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「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えたいきづらさと男らしさのこと」を読んで。

・背景

何かの本を読んで、noteに貼りつけるリンクを探した時にその本のタイトルをググった時に見つけた本だと思います。

「あれ?何かみたことあるな?」って理由で図書館で借りました。

男性に焦点が当てられているので、ふと思い出したのは『これからの男の子たちへ』っていう本の時かな~って何となく思います。

・感想

著者の方もあとがきに書かれてましたが、身バレしないの?って感じるくらいの状況や個人的な心の内が書かれていました。

本書の内容で言うと、10人の方の1人語りが書かれています。

章の始めに著者によるバックグラウンドの説明が、終わりにはインタビューを終えての感想が書いてあります。

私の個人的な感想ですが、エピソードの中の不妊治療の話は生理的に無理でした。

上手く言えませんが、小学生くらいから、手術シーンや、性的な話を真面目に書いているものって読んでいて気持ち悪くなります。

学校の授業中にも一回それで、失神したことがあります。

生理的に無理ってこういうことなんだなって思います。

何が無理かと言うと、途中で気持ち悪くなって流し読み程度しかしてませんが、不妊治療を実際にどういう風に行い、どんなペースでやるのか?、っていうことが書かれていて、シーンが想像できてしまうことが原因なのかなって思いました。

私って、この手の話がやっぱり無理なんだって再認識しました。

逆に、この人すごいな~って感じたのは父子家庭の話です。

簡単に説明すると、離婚して、旦那さんが母親の姿を見て子供を任せてられないと思い、親権を貰った所から始まります。
旦那さんとしては、子供が「両親がいた方が良かった」と思われたくない一心で活動するという話です。

ここで、書かれていた旦那さんの行動力ってすごいな~って思います。

男一人だと家事や子供の面倒をするのは大変です。

そこで、パパ友・ママ友に協力をあおぐのはもちろん、学校のPTAやサッカークラブのコーチを始めたりして、常に子供のための情報を得られるような人脈作りをするのがすごいな~と感じました。

また、子供にとってクリスマスだったり、誕生日だったりの記念日は特別なものがあり、そこは絶対に一緒に過ごすということを大切にしているといのも、尊敬できました。

私も子供を作ったら、こんな親でありたいなって思います。


私と一番似てるなと思ったエピソードは最後に紹介されていた、賢い人と思われたいとマウンティングしていた話です。

・何か成し遂げたけど、目的もゴールもない

・就活の「学生時代に一番力を入れたことはなんですか?」で自己否定のループにはいる

・病院で「この人、私に何もしてくれないな」

・ポジショニングトークができない、飲み会のノリがわからない、何か始めても長続きしない
→努力が足りない、人より劣っていると感じる

・SNSで、寝坊したことを「寝坊して落ち込んだ」しか書けなく、面白おかしく書けない。

この辺が似ているな~と感じます。

この方の対処方法としては、病院でもう少し踏み込んで話すことで、発達障害では?と言われたことで、自分を認められたみたいです。

自分の状況をしっかりと言語化するということがこの方の解決策になったということでした。

では、私はどうなんだろう?と言うと、この方ほどではありませんが、私もこうやって、自分の思ったことをnoteに書くことで、自分がどう思っているのかを振り返ることが出来ているのでプラスにはなっていると思います。

・最後に

初めの方にも書きましたが、結構生々しく書かれているので、私みたく気分の悪くなる方もいるかもしれません。

でも、これがリアルなんだと思います。

しかし、一般男性と言っても、どこが一般なの?って思いました。


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