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ノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)が牡牛座-蠍座へ

ドラゴンヘッドという感受点が占星術上にあるのですが、それが2022年1月19日を境に、双子座から牡牛座へサインを移動します。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは180度の鏡関係でセットになっている軸のようなものなので、同時にドラゴンテイルも射手座から蠍座へ移動することになります。

このテーマとはどういったものなのか、こちらのブログで考察していきたいと思います。

ノード軸(ドラゴンヘッド・テイル)とは?

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは月のノード軸とも呼ばれます。

地球から見える太陽の軌道(黄道)と月の軌道(白道)が交差する点のことを指します。

イメージ的にはこんな感じです。

ノード軸

ノード軸は、インド占星術における、ラーフとケートゥという天体の考え方を西洋占星術に取り入れたものという説もあり、インド独特のヴェーダ思想の流れを汲んだもので、私たちは肉体が死んでも、魂は残っていくという「輪廻転生」の思想がベースにあります。

日本人は仏教的な思想が色濃く反映されている民族だと思うので、輪廻転生の思想はどちらかというとすんなり受け入れられやすいのではないでしょうか?

そのため占星術における「太陽」という魂の今世における目的のようなものと「月」という過去生の記憶やパターンのようなものが交わるポイントということで、「魂の進化」という視点から占星術を捉えた「進化占星術」では、とても重要な感受点として扱われています。

太陽と月の軌道が交わるノード軸のうち、月が上に昇っていくように見える点を「ドラゴンヘッド(ノースノード)」といい、月が降下していくように見える点を「ドラゴンテイル(サウスノード)」と呼びます。

そして「ドラゴンヘッド(ノースノード)」は今世で魂が進化していく方向性であり、そちらの方向性に向かうと必要な方々との「縁」が繋がり、発展していくと言われています。

だからといって「ドラゴンヘッド(サウスノード)」を無視していいワケではなく、ドラゴンテイルは自分自身が過去生で培ってきたリソースであり、無意識についやってしまうようなパターンでもあるために、そういったことに気づいて、もともとの過去生の経験を、ドラゴンヘッドの方向性へ生かしていくといった意識が必要になってきます。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは180度反対のエネルギーを持っているようでいて、実はコインの表裏のように表裏一体ということなのですね。

ノード軸は「ドラゴンヘッド・テイル」と名前が付けられているように「龍」を象徴しています。「龍(ドラゴン)」は地から天に向かってらせん状に上昇していく象徴です。

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ちょっと抽象度の高い話になってしまいますが、3次元内の物質次元の地球からもっともっと微細なエネルギ-(4.5次元以上の領域)で共振していく高次元の領域へ私たちの魂が進化していくために、ドラゴンヘッド・テイルという感受点が何を私たちに伝えようとしているのか読み取っていくことはとても大事なことなんじゃないかと思うのです。

ドラゴンヘッド牡牛座、ドラゴンテイル蠍座へ

思えば、2020年5月5日から2022年1月19日までの、ドラゴンヘッド双子座、テイル射手座の期間は、某感染症との戦いから幕を開けました。

海外旅行などは仕事以外はほとんど自粛となり(射手座ドラゴンテイル)、代わりにインターネットを通じて、場所に関係なく海外や仕事場と連絡を取って働くリモートワークが拡大発展した時期でもありました。(双子座ドラゴンヘッド)

感染症に関する先行きの見えない中で、SNSやYouTube他などによって、陰謀論も含めた様々な有象無象の情報が溢れ、何が真実で、何が本当の情報なのか分からなくなり、非常に不安になってしまった方も多かったと思います。

これは双子座-射手座のノード軸に魚座の海王星がスクエアという葛藤の配置を取っていたことが関係していると思っています。

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双子座-射手座はどちらも男性性のサインだったため、どちらかというと外に情報や考えを発信するといったエネルギーでしたが、牡牛座-蠍座は女性性の不動宮です。男性性の外で放出するエネルギーとは反対に、どこまでも物事を掘り下げて内にこもっていくようなエネルギーになります。

そして今回のノード軸のサイン牡牛座-蠍座軸って結構根源的なテーマなんじゃないかと思うのです。

牡牛座というサインのテーマは魂(牡羊座)が肉体(牡牛座)に受肉し「肉体」が「私」であるという自我を持ち、その「肉体」の五感の喜びを享受することでもあります。

また自分自身で何かの「仕事」をして、対価としての「お金」を得て、自立して生きていくこと。

牡牛座は自給自足していくサインでもあるので、まずは自分自身でいつでも自分を満たすことができること、自分自身を愛して慈しむことができること。

そうして溢れる豊かさや愛があってこそ他者に共有できるものがあるのだということ。

ドラゴンヘッドは魂の向かう方向性とも言えるのでそういった牡牛座的なテーマを学ぶような1年半になるのではないかと感じています。

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そういった牡牛座での学びができていなければ、結局は他者からエネルギーやリソースを奪ってしまうことになったり、他者に依存しないと生きていけないといった状況になってしまい

恐怖と不安から他者を感情的にコントロールしようとして、しまったりもします。

これは対抗のドラゴンテイルがある蠍座のエネルギーを、ネガティブな形で発揮してしまうことでもあるのです。

でもサウスノード(ドラゴンテイル)がある蠍座の本来の作用は、男性と女性といったような、相反するエネルギーを深い部分で統合させて、もっと高い次元の新しいものを作り上げていく

