ネバサレは今のJuice=Juiceのために書かれた曲かもしれない

だいぶ前になるが2月28日Juice=Juice武道館公演、一番印象に残った曲アンケートを取ればきっとnever never surrenderが一番になるのではないか。(個人的にはChoice&Chanceのメタバース武道館だが)

有澤一華のフェイクが話題になるネバサレ、歌詞もあいまり今まで何回とやってきた中でも屈指の出来だったように思う。
とかく色々言われがちな昨今のJuice=Juice、きっと本人たちも胸中穏やかではなかったのではないかと思う。
3flowerの加入については賛否うずまき、時を置かずして更に新メンバー加入となったことも拍車をかけていた。
スキル(特に歌唱)を代名詞にしてきたJuice=Juiceにとっては相次ぐオリメン卒業にてんやわんやで色々と追いついていなかった面があるのは事実だろう。Terzoではそのひずみをるるちゃんが一身に受けていたこともあり心配な状態であった。
そんな中秋ツアーnouvelle vagueで武道館公演が発表されるもCOVID-19で延期となり満を持して迎えた2月28日、期待値はそこまで高くなかったように感じる。

しかしそんな心配は完全に杞憂だったと分からせられる。
序盤こそ硬さがあったものの、中盤から後半にかけて(個人的にはVivid Midnight以降)は全員が本当にのびのびとパフォーマンスしていた。特に上3人が一番楽しんでいたのもオタクに伝わってきた。

本題のnever never surrender、元々好きな曲ではあったものの今回は一味違った。

"輝いて challenger 滾らして young fever
ひとは脆いから 強がっていこうよ
負けたって don't give up 折れないで remember
背伸びでいいから 強がっていこうよ"

まさに今のJuice=Juiceを表しているのではないか?

批判にさらされながらも信念を持ってスキルを磨いてきたメンバーたち。実力以上を求められる中、折れず曲がらず最大限を見せつけたのではないだろうか。特にビジュアル、スタンス色々言われていた有澤一華がラスサビでこの歌詞をバックにフェイクを歌い上げるシーンは今のJuice=Juiceの象徴となるような気がする。
陰で色々言われてることを知りながらずっと見守ってきたオタク達にとっては、ただ「上手くなった」以上に胸のすく、今までの鬱憤をすべて晴らすような最高のパフォーマンスであったことは間違いない。
「今のJuice=Juiceってどうなん?」と聞かれた時に胸を張って「これを見ろ」と言えるものが明確に出来た、なんならこの曲はこの瞬間のために書かれたのではないか、そう感じた。

加入があり卒業があるグループは、状況により波があるのは仕方ないと思う。ある意味では2021〜2022にかけてのJuice=Juiceは波の底の部分だったのかもしれない。
しかしそこからあがっていく過程を共有できるのがオタクの一番の楽しみだよね。
波がキテる瞬間を追いかけるのも楽しいけどもがきながら上がっていく過程を見られるのはもしかしたら一番贅沢なことかもしれない。

結論:行けるライブはとにかく行こう。

余談
今のJuice=Juiceが歌うネバサレ、チョイチャンがめっちゃ好きなんだが、STAGE〜アガってみな〜が至高だよね。武道館がこんな盛り上がったのも一曲目がこれだったからもあると思う。これについては別にnote書くかも。
あと、2/28の期待値は高くなかったみたいなこと書いたがTwo of Usちゃんと見てた人からすると期待ムンムンだったかと。ジュースもビヨもお互いの良いところどんどん吸収してって見るからにレベル上がった気がしている。

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