THANK YOU ROCK STAR. I LOVE YOU BABY.

あの報せから四十九日以上も過ぎた。
未だに俺は信じられないし、受け入れられていません。
最後に見たのは2019年「VivianKillers」ツアーのZepp大阪ベイサイド。
それからはコロナがあったり、私生活が色々ゴタついたりとなかなか見に行けてなかった。
勝手だけど、帰って来てくれると思ってた。
また、ライブでカッコ良い姿が見れると思ってた。
でももう、あの人の曲も、グレッチの音も、がなり声も生で聴く事が出来なくなってしまった。
後悔してもしきれない。

TheBirthdayの曲の歌詞にこんな一節があります。

「彼女は覚えている 生まれて初めて
恋をしたのはテレビの 向こうのロックンロールスター」

「ComeTogether」と言う曲の歌い出しです。
まさに自分もそんな感じでした。

ロックンロール好きな両親の元に生まれて、日常的にロックが流れてる様な家で育って来た。
その中でも、ミッシェルが特に子供の頃から好きでそれは今も変わってない。
どう言う人達がやっているかは分からなかったけど、親がたまにミッシェルのVHSをテレビで見ているのを見てより一層好きになった。
本当に「Come Together」の歌詞と同じ様な感じ。
子供ながらに全てが魅力的だった。
あの有名なMステのドタキャン回も、「エレクトリック・サーカス」で最後に出演した回もリアルタイムでちゃんと見た。
今も鮮明に覚えてる。

小さい頃からずっと好きで口ずさんでた曲は「ゲット・アップ・ルーシー」です。
当時はドラムから始まる曲が大体好きになってた。
と思うと自分は根っからのドラマーだったんだな。
今も唯一続けられてる好きな事だし。
小さい頃箸で茶碗とお椀を叩いて親から怒られる瞬間が誰しも一度はあったと思うんだけど、両親曰くリズムがちゃんと取れてるから怒って良いのか分からなかったと違う意味で困らせた事があったみたいです。

そんな体験や経験が活きて、自分より一回りも二回りも上のミッシェルやブランキーを体感して来た様な人たちと繋がってバンドを組んだり、セッションをしたりしてます。
そのお陰で、今一緒にバンドをやってる相方、赤花ハガレとも出会えました。細かく言うと再会なんだけど。

ミッシェルを聴いていなきゃ、チバユウスケを好きでいなきゃ今のこの環境はありません。
ドラマーだけど1番憧れてた人。
自分の中ではチバユウスケとカート・コバーンがめちゃくちゃ影響を受けたフロントマンです。

本当に寂しいし悲しい。
冒頭でも書いたけど、受け入れられない。
さよならは言いたくなかったので献花会にも応募しませんでした。
ケジメを付けるために行こうかなとも思ったけど、やっぱり自分には無理でした。認めたく無い。

でも、ありがとうございました。
貴方の音楽に出会えた事は一生の自慢です。
貴方と共演するが夢だったけど、これからはどこかで見守ってて下さい。
27日にミッシェルが拠点にしていた「ろくでもない夜（旧屋根裏）」でライブします。
ずっと大好きです。

そして、献花会行かれる方気を付けて。
色んな思いがあると思います。
でもそれで良いと思う。
ハートがあれば。

これからも貴方が残してくれた曲は聴き続けます。
いずれ会いに行きます。

THANK YOU ROCK STAR.
I LOVE YOU BABY.