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数十年ぶりに下呂温泉に行ってきました(後編)

こんにちはRYUです。数十年ぶり!に訪れた岐阜県下呂温泉のご報告、第2回(後編)は、弊社が制作をお手伝いした下呂の夜のエンターテイメント企画のご紹介です。既に最終日(11月26日:日曜)も過ぎたので宣伝では無いのですが、「訪日外国人の誘致のために、観光地ではこんな取り組みが行われている!」事例としてご覧頂けたらと思います。

▼前編はこちら

インバウンド向け夜のエンタメ企画

今回、企画をお手伝いしたプランは、名称「下呂チョイスプラン」。主に深夜まで遊びたい訪日外国人のために、夕食後のエンターテイメントを提供するために企画されました。以下の画像が弊社制作のパンフとクーポンです。

訪日外国人を対象としているので3言語制作です

プランを紹介すると・・・ひとり5,000円でクーポンを購入することで、以下の特典が付いています。

特典①:「下呂温泉合掌村」の夜間入場券

園内の夜間イルミネーションを楽しめます

特典②:合掌村で五平餅を提供

園内は冷えるので、温かい食べ物が嬉しかったです

特典③:居酒屋での3,000円クーポン+生ビール1杯無料

下呂温泉エリア内の10箇所の飲食店で使用できます

特典④:合掌村での伝統芸能体験
合掌村エリア内のステージ「しらさぎ座」で、1日2回の伝統芸能のステージを観覧できます。この日は「地歌舞伎」でしたが、日によって「和太鼓」のステージもあるようです。

特典(その他):足湯BAR、送迎バス
その他、園内の足湯スペースで日本酒を振る舞う「足湯BAR」、温泉エリアを周遊する送迎バスが付いています。

まずはホテルにチェックイン

さて、昼間のうちに下呂温泉街を散策した後、まずはホテルにチェックイン。今回は「ホテルくさかべアルメリア」さんにお世話になります。

こちらがエントランス

本館と新館を合わせると15階!の大型ホテルです。このホテル、構造がかなり個性的で・・・

手前が本館、奥が新館

斜面を利用して建設されているので、本館部分(1階~8階)が斜面になっています。上階に行くには、なんと斜め↗↙に移動する必要があります。
というわけで・・・。

山の斜面に沿って、本館部分は斜めのフロア

館内には斜めに上下する!箱根登山鉄道のような特注エレベーターが2機設置されています。窓がついているので、移動中に眺めていると楽しいです。なかなか他では見られない構造だと思います。

斜めにスライドするエレベーター

館内には、私たちも携わった「下呂チョイスプラン」のPRスペースも設置されていました。無人ですけど・・・。

ポスター、のぼりも弊社制作です

このPRスペースの向かいにお土産スペースがあるのですが、「ニューハーフショー」を売りにしているこちらのホテル、こんなユニークなお土産を販売中でした(笑)。

NHKに著作権を払っているんでしょうね(汗)

そして9Fの部屋からの眺望がこちら。山と川と温泉街が一望できて、なんとも情緒があります。こんな風景も下呂の魅力のひとつと言えるかもです。

午後は山の影!が風景の一部に。

夕方から「下呂チョイスプラン」に出発

部屋で一休みしたら、一番早い16:40発の専用送迎バスに乗って「下呂チョイスプラン」に参加することにします。既に、この日の最低気温は2度!遅くなると冷えそうなので、早めに視察に出る作戦です。

バス乗り場にあったBUS STOPのぼり(弊社制作)

