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◯375と376 6/1(火)と6/2(水)

◯375 6/1(火)
令和三年の五月と言うのはなんだかよく分からない不思議な一ヶ月だった。数ヶ月前とも数年前とも違っていた。僕にとって時間とは、明日とは昨日とは、来月とは先月とは、地続きだった。その感覚があまりないから不思議だ。格別、僕をぐらぐらと揺さぶるような外的な何かがあったような気はしない。雑多なあれこれはあったが、べつだん「格別」と扱うほどでもない。ただ、マァ動いた、とにかく動いた。作曲を仕事として踏み切ったのもそうだし、文章や、書や、声や、マァ結果はどうあれ動いた。動きに動いた一月だった。動きに動いたナンダカ不思議な後味の残る一月だった。それと、視力が落ちた、右肩が痛い。そんな六月の幕開け。久しぶりに浜魚へ。



◯376 6/2(水)
恰幅のいいジャージ姿の男が何かを蹴飛ばしながら歩いている。年は50代半ば。マスクはしていない。足元を見ると、彼が蹴っているのはマスクだった。ナンカの風刺画のような一コマ。昨日作りかけのSoundCloudの曲を仕上げる。一晩寝かせたのだが、明けてもやはり邪悪で不穏な曲になった。今日の分はあっさりと仕上げた。どちらも音色やまとまりが今ひとつだが、立ち止まらず、とにかく毎日、手を動かすことを心がける。芥の新作に活かせるように。四の五の言わずに動けばいいのだ。

画像はそのSoundCloud。6/2分の。

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