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ChatGPTをビジネス・コンサルタントとして使い倒す方法 超初級編

『だれにでもわかるNFTの解説書』の著者 足立明穂です。

ChatGPTは、莫大な情報を持っているので、あらゆるジャンルの専門家です。

私の尊敬するマイクロフトみたいな存在。

え? マイクロフトって誰って?

あの世界的に有名な探偵シャーロック・ホームズのお兄さん、マイクロフト・ホームズですよ!!

マイクロフトは、英国政府に雇われた特別顧問であり、専門がない専門家。つまり、ありとあらゆる分野に通じているので、専門がないのですね!!

行動することなく、あらゆることを深く洞察することができるので、部屋から一歩も出なくても、すべて推理できてしまう。

いや、まさに、ChatGPTと同じです!(え?w)

さて、そんな人に質問するのですから、こちらのことをすべてお見通しなのかというと、いくらなんでも、こっちが質問しないと始まりません。

マイクロフトは人付き合いが嫌いで、自ら質問などしないのと同じく、ChatGPTも質問しなければ、何も語りませんw

そんな気難しい変人である(?)ChatGPTをコンサルタントとして使いこなす最初の一言をお教えしましょう!

ChatGPTが一流の専門家に仕立てあげるための一言

そんな都合のいい方法なんて、あるのか?って思うかもしれませんが、実に簡単なことなのです。

「〇〇について相談したいです。それ関する世界一の専門家として分かりやすく教えてください。」

たった、これだけ。

「〇〇」のところを、あなたが質問したい分野やジャンル、あるいは、悩み事、課題などを入れればいいだけ。

大きなざっくりとしたジャンルでもいいですし、単語ではなく、文章で書いてもかまいません。

めちゃくちゃ簡単な例をあげておくと・・・

自分のビジネスについて相談したいです。それ関する世界一の専門家として分かりやすく教えてください。

これだけでChatGPTが一流のビジネス専門家として回答してくれるようになります。

もちろんです!私はあなたのビジネスについて専門的なアドバイスを提供することができます。どのようなビジネスについて話し合いたいですか?業界や規模に関する情報を教えてください。

まったく同じ文章にはなりませんが、こんな感じで会話を始めることができます。

この後に、自分のビジネスのことや、課題などを書けば、あとは会話が自動的に進みます。

今、大阪市内でイタリアンレストランを経営しています。コロナ禍は来客が少ないのはしかたないと思っていたのですが、だんだん規制緩和してきても、一向に、お客さんが戻ってきてくれません。どうしたらいいですか?

コロナ禍の影響は、レストラン業界において深刻なものであることは間違いありません。お客様が戻ってこない原因には様々な要因が考えられますが、いくつかのアプローチを提案いたします。
まず第一に、お客様に安心感を与えることが重要です。お客様が安心してレストランを利用できるよう、感染症対策を徹底し、清潔で安全な環境を提供することが大切です。例えば、テーブルやカウンター、ドアノブなどの共有部分を定期的に消毒するなどの対策を講じてください。
また、お客様に対して、レストランの感染症対策について積極的に情報を提供することも大切です。ホームページやSNSで取り組みを公開し、お客様に安心感を与えることができます。
さらに、お客様のニーズに合わせたサービスを提供することも大切です。例えば、デリバリーサービスやテイクアウトサービスを開始することで、お客様の利便性を高め、新しい顧客を獲得することができます。
最後に、メニューや価格の見直しも検討してください。お客様の予算や好みに合わせた、魅力的なメニューやコースを提供することで、顧客のリピート率を高めることができます。
これらのアプローチを総合的に検討し、お客様に対する安心感や利便性を高めることで、お客様の戻りを促すことができるかもしれません。

気になることを、どんどん突っ込んで聞いていく

上記の1回の回答で、「ふーん」とか、「AIって、すごいなー」と感心してはダメ!!

だって、あなたは、問題解決することがゴールです。ChatGPTを評価することが目的ではないはず。

ここから、どんどん突っ込んで具体的に聞いていくことが大事なんですよ。

例えば・・・

一番簡単に、手っ取り早くできるのは、このうち、どれでしょうか?

