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俺が3年で囲碁初心者→6段になった方法

まず、このnoteに関しては、全ての人に適用されるものではないということを前置きとして書いておきます。上達速度には個人差があると思いますし、より若いほど速く強くなれると思います。

私が囲碁を始めたのは15歳の頃でした。中学校を卒業してから囲碁を始めて、高校3年生くらいまでにアマ6段くらい(kgs3~4d、東洋囲碁6段)くらいになっていました。その際にどういう風に取り組んで、どう効果があったかを思い出しながら書いてみます。

THEクソガキだった俺

まず初心者の頃には、囲碁きっずというサイトで打っていた。当時の囲碁きっずでは、明確に強さを測るレーティングが無かったため(今は知らない)、あまり強くなろうとしていなかったと思う。私は当時は非常に生意気なクソガキだったため、負けて悔しさのあまり悪態をついたりして、露骨にマナーが悪かったと思う。本当にクソガキだったが、負けるのが死ぬほど嫌いでした。

しかし、囲碁きっずは明確なレーティングが無いため、自分が弱いということをあまり受け入れる事ができなかった。というより、受け入れたくなかった。周りの人は、私の事を相当雑魚のクソガキだと思ってたと思う。実際そうでしたし。

囲碁きっずでしばらく囲碁を打ってたが、3か月たったくらいで辞めてしまった。打っても負けるし何だこのゲーつまんね!って言って囲碁を離れた。一因としては、高校で野球部に入って、毎日が死ぬほどしんどい練習をしていたので、体力が残ってなかったってのもあると思う。半年ほどが経ち、段々野球部の練習にも慣れてきて、ふと囲碁に復帰。そこからまた3か月ほど囲碁を打ってた時にある人が囲碁きっずに勧誘にきた。

KGSに入り、レーティング戦で自分の実力を知る

その人は、KGSというサイトで囲碁の活動をしていて、自分のクラブに入る人を募集しているという形で、誘いに来てくれた。私はその誘いに乗り、KGSのクライアントを導入して、KGSに入った。

KGSは今でこそ結構過疎っているが、当時はヒカルの碁の影響もあってめちゃくちゃ多くの人がいた。そこでランク戦を打って、自分にランクがついた。この時の実力が、9kだった。kgsで9kというと、普通の段級位だと5級くらいの実力かな。kgsはレーティングが結構辛いので。

KGSは、ランク順に名前をソートすることができて、9kの自分より強い人間が山ほどいることを知った。あー、自分はこんなに弱かったんだ、と受け入れざるをえなくなった。ここが一つの転換点だったか。

近所の碁会所に行く ジジイに4子でボロ負けする

時は少し遡り、野球部のたまの休み(3か月に1日くらい休みがある)には、近所の碁会所に顔を出すようにしていた。そこで、清水さんというお爺さんが指導碁を打ってくれるというので、4子置いて打ってもらったんだが、まぁ見事にボロ負けした。何だこのジジイ!と対面に座ってる人間にボロ負けするのは、まーーーーーーーーーー腹が立った。こんなひょろいジジイくらい空手初段の俺ならワンパンできるのになと思いながらも検討してもらったら、「君は、とりあえず考えて、それから石を持って置く癖をつけたほうがいいよ」ってアドバイスをもらった。あー、確かに、ネット碁だと常にマウス握ってるから、碁会所でも常に石持ちながら打ってたわ。

そんなアドバイスを受けて、考えてから石を置いてみた。その爺さんに4子で勝った。めちゃくちゃ嬉しかった。そして、囲碁は考えるゲーム何だと知った。

KGSで毎日早碁を打ちまくった 年間2000局

野球部のクソしんどい練習で帰ってきたら、毎日パソコンに向かってKGSを開き、1手10秒の早碁を打っていた。正確に数えてないけど、年間で2000局以上は打っていたと思う。月あたり200局くらい打ってた。

で、高校時代のお小遣いは1か月1万円。当然、野球部の練習に休みなんてないのでアルバイトもできず、1万円で何とかするしかなかった。のだが、その1万円はもらった直後に全て棋書に変わっていた。当然、1か月全くお金の無い状態が続くのだが、婆ちゃんに金をせびりにいったらくれるから、何とかなった。母にばれたらやべーなと思いながらも、婆ちゃんが金をくれるから仕方ない。ちなみにその金も棋書になっていた。

当時は本当に全ての金を棋書につぎ込んでいて、気付けば100冊以上にもなっていた。大人な今なら100冊買うくらいどうってことないんだが、高校生の小遣い全ぶっぱして買うのは流石にどうかしてると思う。

