字を「読まない」。

私は仕事でPCを使用しているし、きちんと調べ物をしたいときは、スマホは使用しない。複数画面を開くことができないし、情報処理が遅いからだ。

●読み手は媒体によって「読み方」「心理スタンス」が違う


●世代によって刺さり方が全く違う
●文字に対する抵抗感の有無
●動画に対する抵抗感の有無
●YouTubeの6秒動画の意味(24以降の変遷)
●衝撃的な男性性・女性性の違い

本当に、今のライティング・テクニックは
効果的なのか?

美容系のLPってありますよね。どれも似たような構成ですけど、あれって「効果がある」からじゃなくて、「最初に効果があったサイトのパクリ」じゃないですかね?

ABテストをやっても、その比較する選択肢自体が従来のテクニックによるものだったら、結局、「これまでのものでOK」となってしまいますよね。

んで、実際、20代の女性たちに協力をしてもらって、LPを読んでもらったんです。結論は、「うさんクサイ」「こわい」「買いたくない」ってものでした。

おそらく、購入する人は、それらのネガティブイメージを超えるくらい悩んでいる、真実かどうかの検証よりも「なんでもいいからさっさとほしい」人でしょうね。有名人とか使って、胡散臭さを消してる面はあります。

あと多かったのが「長い」ってやつ。煽りも勘弁って言ってました。

おそらく、LPを作成しているのは男性だと思います。男性がアンケートやリサーチのデータをもとに、自分の中で「ペルソナ」を構築して、その「空想上の女性」に対してLPを作ったんですかね?

これって、過去の失敗した広告でたくさんあるケースですよね。

男性(性)と女性(性)は全く違う

って割り切るべきです。男性なら男性向けに書く、ってのが楽ですが、仕事でそうは言ってられないですよね。そこで、根本的な解決にはならないけど、これまでの「海外ロジック押し付けメソッド」よりは、だいぶマシになるであろう「新・ライティングメソッド」の【スタンス】について話します。

おそらく、表現というよりも、
「あなた」と「相手」の立ち位置の問題

●「論理的に正しいか」ではなく、「共感できるか」に命をかけろ
男性でもあるはずなんです。「分かる分かる」ってのが。でも、日々のしごとでそんな曖昧なやりとりできないですよね。察してくれ、なんて甘ったれたこと言えば、こっちの能力を問われますから。ほぼ、上司や先輩の主張を忖度して、相手の求めてるであろうこと言うしかないじゃないですか…。
・・・どうでしょう?ちょっとは共感できます?

これまで、not Believe の壁を越えるのは「物語」って言われてきましたけど、これって「個人主義」の西洋型の思考の気もするんですよね。海外の人は知りませんが、少なくとも日本人の私(男)は、出身地や世代、生い立ちとかで共感したら無意識に信用できるな、と思ってしまいます。

人間関係でもそうじゃないですか?より、スマホ=コミュニケーションツールが主要な立ち位置に来たら、なおさら「人間関係」を見直すべきだと思うんです。もちろん「STORY(物語)」は重要ですけど、これは提供するサービス全体が物語だと思うんですよね。

(わすれないうちに)

ファーストビューは命をかける。ここだけは、胡散臭くても、情熱と信念を持って、相手を引き込む。嘘ではなく「大げさ」はOK。特に、悩みが明確な人に対しては、「ヘッダー」だけで売る、ファーストビューだけで「お問い合わせ」に持っていくことが必要。

買う側は「買う」言い訳がほしい。胡散臭いのはわかってるけど、それを消す言い訳がほしい。有名人の画像、コンテンストの結果、有名メディアの取材など。

何を訴求するかは商品によって異なる。
例えば、電子タバコのような知られていないものなら、従来のタバコの弊害・デメリットを説明する。タバコにもとめていたものを、どう安全に楽しみを減らさずにベネフィットを出してくれるのか。

