店長日記

えー、わたくしメガネのOWNDAYS(オンデーズ)という会社に約1年前に入社をしまして、純度100%のメガネの素人からの転職で今でも日々勉強の毎日を送っているわけですが…。

メガネの販売というのは覚える事が非常に多くてですね。。

接客の知識、レンズの知識、眼球の知識、フレームとレンズの相性、お客様の度数との相性、視力測定の技術、加工の技術、等々ありまして。。

特にこの中で私が苦手だったのは「加工の技術」ですね。勉強は時間をかければなんとか覚える事ができました。
ただ加工というのは器用な方は割と慣れればすんなりできるのですが、私をよく知る方はご存知のように私はめちゃ不器用です。手先が高倉健さんなのです。いわゆる「ぶきっちょ」ですね。

これにはなかなか悩まされました。
細かい作業が苦手で人よりも時間がかかる。。
細かい作業をすれば焦る、人が見てると手が震える。。

もちろん既に社内基準に沿って問題なくできるのですが、いわゆる「加工の速い人」にはまだまだ足元にも及びません。。

「まぁ人には得意不得意もあるしね、加工が好きな人もいるし自分は綺麗に作れるように焦らず丁寧にを心がけます!テヘ」と割り切ってました。

で、オンデーズでは年に一度加工技術の日本一を競う大会がありまして。
加工技術を何で競うかというと、「ツーポイント」という作るのがとても難しく時間がかかるフレームを、制限時間以内でいかに美しく、正確に、素早く作れるかを競うのです。

甲子園のように毎年各地で地方予選があり、各地区の腕に覚えのある猛者たちが集結し、成績上位者のみが決勝大会に出れます。

その決勝大会というのは毎年1000人以上キャパの大箱のライブハウスで開催される「オンデーズサミット」のイベントの一つになるのです。

この大会は毎年「制限時間以内に1人1本」というルールだったのですが、こうなると1年目2年目の若い人がベテランに勝つ事は難しく、さすがに出場するのも躊躇ってしまうのではないかとも思うんですね。

そんな話があったのかどうかは分かりませんが、今回はなんとルール変更があり「制限時間以内にペアで1本」というルールに変わったんです。

で、私個人としては、大会に出ることでちょっとでも加工が上手くなりたい!上手い人の加工を見てみたい!この2点の目的の為だけに大会出場を決意したんですね。


で、長々と何が言いたいかと言いますと、なんとこのワタクシのペアが予選通過し決勝大会に進む事になりました!


まさかの結果。笑


もちろん100%ルール変更のおかげなのですが「ベテラン以外でもチャンスあるので若い人も出てね」の意向を誤っておっさんが体現してしまいました。笑


4月末に決勝大会があるので大会時に流すインタビューの撮影なんかも行いました。
そうです、とても本格的なのです。


こんな入社1年のひよっこのぶきっちょが決勝に出るなんて、高校からバスケを始めた素人がいきなり全国大会に出るみたいな話じゃないかと。。


と思ってふと気付きました。
そうです、スラムダンクの桜木花道です。
私は桜木花道だったんです。

花道は2万本のシュート練習で山王を倒しました。

私も2万本のツーポ練習で全国の強豪を倒そうと思います。

諦めたらそこで試合終了だよ。



安西先生、ツーポが作りたいです。



つまり…



がんばります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?