CM素材名の決め方

テレビを見ている視聴者にはあまりというかほぼ関係ないお話ですが、普段見ているテレビCM、普段聴いているラジオCMにはそれぞれ名前があります。

「〇〇〇〇篇」とか「改・〇〇〇〇篇」とかです。
なぜ、視聴者に関係ないのに名前を付けるのか、これは広告主、
広告代理店、最終的に放送する放送局で管理しやすくするためです。

あるお酒のメーカーが新商品のビールのCMを制作したとします。
CM名は「冬万歳 登場篇」で放送されたとします。数日放送してからちょっとした不備が見つかり中を少し修正して、もう一度「冬万歳 登場篇」として修正版を放送局に納品したとします。放送局は修正前と修正後の区別が納品テープからはつかないので誤って修正前が流れる可能性が高くなります。

間違いを防ぐために、例えば「改・冬万歳 登場篇」などとして、修正後のCMという事を認識させるのです。

話が横に逸れましたが、ここから本題のCM素材名の決め方ルールです。

・「商品名」を最初に付けます(何のCMか分かりやすくするため)

・文字数は全角30字以内です(スペース含む)

・ラテン文字、ローマ数字、丸囲み数字は使用できません

この3つが大きなルールになります。
このルールが守らずに放送局に納品すると、不良素材として扱われ納品ができなくなります。

なお、このルールは、一般社団法人 日本広告業協会「CM素材名ネーミングガイドライン」で定められております。

撮影も順調に進み、編集も順調、考査も無事受理され、放送枠も確保済み。で最後の最後に不良素材で受理されない。という最悪な事態を防ぐために
徹底したいルールです。

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