手っ取り早くできるのは、メニューや価格の見直しです。既存のメニューを見直し、お客様の予算や好みに合わせた魅力的なメニューを提供することで、顧客のリピート率を高めることができます。また、価格の見直しにより、コストパフォーマンスの高い価格設定をすることができます。これらの改善を行うことで、お客様にとっての魅力が増し、リピート率を高めることができます。ただし、長期的な視点で見た場合、感染症対策や新たなサービスの提供も必要不可欠なので、継続的に改善を行うことが重要です。

価格は、これ以上安くなどできません。原材料も上がっているので、むしろ値上げしないとやっていけなくなります。

そうですね。価格をこれ以上下げることはできない場合は、価格の見直しではなく、メニューの見直しを検討することをお勧めします。例えば、定番メニューを削除し、代わりにコストのかからないメニューを導入することができます。また、季節限定のメニューやデイリースペシャルなど、お客様に新しい選択肢を提供することも考慮してください。こういった改善を行うことで、お客様にとっての魅力が増し、リピート率を高めることができます。また、お客様にアンケートを取るなどして、お客様の意見を参考にすることも有効です。

アンケート用紙はおいてますが、誰も書いてくれません

アンケートに回答してもらうには、お客様に対して動機付けが必要です。アンケートに回答するメリットや、その結果が今後のサービス向上に反映されることをお客様に伝えることが大切です。また、アンケートを回答してくれたお客様に、割引券やサービスの特典を提供することで、回答率を上げることができます。さらに、アンケートを回答しやすい環境を整えることも必要です。例えば、お会計の際にアンケート用紙を手渡し、筆記用具も一緒に提供することで、お客様に回答しやすい環境を提供することができます。このような取り組みを行うことで、アンケート回答率を上げ、お客様の意見を集めることができます。

アンケート用紙には、何を書いておけばいいですか? ほとんど何も書いてくれないと思うので。

アンケート用紙には、以下のような項目を記入することをお勧めします。

質問内容についての説明
アンケートの目的や回答方法などを簡潔に説明することで、回答者が意図を理解しやすくなります。

質問項目
例えば、お客様が最近利用したメニューの評価や、サービスに関するアドバイスや改善点などを尋ねる質問項目を用意することができます。

評価スケール
質問に対して回答するための評価スケールを用意しておくと、回答者が回答しやすくなります。例えば、5段階評価や10段階評価などを用意することができます。

自由記述欄
質問に対する自由な意見や提案などを記入できる自由記述欄を用意することで、より具体的な意見を集めることができます。

送信先の案内
アンケート用紙には、回答先の連絡先や送付方法を記載することで、回答者が回答を送信しやすくなります。


以上のような項目をアンケート用紙に記入することで、回答者が回答しやすくなり、より有意義なアンケート結果を得ることができます。

具体的なアンケートの見本を見せてください。

以下に、イタリアンレストラン向けのアンケートの例を示します。この例はあくまでも一例であり、質問項目や評価スケールなどは、お店の特性やアンケートの目的に合わせて変更することができます。

【アンケートタイトル】 ご意見・ご感想アンケート

【アンケートの説明文】 この度は当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。お客様のご意見・ご感想をお聞かせください。今後のサービス向上に役立ててまいります。

【質問項目】ご来店のきっかけは何でしたか?(複数回答可)
口コミ
インターネット検索
雑誌やチラシなどの広告
その他(自由記述欄)
ご利用いただいたメニューの評価をお聞かせください。
とても美味しかった
普通
あまり美味しくなかった
不味かった
未試食
当店のサービスについて、どのような点が良かったですか?(複数回答可)
スタッフの接客
料理の味や見た目
雰囲気や内装
その他(自由記述欄)
当店のサービスについて、どのような点が改善が必要だと感じましたか?(複数回答可)
スタッフの接客
料理の味や見た目
雰囲気や内装
その他(自由記述欄)
当店を知ったきっかけは何ですか?
友人・知人からの紹介
インターネット検索
雑誌やチラシなどの広告
その他(自由記述欄)
今後も当店を利用したいと思いますか?
はい
いいえ
その他、ご意見やご要望があればお聞かせください。(自由記述欄)


