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「ゲームRTA」とかいう遊びをしている「こどおじ」たちの観察とRTAの今後の予想

「ゲームRTA」とは、
リアルで全く役に立たない趣味であり、
いい歳をした「こどおじ」たちが、日々ゲームマウントを取る異様な世界、
外に出ないで遊べる、まさに「こどおじたちの楽園」である。

また、他人に言えない恥ずかしい趣味でもある。

そして「RTAをやるこどおじ」のことを、
なぜか「RTA走者」と表現する。 

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配信時間から考えて、RTA走者には独身が多いと考えられる。

独身走者を、仮に独身(A・B・C・D)とする。
それぞれ30歳とする。

・独身A・・WRをいくつも持っているが、リアルは無職・彼女なし
・独身B・・どのゲームも並タイムだが、リアルは正社員・彼女あり
・独身C・・どのゲームも並タイムだが、リアルは正社員・彼女なし
・独身D・・良タイムをいくつも持っているが、リアルはバイト・彼女なし

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この人たちの10年後、つまり40歳になった時の姿

・独身A・・WRをさらに増やすが、リアルは無職・彼女なしのまま
・独身B・・ゲームをやらなくなり、結婚して子供ありのリアル充実人生へ
・独身C・・どのゲームも並タイムだが、リアルは正社員・彼女なしのまま
・独身D・・良タイムをいくつも持っているが、リアルはバイト・彼女なし


常識で考えると、独身Bが既婚者Bになり褒められるはずなのに、
独身Aがすごいとなるような異様な世界

「そういえば、Bさん子供できたんだって」
「へーBさんって結婚してたんだ?あの人タイム遅いしどうでもいいわ!」
「Aさんにはかなわないよ~すごい操作速度で羨ましい!」

大袈裟に書いている内容だとしても、実際このような感じである。

さすがこどおじたち!
結婚もしないでゲームだけに人生を捧げる!

CやDに関しては、10年間ただただ惰性で配信を続けているような状況

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また、この独身A・B・C・Dの配信内容というと、

・独身A・・ゲームの話しかできない、ついでにワ~ギャーの雄たけびだけ
・独身B・・話題が豊富
・独身C・・部屋の壁に向かって1人マイク状態で、リスナーコメ僅か
・独身D・・そこそこのリスナーとコメに支えられている状況

30歳、40歳の大人が、このような状況になっているのである。
要するにB以外は、ほぼゲームに関する話しかできないのである。

彼女がいないA・C・Dは、リアルが充実しておらず、
ゲーム以外で話せる内容がほとんどないので、
他の走者の話や、走者批判まではじめてしまう。
RTAを知らない人が見たら、ゲームごときで放送中に他人を批判!?
とポカーンとするかもしれない。


プレイをしているゲームの批判を行うのも特徴的である。
台パンをしながらパチンコ台から離れないような、
そんな哀れな人間と同等である。

自分のプレイがダメなのをコントローラーのせいにして、
コントローラーを投げつけてしまう、非常に哀れなこどおじもいる。


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RTAというのは、ニコ生において2010年頃がピークであった。

当時、平日の朝や昼間でもRTAの放送枠がかなりあった。
最近のニコ生の平日昼間のRTA状況は、当時に比べ大幅に減少した。

こどおじたちは、RTAが下火になってもまだしがみついている。
何歳までやるのだろうか

30歳?35歳?40歳?50歳?60歳?


たまにRTAで遊ぶとか、結婚をして遊んでいるならまだしも、
朝から裏でゲーム研究、昼間もゲーム研究、夜に配信をする。
夜の配信中に、外で仕事をしてきたように装う、
こういう者も中にはいるかもしれない。

ネット世界のことだから、正確にはわからない。


ゲームと結婚をして果たして楽しいのだろうか?
年をとって困るのではないか?と思うのは気のせいだろうか

こどおじが年をとって、両親が他界したら、
部屋にポツンと1人の爺さんとゲーム機だけの部屋
そして話せる相手もいなくなって、その先に待っているのは孤独死だけ

日々忍び寄る50・80問題から目をそらし、
ゲームに没頭し現実を忘れようとしている。

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RTA特有のゲーム研究や練習に関して見ていくと、
これには膨大な時間がかかり、リアルを相当犠牲にしないとできない。

1つのゲームを例に挙げると、
【Getting Over It With Bennett Foddy 】
 (通称・・・壺おじ)
これは、世界で約2000人近くが走ったゲームである。
壺に入ったおじさんを操作していくという、マウス操作ゲームである。

RTAというのは、オンラインゲームとは違い、
ゴールが明確で1位を取れば良いだけの遊びである。


今からこのゲームをはじめて、
毎日引きこもって10時間練習をして、5年後に1位になれたとしても、
周りからの反応は、
「あー1位すごいねーまだやってる人いたんだー」の冷たい反応で終わり