ほどなくやってきた送迎バスに乗車し、アルメリアから水明館まで回ったところで車内はほぼ満席。予想外に盛況!?のようです。

専用送迎バスが市内を周ります

15分ほどで「下呂温泉合掌村」に到着。自家用車で来たお客さんもいてエントランスから賑わっていました。盛況でよかったです(汗)。

エントランス付近も盛況

ちなみに園内に30本ある、こちらののぼりも弊社作です。暖色系にしておいてよかった・・・青や緑にしたら、寒さを強調してしまうところでした。

こちらは合掌村ののぼり

それでは園内を回ってみましょう。まずは、この日のために夜間ライトアップされた合掌造りの旧大戸屋住宅を見てみます。こちらはレプリカではなく、白川郷から解体して持ってきた本物なんですが・・・月と雪明かりに照らされた合掌造みたいで何とも美しかったです。ただ、寒いので長時間は見ていられません。

白川村から解体移築した大戸屋。食堂ではありません。

園内には、こんな感じでカラフルに足元を照らすイルミネーションも設置されていました。寒くなければ、ゆっくり見ていられると思います。

大戸屋周囲のイルミネーション

こちらは開店早々の「足湯BAR」。地元の日本酒「天領」を頂きながら足湯を楽しめます。

看板も3カ国語併記です

人がいないうちに撮影したんですが、足湯スペースはかなり広めです。私達は靴を脱ぐのが面倒だったので、日本酒だけ頂きました。

常時15人くらいは入れそうです

そしてこちらは、今回のクーポンで頂ける五平餅。暖かくて嬉しい!ですが、もちょっと味噌ダレが欲しいところです。

小判型の五平餅。ほかに丸形もあります。

近くには別料金のアトラクションとして「射的」「輪投げ」のスペースもあったんですが・・・開店直後に行ったら、あいにく無人でした(汗)。

1回300円です

「地歌舞伎」を観覧

さて、17:30からは1日2回設定されている園内アトラクション「地歌舞伎」を観覧します。「地歌舞伎」は地元の住民(素人)が演じる歌舞伎で、下呂地方では盛んだったようです。

ステージがある「しらさぎ座」

2名の演者による15分程度の演技でしたが、思ったより本格的! 東銀座の「歌舞伎座」で見るプロの演者のものとは雰囲気が違いますが、旅行中のエンタメとしては十分以上に楽しめるものでした。

演者さんもノリノリで大サービス

三味線と歌い手の方もレベル高くて、歌舞伎の雰囲気はバッチリです。3月からは園内で公式に公演するらしいので、また見に来たいです。

演奏の謡も本格的です

終了後はサービスタイム!衣装を着ての撮影にも応じてくれました。現代の観光はSNSに上げたくなるかどうか?「映え」の要素が重要なので、これはポイント高いと思います。

外国人カップルが撮影中

演者の方に誘って頂いたので、私達も撮影させてもらいました。こんなにサービスしていただくと、こちらも恐縮してしまいます。感謝の気持ちで「ご祝儀」を多めに入れておきました。

演者の皆さんありがとうございました。

クーポンで夕食

さて90分ほど合掌村に滞在した後は、専用の送迎バスで宿泊先のホテルへ帰着。ここで例のクーポンを使用して、どんな夕食が出てくるのか?試してみることにしました。

クーポン対象店であるホテルくさかべアルメリア「レンガ横丁」へ

提供された夕食がこちら!飛騨牛の朴葉味噌焼きをメインに、刺し身と寿司、小付が2つ、デザートもついている、なかなか豪華な内容でした。これに生ビール(中)がついて一人3,000円なら、なかなか良いメニューではないかと思います。味の方も美味しかったです。

この料理+生ビール中=3,000円です

というわけで如何でしたか?5,000円で合掌村と夕食を楽しむ下呂チョイスプラン、実際に体験してみたら、なかなか楽しめる内容でした。秋のプランは11月26日で既に終了ですが、今後も継続できるなら?また自費で行ってみたいと思います。いよいよ冬本番を迎えますが、皆さんも機会あらば温泉旅行を楽しんでみてください! (RYU)

※追伸
翌朝は合掌村付近にある「いでゆ朝市」「千寿堂」に行ってきました!

野菜や飛騨ラーメン、工芸品などのお店が並ぶ朝市
千寿堂の焼き立て栃餅。提供後30秒間だけ柔らかい!