それらの(考えというより)感情が整理できたら、
・で、それって安全?
・いくら?
・使ってる人、多いの?
って話になる。

でも、ダイエット商品で類似品が多い場合は、ヘッダーから価格やお手軽さ、有名芸能人などの画像で「差別化」する必要がある

いずれにせよ、「通りすがりの人」があなたのサイトにくることはあり得ない。検索意図・到達経路ごとにヘッダーを変える必要がある。楽をするなってこと。

<以下、男性の私が女性性に向けて意識していること>

●女性は「感情・自分の気持ち・自分から見えた風景(情景)」のやりとりがアタリマエ。客観的な事実、なんておまけ。「お客の声」に共感できるか、商品の開発者が苦心したことに共感できるか。技術的な面というよりも、どういう気持ちでいるのか、を伝える。理念などの大きく抽象的なものとはまた別。

●専門家の言葉よりもママ友の言葉の方がグッとくる。決断する時に、男性からすると、合理的には見えない。身近な理解者が賛成してくれるなら、よい。そういう意味では「紹介」が最も強力。

●女性の感性に「理由」を求めない。なんとなくOKなら、それでいく。配色など。明確な理由を求めるのは時間のムダ。

LPはこうあるべき

●そのLPは全体で1つの世界観であり、1つの物語。
●物語にはいくつかのパターンがあるけど、作りやすいのは3つ。
●女性が知りたいのは「魔法」の存在。
●その「魔法」を相手の性格やキャラクターに合わせて、相手の顔を見ながら「対話」の中で販売をしていく。
●でも、相手も時間がないから、まず手を止めてもらう必要があるから、始めに興味をきちんと引いておく。
●その場で決まらなくても、「そういえば」と思い出しやすいように、商品・サービスのフックを作っておく
(例)フレッシュネス・バーガー→マクドナルドのちゃんとした版
(例)タブレット→スマホのでかいやつ
※実際に会話で使われた例です
●女性は話はしたいけど、話を聞きたいわけではない。男性以上に「で、結局、何?」ってなる。何が機能するじゃなくて、「どう変身するか」が大事。

まとめ

●「普遍的・ざっくり」と刺さることは諦める。価値観の多様化で、もはや「網」でガサッと取りに行くことはできない。「モリ」や「矢」で仕留めるイメージ。

●媒体(チラシかテレビか、電車内の液晶か、映画か、スマホか)が異なれば刺さり方は違う。映画館は「映画を見るため」に集中するが、テレビは片手間。スマホは?自分の作成したサイト・ページ・ブログがいつ・どういう状況で見られるのかを、vividに考える。

●スマホは「読む(熟読)」ことはされない。「見ている」だけ。記憶にとどまる、思わずスクロールしてしまう工夫が必要。それは「フックのある見出し」でありすべての文言はインパクトと行動を促すことが必要。そして、「図解」。単なるアイキャッチではなく、それをみれば意味が分かる、しかもシンプルにする必要がある。

●スマホは「ダラダラ見る」媒体。1スクロールごとに「閉じるかどうか」の決断をユーザーがする。そこで、「閉じる」ことよりも「先を確認したい」と思わせるようにする必要がある。

●6秒で「どんなサービスで」「自分になんのメリットがあるのか」「それを使った世界を実感してもらう」などが必要。YouTubeなどの6秒動画シリーズを見るといいかもしれない。とにかく、次のページをクリックしてもらう。どうすれば、何を説明すれば、興味を引くことができるのか。

●コツは「商品の質」に頼らないこと。作った本人は知っている。しかし、知らない人にとってはその商品は「ない」のと同じ。「ない」ものをいかに信じて買ってもらうかが勝負。もちろん、ビジネスモデルとしては、商品がよいことが大前提で、リピートしてもらうことが超重要だけど。

●論文のような文章は興味がない。懇切丁寧に説明する気があるなら、タメ口で話す感じで書けばよい。信念を持ってタメ口で語れ。(もちろん、最後はしっかりと装飾する必要あり)

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