最初は何人も走っていたが、
気がついたら自分1人の走者だけになってしまい、
何年後かに1位をとったが虚しく終わってしまった。
1位の動画を上げても全然見てもらえなかった。

こんな残酷な体験をした1位の走者はいるはずである。

RTAをやって得られるのは、ただの自己満だけ!
そして失うのは貴重なリアルの時間


この場合、引きこもって5年もの時が止まり、
対人ストレスも苦労もないため、
子供みたいな顔のおじさんが出来上がってしまう。

顔だけでなく、話し方も子供っぽいおじさんが出来上がってしまう。


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昨今、つべやツイッチの成長により、同時配信をする人が増えてきた。

配信業というお金を稼ぐ行為での同時配信ならわかるが、
RTA走者もこれを真似たのか、同時配信者もそこそこ増えてきた。


どうやら、みんなに見てもらい・認めてもらいたい承認欲求はあるようだ。リアルが終わっているから、しかたがないことだろう。

ただし、RTAの同時配信先を見ても、
8割方5人以下の人数しか集まっていない。


アーカイブ(録画)のためだけの同時配信なら、
ニコ生でなく、つべかツイッチのどちらか一方を主体にすれば済むはず、
なぜか同時配信で安心感を求めたいようだ。


ニコ生以外でやったら、
「人が見にこないかもしれない」と危惧するこどおじもいるようだ。
どうやらリスナーゼロが怖いらしい

しかし、少しずつ走者が移動しているのも事実である。

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動画に関しては、記録動画以外にRTAの解説動画というものがある。

これは編集の凝ったものほど、間違いなく再生数が伸びる。
実際、生放送のRTAより解説動画のほうが人気がある。

生放送でそこそこのタイムまで走り、その先に動画編集までやっていたら、
どれだけのリアルを犠牲にするのだろうか

リアルがあってこその趣味なのに、そこをわかっていないのか、
「リアルを捨てて趣味に全振りしてしまう」者もいる。

ユーチューバーの編集作業とは比較にならないほどの、
労力や日数をかけているはずである。

苦労して作ったであろう動画を勝手に転載されて、
転載先で何十万再生されているような動画も数々ある。



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こどおじ走者にとって、RTAの自己ベストというのは大事になってくる。

こどおじにとってそれは頑張った証であり、
唯一、RTAの世界だけで人に誇れるものだからである。
しかし、現実では全く役に立たない証でもある。

履歴書や名刺に、〇〇ゲームのRTA世界〇位と書いたら、
なにか効果があるのだろうか?
間違いなくスルーされてしまうだろう。


RTAにおいて、1位の記録のことをWRと表現するが、
はっきり言って、「いい歳して暇人です!」と証明する記録でもある。
アプリゲームやオンラインゲームの、廃人と言われる部類と同類である。

こどおじ走者たちにとって、タイムを縮め続けることは、
まるでヒーローになったかのような、
現実を忘れられるような快感が得られるのだと思われる。
エンドルフィン中毒が起きているのだろう。


筋トレや勉強と違い、RTAは短期間で成果がでるため、
自分の成長がわかりやすいということが原因だと思われる。


eスポーツ選手やオリンピック選手の場合、
頑張って好成績をだせば、スポンサーがつく可能性がある。

しかしこどおじ走者がいくら頑張っても、
リアルを犠牲にしている行為にしかならない。

現実逃避をしたいために、長時間遊び続けてしまう。

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自己べを更新できる嬉しさにハマると、
日々、異常にタイム短縮にこだわっていくのがこどおじたち

タイム短縮をしても意味がないのに延々やってしまう。

タイムを縮めるとなにかあるの?
TASに近い状態になってなにかあるの?
とRTAをやらない人なら考えるはず。


タイムを縮めることで得られるのは、自己満だけしかないのである。
こどおじたちが日々なんのためにRTAをやっているのかというと、
リアルでやることがないから、しかたがなくやっているだけなのである。


ゲーム研究をするという行為は、
なんとなくすごいことをしている風を味わいたいだけであり、
一種の見栄にすぎない。

つまり、リアルの研究者になれたかのような錯覚に陥っているだけである。

長時間ゲーム研究をして、なにかを見つけて、
それをリスナーに見てもらいたいというだけの、ヒマな行為なのである。

リアルがダメだから、せめてゲーム世界だけでもという感じだろうか


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RTAにおける重要なこととして、時間のある者が有利であるということ

