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ヤギナオ5_記録3映像編「MELODYLINE REFRAIN」

今からだと丁度1年ほど前、
でもいつだと言うと一昨年になるのか、
その年の年末に行われたのがアルバム「Philatery」に収録されている、「MELODYLINE REFRAIN」(以後メロライン)のPV撮影である。
思えば、この撮影から芥の動きは急激に加速していったように思う。

2017年、その年の芥はそれまで、なんとなくふわふわしていた。(個人的にだが)
新たに、というか再び戻ってきたメンバー、森山あこさんと馬場理一さん、
わりと最近入ったベースのスーシェフ清水ユータ、
4年前からいるギターの俺、
そしてボーカルの大田さん、

この5人編成で数回リハをし、今後どうしていくか、というのがぼやーっと見えてきた、
そんな矢先、
この年最後の普通にスタジオリハの予定だったものが、
急遽、PV撮影に変わった。

いつもは吉祥寺のノアでリハをしていたが、
この日は同じ吉祥寺にあるGOK Soundというスタジオに場所を移し、
リハをしながらPVを取るということになった。

このスタジオは秘密基地と呼ぶに相応しい、
超隠れ家的スタジオ。
とてもスタジオがあるとは思えない普通のドアを開け、地下に降りて行くと、
現代のIT化の流れなんかからまるで逆行するかのような、
積み上げられたヴィンテージ機材の山。
その山が壁になり、部屋がしきられている、と言っても過言ではない。そのぐらいの密集具合、秘密基地具合。

ただいるだけで絵になる、そんなスタジオの、
一番大きな部屋を借りて撮影をした。

撮影をしてくれたのはミヒャエルさん。
俺は以前一度だけお会いしたことはあるのだが、
わりと誰もが見たことがあるであろう、映像を撮っている人だ。
実は自分が芥に加入する前から、ミヒャエルさんは芥の映像をよく撮っていたらしい。

大田さんの周りには謎な繋がりが多すぎる。

撮影ではあるが、
一応、この日の予定はリハーサルなので、
いつも通り準備を進める。

もうその時からカメラは回っていたようだ。

普通にいつも通り、全員でメロラインを演奏する。

撮影でもあるので、もう一度演奏する。

そこでミヒャエルさんからある提案が。
「倍の速さのテンポでやってみてくれない?」

えええ…ただでさえ、まあまあ早い曲なのに、
倍にしたら偉いことになっちゃうよ。

どうやら、ものすごい速さで撮ったものを、あとで通常の速さに合わせて映像を再生すると、
躍動感がハンパないらしい。
へえええ、そうなんだ!さっすが!

なので倍は無理だけど、
約1.5倍くらいの速さだったかな?
そのぐらいならいけるってことで、いざチャレンジ。
早い早い、メガネ落ちる落ちる。

めっちゃくちゃ疲れました。

次は個別での撮影。

できればスポットライトみたなのとか、
ライブハウスとかにあるストロボ?
みたいなのがミヒャエルさんは欲しかったみたいなんだけど、
残念ながらそのような機材はないので、
さて、どうしよう…

そこでもミヒャエルさんは悩むことなく
「じゃあさ、みんなそれぞれスマホ持って、
少しずつタイミングずらしながらフラッシュで撮ってよ。」
との指示。

その日メンバー以外にももう2人いたので、
例えば大田さんが1人で歌ってるシーンをミヒャエルさんがカメラで撮る。
その周りで他の6人全員がスマホのフラッシュでタイミングずらしながらパシャパシャとれば、
なんとも言えない、規則性のない手作りのストロボの完成。

すごい、楽しい!
なんか、特に高価な機材なんかなくても、アイデア1つでこんな事できちゃうんだ!

しかもその個人のストロボ撮影を全員分やったら、撮れ高オッケーとのこと。
なんと、撮影時間約2時間ほど。
はやっ!!

普通、PV撮影と言ったら一日がかりだと思っていたが…

そして完成した映像を、もうご覧になっただろうか?

まだという方は
下にリンクを貼っておくので是非見ていただきたい。
逆にそんなに撮り直しとかしてない分、勢いやライブ感がある、と思います。
https://youtu.be/QNEn8ed2DFA

この曲の疾走感が2018年の芥を盛り上げてくれたような気がします。
この映像がリリースされてすぐに、下北沢モナレコードでのワンマンが決まり、「Philatery」の発売へと繋がっていきます。

芥の楽曲はホームページから視聴できます。
https://www.a9ta.net/
「Applemusic」「spotify」「soundcroud」などなど、いろいろで聴けます!

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