【評価スケール】5段階評価
とても良い
良い
普通
悪い
とても悪い


以上が、イタリアンレストラン向けのアンケートの一例です。お店の特性やアンケートの目的に合わせて、質問

続き

(※注釈 ChatGPTの回答が途中で途切れた場合は、「続き」と打ち込むと、続きから回答してくれます)

項目や評価スケール、自由記述欄などを調整して、より適切なアンケートを作成してください。また、アンケートを実施する際には、以下のようなポイントにも注意するようにしましょう。

アンケートの回答者が、質問内容を正しく理解できるように説明文を付ける。
質問項目は、回答しやすいように簡潔で明確にする。
評価スケールは、回答しやすいように適切な区分を用意する。
自由記述欄は、回答者が自由に意見を書けるように十分なスペースを確保する。
アンケートに回答するための時間や場所を、回答者に合わせて柔軟に調整する。


以上のように、アンケートを実施する際には、回答者にとってわかりやすく、回答しやすいアンケートを作成し、適切な配慮をすることが大切です。

アンケートをすぐ使えるように表にして作ってくれませんか?

(※注釈 「表にしてくれ」と伝えると、表形式で表示してくれます。上記の表の中に『<br>』ってのがあるのは、何?って思うでしょうが、これも質問すればいいのですよね!)

<br>って、何ですか?

申し訳ありません、表記方法に説明不足がありました。<br>は、HTMLの改行タグで、ブラウザ上で文章を改行するために使用されます。表の各行を改行して表示するために使用しています。ただし、テキスト形式でアンケートを作成する場合には、改行タグは必要ありません。ご理解いただければ幸いです。

書き直してくれませんか?

申し訳ありません。以下に、改行タグを使用しない、テキスト形式のアンケートの見本を示します。ご参考にしてください。

お名前(任意)
お住まいの地域
当店をどこで知りましたか?
当店を利用した理由は何ですか?
当店のサービスについて、ご意見やご要望があればお聞かせください。
当店の料理について、ご意見やご要望があればお聞かせください。
当店の雰囲気について、ご意見やご要望があればお聞かせください。
今後の当店に期待することがあれば、教えてください。
その他、ご意見やご要望があればお聞かせください。

選択肢がないです

申し訳ありません。以下に、選択肢を含むアンケートの見本を示します。ご参考にしてください。


お名前(任意)
お住まいの地域

当店をどこで知りましたか? a. 口コミ b. ウェブサイト c. 広告 d. その他(自由記述)

当店を利用した理由は何ですか? a. 料理が美味しいから b. 雰囲気が良いから c. コストパフォーマンスが良いから d. その他(自由記述)

当店のサービスについて、どのように評価しますか? a. 非常に満足 b. 満足 c. どちらとも言えない d. 不満 e. 非常に不満

当店の料理について、どのように評価しますか? a. 非常に満足 b. 満足 c. どちらとも言えない d. 不満 e. 非常に不満

当店の雰囲気について、どのように評価しますか? a. 非常に満足 b. 満足 c. どちらとも言えない d. 不満 e. 非常に不満

今後の当店に期待することはありますか?あれば教えてください。(自由記述)

その他、ご意見やご要望があればお聞かせください。(自由記述)

このように、具体的にあなたが行動に移すことができる回答が得られるまで、どんどん突っ込んで質問していくことが大事なんです。

まさに、気難しいけれど超優秀なコンサルタントが目の前にいるような状態で、こっちから分からないことを、遠慮なく突っ込んで質問していけば、アンケート用意の内容まで考えてくれるのですよ!

