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チームビルディングについて考えてみた【営業編】

製造業に向けた産総研の特許を活用したAI外観検査ソフトウェアを提供する㈱アダコテックの佐藤です。
4月より新たに営業の新メンバー (※1)が加わりました。
営業メンバーが増えて組織が大きくなるにあたって、チームとして目標に向かっての”ベクトル”や”意識”を合わせていくことがとても重要になってきます。私達アダコテックのような中途採用が多い会社は、加わるメンバーがこれまで経験してきたことや前の会社で身につけたスキルなどがあり、より意識して行っていく必要があると思います。そこで今回はチームビルディングの中で特に私が重要と考える「メンバーの意識を合わせ、チームのパフォーマンスを向上させるためにすべきこと」について、書いてみたいと思います。
※1:高萩 圭太さん紹介インタビュー
 https://www.wantedly.com/companies/company_8396481/post_articles/318240

●自己紹介

【チームビルディングの目的は?】
チームビルディングの目的は何でしょうか。
それは「組織の成果を最大化させること」です。もしもメンバー1人ひとりの「個人力」が優れていたとしても、目指す方向がバラバラであったり、メンバー間の関係づくりが不十分であれば、チームとしてのパフォーマンスを最大化することはできません。チームとして掲げられた目標を達成し、成果を最大化するためには、チームが一丸となって、同じ目標に向かって進んでいけるチームづくりが重要となります。

初めに、私の経験からお話したいと思います。皆さん、「モメンタム」ってご存じですか? モメンタムとは、辞書では「勢い・はずみ・運動量」といった意味です。また、スポーツにおいては「流れ・勢い」の意味で多く使われ、”今のプレーでモメンタムをつかんだ”といった言われ方があります。
そのモメンタムを私が意識し始めたのは、社会人1年目から所属していた企業のスポーツチームにいた時でした。チームメンバーは大学時代の有名選手ばかりで、「すげ~、あの選手と一緒にプレーできるんだ~」なんてワクワクしたのを覚えています。そんなスター選手が多いチームでしたが、なかなか勝てないチームでした。まさに個々のパフォーマンスは高いが、チームとしてのパフォーマンスを最大化することができていなかったのです。
そんな中、あるトレーナーが就任し、朝のミーティングでチームメンバーに2つのビデオを見せました。1つは、常に優勝や良い成績を残しているチームの試合のビデオ、もう1つは、常に成績はそこそこのチームのビデオでした。2つのビデオを見ながら「みんな、この2つのビデオは勝っている試合と負けている試合の2種類のビデオです。どちらが勝っている試合のビデオだと思う?」と聞きました。皆さんが想像の通り、良い成績を残しているチームのビデオは負けている試合だったのです。ただ、試合中失敗しても周りが”OK!”と声をかけ”ハイタッチ”をし、その場面だけを見た人は勝っている試合のように見える感じでした。そう「モメンタム」を意識し、チャンスがあったらいつでも掴める準備をしていたのです。一方負けているチームは勝ち試合で流れ(モメンタム)を握っているのにそれに気づかず、何か起これば一気に勢いが変わってしまう危険がある、そんな感じの試合をしているビデオでした。実際に強いチームのメンバーに聞くと、良い雰囲気作りを自分達で作ることを練習から常に言われているとのことでした。練習で失敗して下を向いた選手には「OK~、上向こう!つぎつぎ!」みたいな。そんなんで変わるの~っと思いましたが、実際に私が所属していたチームもこの行動を意識して行っていったことで勝てるチームに変わっていきました。

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さて、それではビジネスの中で考えると、どのようなことで「モメンタム」を作れるでしょうか?一つは挨拶ですかね。朝は元気に「おはようございます!」仕事が終わったら「お疲れさまでした!」。簡単なようですが、意外と意識して挨拶している職場は少なく、適当な感じになっている職場も多いと思います。特に朝は大事で、一日の仕事の始まりですから、気持ちよく始めたいですよね。一つ、私の提案として朝の挨拶の時に”ハイタッチ”をすることをお勧めします。(いまはコロナで接触は良くないので、コロナが落ち着いてからですが)きちんと目を合わせて挨拶をするので、仕事では関わりが少ないメンバー同士でも短い時間ですが、きちんとコミュニケーションが取れます。ぜひやってみてください!
また、仕事を依頼するときに一言声をかけたり、報告や共有について自分の気持ち(御礼など)を一言伝えるのも良いと思います。最近はテレワークが進み、いままでよりメンバーの顔を見ないで仕事をすることが増えたので、なおさら意識した声掛けが必要ではないかと思います。

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このように、モメンタムから生まれる社内の活力は「きっとうまくいく、次のチャレンジでも勝てる」という思いを生み、更なる大きな挑戦と成長を促してくれます。逆を言うと、モメンタムを失ったら負のスパイラルに落ちていってしまうこともあるのです。特に私達のようなスタートアップ企業では、特に重要なことだと思います。

他の方法としては、成果や結果を見える化し、うまくいったことを全員で喜ぶことです。中長期的な大きな目標に向かって取り組んでいくことはもちろん重要ですが、日々の業務においても小さな目標(KPI)を設定し、達成するのが当たり前ではなく、達成したことをみんなで喜び、さらに次の目標(チャレンジングな目標)をワクワクしながら設定し挑戦していく。そんな流れができ始めるとモメンタムをしっかり掴めるのではないかと思います。また、お客様からの「ありがとう」や「使って良い効果が出ていますよ」など御礼や感謝の言葉、メールをいただいた時にチームに共有し、自分達はお客様の役に立っているという自信を営業チームだけではなくプロジェクトや会社という単位で作り上げていくと、”勢いのある”チームができていくと思います。

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いま私達アダコテックは、まさにモメンタムを掴んでいる状況です。昨年の日本最大級の2大イベントである「ICCサミット FUKUOKA2020 スタートアップ・カタパルト」と「IVS LaunchPad」に優勝し2冠を達成、メディアにおいては、日経産業新聞や日刊工業新聞にアダコテックの技術や取組みが取り上げられ、Forbes Japanの「200社一挙掲載!日本のスタートアップ大図鑑」にも掲載されました。( https://adacotech.co.jp/news
このような一つ一つの実績をみんなで喜び自信に繋げ、また多くの方や企業に認められていることで自信を確信に変えて、いまの「モメンタム」をチームで感じながらさらにチャレンジしていく、そんなステージにいます。これからがすごく楽しみです。

おわりに

脳の仕組みには「現状維持機能(ホメオスタシス)」という機能があると言われています。何か新しい事をはじめようとすると1か月ぐらいでやめてしまうことって結構ありますよね。ダイエットの為にジムに通い初めたり、毎朝起きて勉強しようなど。このように現状維持機能とは、新しいことを始めると脳がいままでの状態に戻そうとする機能といわれています(いままでの状態が心地よい状態であると脳は意識している)。ただ、逆にその状態が当たり前になるまでいけば、続けられるということです。
これからの我々のチームは、多くの新しいチャレンジをしていきます。一つ一つ成功したことをみんなで喜び「モメンタム」を常に引き寄せ、いままで難しいかもと思っていた事も続けることであたり前にして、さらに次のステージへ挑戦していく、そんなチームを作っていきたいと思います。
皆さん、今年のアダコテックの成長を楽しみにしていてください!

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