乳頭混乱その7 産後3週目中盤 助産院デイケア

助産院の退院から5日後、産後3週目の中盤にデイケアの予約をしていたのでその記録です。いろいろな手法を試したものの改善はされず、この翌週に予定していた入院もデイケアに切り替えました。

利用したのは産後ケア事業のデイケア

助産院日帰りケアは助産院に昼間に6時間ほど滞在して育児のケアを受けることができます。私は自治体の産後ケア事業の制度(デイケア)を利用したので割安で利用することができました。今まで行ったことがない助産院を利用しようか迷いましたが、産後入院でお世話になった助産院のデイケアを選びました。理由は、今までの経緯を知っているところのほうが説明も少なくて済むので心理的負担は軽いしより高い効果が得られるのではないか?と思ったからです。

助産院の日帰りケアの前日には予約の確認と念押しのため「今回の目的は息子が母乳を直接飲めるようになることです。どうぞよろしくお願いします」と話しておきました。

当日は、入院時にもお世話になった助産師さんにサポートしてもらいました。6時間しか時間がないので息子の授乳は運が悪ければ1回しかトライできません。家を出る前はなるたけ授乳しないようにして2回以上トライできるように調整していました。結果的にはこの日は2回トライしました。

助産師さんも、事前の電話を受けて準備されたのだと思います。今までの母乳トライに加え、2つの手法を試してくれました。「これは奥の手というより禁じ手なんです!」と自信をのぞかせていました。

①シリンジ授乳

おっぱいだとたくさん飲める!と思ってもらうために、母乳トライ中にシリンジ(注射器の注射針がないもの)でミルクを赤ちゃんの口に入れる手法です。1回目のチャレンジでやってみましたがまったく効果なし。

②カップ授乳(カップフィーディング)

コップでミルクを飲ませることで、哺乳瓶を使わず授乳する方法。おっぱいのほうが飲みやすい!と思ってもらう作戦のようでした。おっぱいをふくませて嫌がったらコップで(ほとんどこぼしますが)飲ませて、またおっぱいをふくませるやり方です。2回目のチャレンジでやってみましたが効果なし。

日帰りケアの結果

結局息子は母乳が飲めませんでした。自信満々だったいろいろ準備してくれた助産師さん…絞りだすように「意志の強いお子さんで…」と話していました。息子はおっぱい飲めなかったけど、いろいろ試してくれたこと自体はありがたかったです。シリンジ授乳もカップ授乳もやったけどダメだったという経験が蓄積されることとなりました。また私自身の直接母乳授乳のトライ方法は上手だったと言っていただき、この方法で大丈夫という確認が取れたのもよかったです。

この日、助産師さんに抱っこひもの使い方を教わることができました。今まで息子の首も据わっていないし、軽いし小さいしで、怖くて使えなかったのですよ。助産師さんが装着の仕方を実演してくれて、抱っこひもの調整もしてくれて、初めて息子に抱っこひもを使うことができた日でした。

また、この日は借りていた搾乳グッズや母乳相談室の乳首や哺乳瓶を返却しました。きちんと搾乳用品や授乳用品を使ってみて検討し購入でき、購入した物が到着するまで、隙間が空かないように道具を貸してくださったことが本当に有難かったです。

もともと、この翌週に産後入院を予約していたのですが、デイケアに切り替えました。この日も結果が出せなかったことに加え息子と夫が一緒にいられる時間がやはり残り少なくなってきていたための判断でした。


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