今更ながら同人誌にかかる費用とかを振り返る
C100にて初めてサークルとして参加してきました。技術系の人たちはまあまあこういう情報を出しているのですが、一般の人はあまり出してないため、今後のことを考えて振り返ってみようかと思います。
とりあえず結果から
今回の頒布本
ゆるキャン地学本(600円)
印刷部数:80部
支出
コミケ参加費用:約1万円
印刷代:32830円
会場への直接搬入:2000円
表紙絵の依頼代:α(これからどの店でご飯にするかを決めてます)
トータル:44830+α円
収入(?)
頒布価格:600円
さばいた数:61部(この辺が曖昧)
トータル:36600円
まあ、赤字ですね。でも印刷代ぐらいは回収したいと思ってたので目標は達成できてます。利益を考慮してしまうと全然ですが、コミケの大半はそういう目的でないと思いますのでこんなものかと。
振り返ってみる
部数が合わない件については
これに関しては一部を計算外にしています。というのも9部は隣を含む他サークルの人たちとの交換(お互いに買ったものは別計算してます)、残りは知り合い用にとっておいてるものたちです。これを売上?に計算するともうちょい良い結果になりますが、それでも赤字なのは変わりません。印刷代以上になった時点で自分の中では完全に黒字と思ってます。
参加費は実質タダ・・・ですよね?
そもそも一般参加をしても料金がかかります。アーリーだと5000円は確実にかかるので、この時点で売上から除外できます(暴論)。ついでにチケットの当選云々からの緊張からいち早く開放されているので、その分を考えるともうちょい価値のあるものかと思います。
印刷部数について
100刷った方がいいというアドバイス(知り合いに配る分を含めて)をもらいましたが、最終的に少し少なめにしました。今回の参加ジャンルは「アニメ(その他)」ですので、ギリギリまで粘ったところで頒布できる場所ではありません。15時ごろには撤収をしていたと思いますが、それ以降は人が通るかも微妙でした(一般参加してた時の経験則もあります)。なので、昼ぐらいまでには半分は捌けてほしいと思ってやりましたが、うまいこと計算どおりになりました。
ここで利益を出す発想はなく、後述のメリットがちゃんと享受できるかのほうが重要なので、部数に関することは持って帰る量が箱じゃないことぐらいでした。
参加したメリット
自分で本を出せたこと
おそらくほとんどの人が口に出す「やってみてよかった」ことです。やり方とフローさえわかれば意外と簡単にできるんだなってのが実感できて良かったです。実物が届くとやっぱり感動しますね。誤植を見つけた時の絶望感も半端じゃありませんでしたが・・・。
他サークルの人やフォロワーとも喋れた
一般参加だと「あぁ~」程度の認識しかされない(と自負してる)のですが、サークル主というちょっとした肩書のおかげで色んな人とは話せました。同じ舞台探訪やってる人はTwitter上では知ってるというようなこともありましたので、そこは大きかったです。
あとは地学本ということもあって地質とか好きな人が来てくれたのも嬉しかったです。ちょっとコアな話は専門用語がどうしても出るのでそこをわかっている前提で喋れると楽しいんですよ。
課題と今後
電子書籍化
せっかくなので自作しようと思ったのですが、使っているテンプレートから切り出して加工し直してPDFに変換、という作業が待ってます。その手間が面倒で放置してるのでまだまだですし、boothも一切未対応です。
リライトとか
これは反省にもなるのですが、早割の効くギリギリに入稿してしまったので、いくつか誤字が入ってます(例:引用論文の記載方法のブレ)。こういったものやおざなりになったページの修正をしようと思ってます。これをやらないと電子書籍もへったくれもありません。
ブログで書くのとの違いについて
これまで同人誌をださなかった一番の言い訳?としてはてなブログで書いていたことが理由でした。
言うまでもなくネット上での更新という即時性がメリットです。アニメの聖地巡礼記事もその気になれば数時間と立たずに更新が可能です。(個人的にはやりすぎてそればっかやる人って一部から思われちゃってますが)
同人誌を作って感じた一番の違いはレイアウトですかね。ブログでもある程度は自由にできますが、表示する側の制約(よくてPC、今の殆どはスマホ)があるので、どうしても差別化が難しいです。あと聖地巡礼のは比較用の画像が入ってしまうので1記事あたりの画像数が増え、表示までのラグなどもあります。紙なのでそんなものを気にすることなく好きな配置で決められるのは良かったと思います。そこが一番たいへんな場所でもあるのですが。
一応ブログにも記載はしていますが、Google AdSenseとAmazonアソシエイトには追加してます。そもそもPVを気にしてないのと、どちらもじゃまにならない場所に配置するというマイルールもありますので、まあ金額はお察しください。そう思うと書いたものが直接の売上になるってのも新鮮でした。
次の本の執筆
すでに原稿地獄
次はラブライブ!シリーズとウマ娘の巡礼本を予定しているのですが、撮影するべきカットがあまりに多すぎてすでに後悔が始まっています。何なら未回収のシリーズもあるぐらいです。
コンセプトも「ひたすらカットを撮るための辞書的なもの」か「行ってよかった、追体験ができる」のどちらかにしようかまだ悩んでます。
普通はこういうのは総集編として出すんですが、一気にやったほうがいいというバクシン的発想のため、そのままやることにしました。新刊を落としたら察してください。
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