電車通学だったので、電車の中ではずっと棋書を読んでいた。授業中にも結構読んでいた。なまじ進学校で理数科に入っていて、勉強も大変だったのだが、勉強がつまらなかったので囲碁に力入れていた。まぁ結局行きたい大学行ってやりたい職業ついてるしセーフやろ。

よく読んでいたのは、基本死活小事典という本。常に携帯してボロボロになるまで読んでいた。基本手筋事典とか高すぎて買えなかった。当時は、マイコミのタイトルだけ凄くいい感じの中身が薄っぺらい本によく騙されていた。本屋で立ち読みして帰ればいいのにって思うが、どうしても本は買いたくなってしまう質だった。わかりやすい本が好きだった。三村先生の攻めについて書かれていた本や、武宮先生の本は凄く影響を受けたと思う。

1年でKGS9k→1dに

そんな感じで囲碁に狂ってたわけだが、みるみる内に上達して1年経つ頃にはkgsで1dになっていた。当時9kだった頃は、kgs1dってのは化け物だと思っていたのだが、自分がなってみるとそうでもない。kgs1dは雑魚の部類だということを知った。自分が到達した地点に関しては簡単なことだと思えるというが、まじで1dは雑魚としか思えなくなるんだ。これは本当。今高段者とか異次元の碁にしか見えないあなたも、自分がその立場になれば、必ずそう思うはず。ガチで。

毎日早碁を打ちまくって、時間があれば基本死活小事典など、棋書をずっと読んで勉強して、勉強した事をすぐに実践で試していた。すると、1か月に1子ずつレートが上がっていった。そんだけ早碁を打ちまくっていると、kgsはレートが固まってしまう。要は、たくさん打たないとレーティングが動かなくなってしまう現象が起きていた。

そこで、当時は頻繁にアカウントを作り直して、打ちまくっていた。それでネット掲示板で叩かれていた事も知っていたが(まぁ大半はクソガキなのが原因だが)、自分が強くなれるならアカウント作り直しはやるべきだと思っていた。何故なら、俺の強さにレーティングがついてこれてないから(カコイイ)。例えば自分が9kだとして、レーティングが固まっていると、そこを抜け出すために何十局も打たなければならなくなる。実際には8kの実力があるなら、アカウント作って8kにして打ったほうが圧倒的に効率が良かったのだ。

そのころから、ネット掲示板というのは匿名で人の事をボロカスに叩くクソみたいな文化としか認識できなくなっていた。なので、2ch(今の5ch)みたいなところを見る事をやめた。自分にとって悪影響しかないから。

1d→3dになるのに1年かかった

同じように囲碁に狂っていたわけだが、1dになってから3dになるまでは、1年もかかった。それまでに1か月に1子強くなっていたのに、一気に上達速度が鈍化したのだ。しかしまぁ、それも当然の事であり、強くなればなるほど上達し辛くなる。

高校を卒業して本格的に囲碁から離れたわけだが、それでもしばらくはリアルの碁の大会の団体戦メンバーとして呼ばれたりして、ちょくちょく参加していた。また、碁会所にもたまには顔を出して、4子で打ってボロ負けした爺さんと毎回打っていた。3dになった俺だとその爺さんと互先だと8割方俺が勝つので、逆に俺が置かせるくらいでちょうどいいはずなんだが、爺さんのプライドが俺に置くことなど許されないらしい。たまに負けた時に、その爺さんは非常に喜んでいた。俺はそのドヤ顔にすげーむかついていたが。

2年ほど前かな、その爺さんが死んだ。最後の対局、多分俺が負けたまま終わってると思うんだけど。勝ち逃げとか卑怯すぎるし、やっぱあのジジイは許せない。誰かに降霊させてでもいいから碁会所にこいや。

まぁそんなこんなで、約3年で6段くらいになった。やったことは、とにかく実践を打ちまくること。新しい知識(自分が知らないこと)を積極的に取り入れること。上手の人に検討してもらうこと。囲碁は考えて打つこと。それくらいかな。

これから囲碁強くなりたいぜーって人は、とにかく対局しまくる事と、自分の碁の何が悪いのかを必ず振り返ること。検討する時に囲碁は強くなるので、実践と検討はワンセットで考えること、かな。異論は認める。

最近はAIに教えてもらってる

10年ぶりくらいに囲碁に復帰して、KGSで打つようにしている。自分の碁をAIに検討してもらって、ちょっとでも強くなろうと思い始めた。なれるといいね。

おわり。

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