乳頭混乱その8 産後3週目後半 ついに直母成功?

助産院のデイケアを体験した翌日、ついに息子がおっぱいを吸いました。でもその後も成功率は極めて低く…奮闘する日々が続きます。

直母成功!一生忘れられない喜び

助産院のデイケアを体験した翌日、奇跡が起きました!!なんと、息子がこの日一度だけ母乳を吸えたのです!直接母乳授乳が初めて成功しました。長時間頑張ってやっと一回だけ!!今までの感触とは明らかに違う、息子がおっぱいをふくんだ状態で顎を動かしている!!!!

この時の感動は今でも鮮明に覚えています。時間は5分ほど。今まで負担に感じていた授乳の時間。ものすごくうれしく幸せがこみあげてくる時間でした。今までおっぱいを吸えない息子にほとほと疲れていたし授乳の時間が戦いだったのですが、この時の息子はものすごく可愛らしく見えたのでした。赤ちゃんがおっぱいを吸うとオキシトシンやプロラクチンといったホルモンが出てくるのだそうで、ホルモンの仕業とわかっていても、非常に鮮烈な体験でした。

母乳が飲めるとはまだまだ言えない状況

ものすごくうれしかったので、おっぱいを飲んでくれた息子をたくさん撫でて褒めて「ありがとう」を言いまくりました。この喜び、中毒性があります。もっとおっぱいを吸ってほしい!トレーニングに力が入ります。この日をきっかけに、稀に母乳を吸ってくれることがありました。そのたびに沢山沢山、褒めて「ありがとう」を言いまくりました。

とは言え成功率は極めて少なく、産後3週間が終わるまでで合計三回のみの直母成功。安定して母乳が飲めるとはとても言えない状況に不安が残ります。

現時点での授乳グッズと所要時間

母も、息子が母乳を吸っている姿を見ることができ少し安心したようでした。この時点で哺乳瓶3本(+母乳相談室)、片胸搾乳機を使っていました。粉ミルクは二種類使用(キューブ+缶で別メーカー)。相変わらず授乳関連で20時間・搾乳だけで4時間程度は毎日かかっていましたが、これを続ける大変大きな支え(直母成功経験)を得たのでした。

産後3週目の搾乳回数と搾乳量

産後入院が終わってから、搾乳回数と搾乳量を記録する余裕が出てきました。この時期は1日4回程度の搾乳を胸が張ってきたなと感じた時に実施。大体、仮眠をとって起きたら服や毛布が母乳が漏れて濡れていたりするので起きたら搾乳はしていた感じです。この時期の一日の搾乳量は300㏄前後でした。

母乳をあきらめたくない思い

こうしてだんだんと、自分が母乳が出る体質であること・息子がなぜかおっぱいを飲めないこと・あきらめなければおっぱいを飲めるようになるかもしれないことを強く意識するようになりました。また、様々な理由で母乳の分泌を止めたいママのための母乳の分泌を止める薬が存在することもわかりました。私はせっかく出ている母乳を止めるようなことはどうしてもできませんでした。おっぱいが仕事をして母乳を分泌するのは産後のこの時だけ。おそらく私にとって一生に一度、自分の体が食べ物(母乳)を生産している時間です。人生の中でほんの短いこの時間とこの体の変化をめいいっぱい楽しみたいと思うようになりました。

助産院のデイケアに向けて

あっという間に一週間は経過し、二度目の助産院デイケアの日が迫ってきました。助産院は急な出産のため利用できなくなることがあるので、直前の時期に利用予約確認の電話を入れることがルール化されています。そのため今回も報告を兼ねて「3回だけ直母が成功しましたが成功率を上げたいので今回もよろしくお願いします」と報告を兼ねた予約確認をしました。次のデイケアで弾みをつけたい!そんな気持ちでした。



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