ニート・無職を筆頭に時間のあるものほど上位になりやすく、
まともに働いている人ほど不利な状況になってしまう。

そこで発生するのが、くだらないゲームマウントである。

「遅い操作の〇〇さんには、絶対に抜かれることない」
「あんな遅い安定チャートを使っているようではムリムリ」
「何年も走ってるのに、あの人あんなタイムしか出せないとかだっさ」

このようにダメ人間から、痛々しい言動を吐かれてしまう。
車の運転と同様に、頭の悪い人間ほど他人を煽ってしまうのだろう


こういう煽り配信を見るのが嫌な人は、
毎日何時間もゲームばかりの生活だからしかたがない、
と哀れな目で見るといいかもしれない。

10年前は、走者ってすごいなという目で見ていた人も多いはず
10年も経つと、まだゲームだけの人生をやり続けるのか
        という目で見るようになっている人もいるはず

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今後のRTAは、徐々に走者が減っていくのは間違いない。
完全にいなくなることはないが、爆発的に増えることはもうないだろう。

過去のリメイク作品やリマスター作品が、この先出てきても、
こどおじたちは、年齢のせいか今更ガチでやる気にもなれず、
買わない人がほとんどだろう。
ヒマな数人だけが、少しだけやるという構図になっていくと思われる。


世の中ゲームがあふれかえってしまっており
昔のように研究熱心にやってもあまり意味がなく、
一気にブームが去るといった状態になっている。
1年弱もブームが持てばいいほうかもしれない。


リマスターと言う名で1番最初に出されたのが、
2017年に発売されたロマサガ2のリマスターだったと記憶している。
1年弱程何人か走っていたが、もう誰も走っていない。
10人も走っていないと思われる。

2020年7月の聖剣3リメイクは、
1年前で走りを終えている人も多い
この先、新人がでないと思われる。
あとはリハビリの走りをする人がいる程度だろう。

こんな有り様なのだから、
今後発売されるリメイクなりリマスターは、
短期間で適当なタイム争いを楽しんで、
次のゲームに行くのが良いと思われる。

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今年の夏から、FFシリーズのリマスターが発売されはじめたが、
おそらく、これも1年もつかどうかだと思われる。

FFRTAは時間がかかるため、
1から覚えて何度も繰り返し練習などどやっていたら
何ヶ月も時間がかかり、リアル時間を犠牲にしてしまう。
こんなのは、ヒマな独身こどおじ限定のRTAと言えよう。

走っている人をみかけたら、あーこの人哀れな独身こどおじなんだなー
くらいの目で見てあげるといいかもしれない。

平日何時間も走れる時点で恥ずかしさイッパイである。
休日にも、リセを含め1日中やっていたらただのアホである。

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リマスターやリメイクでなく、
30分以内で終わるような短時間のRTAなら、
そこそこやる人はいるだろうと思われる。
短時間ものなら、見る側もやる側もそこまで負担にならないで済む。

あとは、RIJのイベントに焦点を当ててやるくらいだろうか

こどおじたちがスイッチやスチームの新作ゲームを買って、
1から覚えて走る人は少ないと思われる。

スイッチゲームのRTAは若い世代がやるだろう。

今のこどおじRTA走者の悲惨な状況を見れば、
若い世代がRTAをやるのかもあやしいが、
社会に溶け込めない者は、やりはじめてしまうのだろう。

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今の時代の大人たちの多くは、
子供時代に親とゲームをやったり、友達・兄弟とやったはず

親にはじめてゲーム機を買ってもらった喜びだったり、
テストで100点をとったご褒美に、新しいソフトを買ってもらえた感動

しかし、この時点で成長が止まってしまっているのが、こどおじである。


RTAをやっているこどおじたちは、
このまま結婚もせず、子供とゲームをしないまま一生を過ごすのだろう。


人生ぼっちゲームなんて悲惨なゲームを購入して
毎日ボッチチャートを書き込むだけの日々

〇月〇日・・・今日もゲームだけをした。
これが365日間同じ内容で、10年間ひたすら
〇月〇日・・・今日もゲームだけをした。
この先、爺さんになっていく日々も毎日
〇月〇日・・・今日もゲームだけをした。
ゲームをしない日は、他人のゲームを見ていた。

おそらくこの内容に近くなるのだろう。

文字に起こすと不気味すぎて恐怖しかない。
こどおじたちが放送で話す言葉すら不気味に感じてしまう。

どのゲームRTAにも共通して言えることは、
すごい努力をして1位や上位になっても。なんの価値もないということ

リアルが終わっているようなこどおじは、
ゲームでしか自分の価値を見出せないため、
いつやめるかの引き際がわからなくなってしまう。

ゲームRTAで努力する現実逃避なんかよりも、
リアルで努力をするほうが人生豊かになるのは、言うまでもない                           

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