ラジオCMの効果はどうなの

テレビが登場する前、メディアの王様と言えば新聞とラジオでした。新聞の購読部数は年々右肩下がりで、ラジオは聴取人口の激しい増減こそないが
苦戦していることは間違いのない事実です。

都内や大規模都市圏、いわゆる電車通勤、通学するエリアではラジオはそれ程身近なメディアではないでしょう。しかしひとたび郊外に出ればクルマ
社会となり意外にラジオを聴いている人が多いのです。

テレビのゴールデンタイムといえば19時~22時を指しますが、ラジオの
ゴールデンタイムは全く異なり、朝の6時~8時・夕方の5時~7時を指し
ます。
この時間帯は「ドライバーズソーン」と呼ばれており、文字通り通勤時間帯にカーラジオを聴く人が多いからです。

生番組を編成している放送局が多く、テレビの情報番組のように、地域のグルメからレジャースポット、ニュース、天気予報、今日の占いまで構成されています。CM枠もドライバーズソーンが一番高い値段で設定されていて、自動車メーカー自動車ディーラー、飲料会社(朝は缶コーヒー)、弁当屋(朝)、パチンコ(夕方)スーパー(夕方)などなど聴いているドライバーがすぐにでも行動に移せそうなCMラインナップが並びます。

ということは、ラジオは聴かれていないから出稿対象に入らない。は少し違っていて通勤ドライバーの関心が高い商材、サービスを持っている企業には結構有効であると言えるのでは、と考えます。
また、インフォマーシャルといわれる生CMがありますが、これは商材が
異なっても人気パーソナリティーが読むことで爆発的に売れる。という現象も発生します。ずっと個人を対象としたメディアでやってきたのでリスナーがパーソナリティーに共感を得やすいという事が言えると思います。

他メディアに比べて安価な広告費であるラジオ。
その存在感を再度検証してもいいのかなと思います。

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