といったことでもあります。その統合の過程で、新しいものを再構築するために古いものを容赦なく壊していくような、冥王星的な洗礼があり、過去生からのカルマのような自分自身が無意識の底に抑圧して観ないようにしていた感情的なテーマを深堀りしていくことに取り組まざるを得なくなったりもするかも知れません。

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ドラゴンヘッド(ノースノード)の牡牛座のルーラーは「金星」ドラゴンテイル(サウスノード)の蠍座のルーラーは「冥王星」です。(サブルーラーは火星)

この「金星」と「冥王星」は昨年末、山羊座で2回重なり、今年も3/3のひな祭りの日に3回目のコンジャンクションがあります。

こういった支配星に関することも、ノード軸のエネルギーに大きく関係してきます。

また2021年のメインアスペクトだった、牡牛座の天王星と水瓶座の土星との90度スクエアの配置は、オーブが広がりつつも、また2022年の10月頃にタイトな配置になったりして、背後でそのエネルギーが続くことになります。

この牡牛座天王星と水瓶座土星の配置に、ノード軸がアスペクトを取ってくる(ドラゴンヘッドが天王星と同じサイン、土星とはスクエア)ことになるので、牡牛座天王星のテーマがよりクローズアップされることになるんじゃないかな~と感じています。

余談ですが、占星暦を見ていたら、2022年8月1日辺りにドラゴンヘッドと天王星が火星とともにタイトに重なって、蠍座テイルも含めると、水瓶座土星と獅子座水星とともに、ノード軸が絡んだ不動宮のグランドクロスを形成しています。

火星と天王星とドラゴンヘッドがコンジャンクションって、自然災害でも起こりそうなとても激しいエネルギーですね。


牡牛座ドラゴンヘッドのテーマは「豊かさの自給自足」

牡牛座ドラゴンヘッドのテーマは、蠍座ドラゴンテイルのテーマと表裏一体の関係で、お互いのエネルギーがネガティブに作用したり、どちらかに極端に偏ると、そのバランスをとるように、それなりの作用が加わってくることになります。

そしてどうしても避けて通れないテーマとして、牡牛座-蠍座の軸は「お金」「金融」というテーマが関わってきます。「お金」は生きていくためにはどうしても必要なものです。

また「食料」もそうです。私たちは「食べ物」があるのが当たり前の生活を送っているので、「食」に関するありがたみが薄いかも知れませんが、「食べ物」がないと私たちは生きていけない根源的なものです。またその「食」を手に入れるためには「お金」が必要です。

「お金」も「食べ物」に関しても、私たちの生活の豊かさに関わってきます。こういったことに関して、例えば諸外国に依存的であったりした場合は、その「豊かさ」を持っている人(国)にコントロールされたり、支配されたりするということを私たちは、受け入れざるを得なくなります。そうしないと生きていくことができないために、とても根源的なテーマでもあります。

諸外国や他者や社会に依存せずに、自分で自分のそういった豊かさを満たしていくことができるようにする(自給自足していく)ということを、ドラゴンヘッド牡牛座の期間に学ばなくてはいけないのではないかな~と感じるのです。

これは蠍座の人と人と一対一の「愛情」に関わることでもそうです。結局、自分で自分を愛せていなければ、他者に愛してもらうことで自分を満たそうとします。結果的に、「愛情」をもらうために他者からの支配やコントロールを受け入れざるを得なくなってしまうのです。

だからまずは、自分自身が自分自身を愛していなければ、他者と対等な関係を気づくことができないのですね。

こういったテーマにおいて、蠍座ドラゴンテイルの過去生のカルマのようなものが出てきて、深い感情体験をするようなこともあるかも知れません。

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余談ですが、先日の海底火山の噴火による噴煙の影響で、数年間は地球全体の気温が下がり農作物が不作になる可能性があるそうです。

日本以外の諸外国はインフレが加速しているとのことですが、デフレの日本にもそのインフレの波が押し寄せてきていることもあって食料や燃料の高騰がさらに加速していく可能性も高いです。

FRBのテーパリングも2022年に、予定されており、金融情勢の株価バブルも不安定な状況が続きます。

そういったこともあり、この牡牛座と蠍座の「豊かさの自給自足」という根源的なテーマににどう取り組んでいくか、ということがこの1年半問われていくことになるんじゃないかな~とも思います。

特にバースチャートでドラゴンヘッド牡牛座、ドラゴンテイル蠍座を持っている世代(その反対のヘッド蠍座テイル牡牛座の世代も)はノードリターン(リバースノードリターン)に当たるために大きな影響を受けることになるのではないかと思います。

そのため、こういった牡牛座、蠍座のテーマとはどのようなものなのかといったことを知っておき、意識化しておくといいと思います。

また、現在のような混沌とした時代の変わり目の過渡期はエネルギーに敏感な人ほど、そういったエネルギーを左脳的に理解し意識的になっておくようにしておくといいと思います。

占星術などのツールで、そういったエネルギーが来るということを意識化しておけば、そういったエネルギーに振り回されるのではなく、むしろ意識的にそのエネルギーの波に乗っていこうとすることができるからです。

ぜひ意識してみて下さいね。

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