質問に行き詰ったら・・・・

とはいえ、やりとりしていても、なんか、パッとしない回答だったり、ありきたりな回答だったりで、いまいちだなぁって思うこともあるでしょう。

そんなときに、話の流れを変える一言もあります。

  • ありきたりな回答なので、もっと画期的な他でやっていない内容を教えてください。

  • 短期間で成果が目に見えるような方法を教えてください。

  • 予算がないので、お金がかからない方法を教えてください。

  • 人手が足りないので、手間がかからない方法を教えてください。

このような質問を、思い切ってぶつけてみてください。
これまでの流れと違う回答が出てくるようになります。

これって、ChatGPTが、ちょっと違う専門家に交代したような感じになりますよw

始めの方の話題に戻りますが、お客さんが戻ってきてくれるためには、もっと短期間で成果が目に見えるような方法を教えてください。

(※注釈 わざわざ『初めの方の話題に戻りますが』と入れているのは、続きで入力すると、ChatGPTは、アンケートの改善を求められていると勘違いする可能性があるからです。こういう細かいことを気を付けないと、頭が良すぎるコンサルタントなので、どの話の続きかが分からなくなってしまうのですよねw)

短期間で成果が目に見える方法として、以下のようなことが考えられます。

キャンペーンの実施
例えば、ランチタイム限定の割引や、特定のコース料理を注文するとデザートが無料になるなどのキャンペーンを実施することで、来店を促すことができます。

SNSやメルマガの活用
SNSやメルマガなどを活用して、キャンペーンの情報や、新しいメニューの紹介、店内の様子などを発信することで、お客さんにアピールしましょう。特に、InstagramやTwitterは飲食店向けの情報発信に非常に有効です。

外食需要のあるビジネスへの展開
現在、コロナ禍によって外食需要が低迷していますが、需要があるビジネスへの展開を検討することも考えられます。例えば、宅配やテイクアウトのサービスの提供、オンラインショップの開設などです。

メニューの見直し
コロナ禍によって、人々の食生活が変化しているため、メニューの見直しを行うことも考えられます。例えば、健康志向のメニューの充実や、テイクアウトに適したメニューの追加などです。


これらの方法を短期間で実施することで、お客さんの戻りや新規顧客の獲得が期待できます。ただし、短期間での成果に重点を置きすぎると、中長期的な視野を失ってしまうこともあるので、注意が必要です。

予算がないので、お金がかからない方法は、どれですか?

予算が限られている場合でも、以下のようなお金がかからない方法があります。

口コミの活用
満足いただいたお客さんに口コミで広めてもらうことで、新規客を獲得することができます。そのためには、お客さんに満足してもらうためのサービスや料理の提供が大切です。

ソーシャルメディアの活用
無料で利用できるSNSやブログ、メールマガジンなどを活用して、お店の情報を発信しましょう。特に、InstagramやTwitterは飲食店向けの情報発信に非常に有効です。

コミュニティ活動の参加
地域のコミュニティ活動やイベントに参加することで、地域の人々とのコミュニケーションを深め、お店の存在を知ってもらうことができます。また、地元の情報誌や新聞に取り上げられることもあります。

オンライン予約サイトの活用
無料で利用できるオンライン予約サイトを活用して、予約を受け付けることで、お客さんの利便性を高めることができます。また、予約が取れなかったお客さんには、別の日時を提案することもできます。


これらの方法は、予算が限られている場合でも実施しやすく、お客さんの戻りや新規顧客の獲得につながります。ただし、どの方法を選ぶにしても、地道な努力と時間が必要です。

とまあ、どんどん、いろいろと制約条件も追加して質問していくと、何らかの回答を捻りだしてくれます。

多くの人は、そこまで行く前に、『なんかAIってすごいね』になるか、『文章はいいけど、内容があまりおもしろくないし、教科書的』みたいなことを思っているのではないでしょうか?

他でも書きましたが、とにかく、こちらもしつこく、しつこく、あれこれと、質問を繰り返して、どんどん具体的なことを引き出せるようにしていきます。

桁違いの情報が、そこに埋まっているのですから、とにもかくにも、質問攻めにして、金脈を掘り当てることが大事。

それをやらないと、ほんと、もったいないですよ!!!

ただし!!!!

その結果に対しては、最終的にはご自身で判断してくださいね。特に、数字などは、ChatGPTは、適当に回答してるので、しっかり調べないといけないし、いくら膨大な情報を持っているとしても、正しいかどうかは別問題。

ビジネスなので最後の最後は、ご自身で判断することはお忘れなく。(これをAI任せにしてしまうと、単なる依存症ですよ!!w)

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