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世界の観光地は、NFCを利用した公共交通機関の「オープンループ」化を急いでほしい

海外からの訪問者の多い英ロンドンでは、既存の交通系ICカード「Oyster」に加え、旅行者が手持ちの非接触クレジットカードやデビットカードでそのまま乗車が可能な「オープンループ」の仕組みを採用し、発行維持コストの大幅な削減に成功している……iPhoneやAndroid端末にクレジットカードまたはデビットカードを登録することで、非接触のICカードとしてそのままロンドン近郊鉄道に乗車できる。

公共交通機関の発達した海外の国に旅行した方ならわかると思いますが、本当に切符を買うのが面倒くさい。自動券売機はあるのですが、それがそもそも日本語に対応していないし、その国でどのような種類の切符があるかなどわかるはずもありません。

ウィーンに行ったときもかなり下調べしたつもりでしたが、OBBの駅員さんとGoogle翻訳を挟んで格闘することがありました。

そんな問題をすっぱりと解決するのが上記「オープンループ」です。EMVcontactlessに対応したクレジットカード(どこの国のでも使える)とその仕組みを利用し非接触改札を可能にしています。導入されたロンドンでは、例えばVISAのタッチ決済機能のあるクレジットカードを使えば、そのまま改札を通過できます。切符を買うために列に並んだり両替したり切符の種類を調べたりする必要はないのです。独自交通系ICカードなどの購入も必要ありません。

我が国はというと…… 

Suicaがあるから大丈夫でしょ(世界規格では発展しない未来)。

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