1日5分の免疫学①からだを守る仕組み
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」?
免疫学を知ったところで病気が治るわけではないですが、
推し細胞に関する誤解が巷にフワフワしてるのがじれったいので(?)
自分の知識強化のために公開自主勉「1日5分の免疫学」はじめました。
(「推しが毎日私の体内で死ぬ」シリーズは一旦休憩。先に再勉強します)
この記事は、↑のツイートの加筆修正まとめです。
最初に自主勉する本はこちら、「休み時間の免疫学(第3版)」!
一般向けの免疫学の本を数冊読んだ人なら読める難易度だと思います。
今から買うなら絶対に第3版!第2版と比べると圧倒的にこっちの方が良いです。気のせいか、第2版より擬人化表現が増えて、解説文が少し過激になったような(笑)
以下、本たちとの対話形式で、自主勉を公開していきます。
本「細菌とかウイルスとか聞いたら悪さするやつって思いがちだけど、違う。人体の中で均衡破るほどブワーッ増えて人体の調子が悪くなる(病気になる)ことを感染症って呼ぶ」
大林「体内にいる細菌の数は、人体を構成する細胞の数より多いんですよね確か」
WEB「人体には100兆個を超える数の微生物(主に細菌)がいるといわれている」
本「転けて膝擦りむいて化膿したことある?」
大林「ある。膿(うみ)って白血球※の死体なんでしょ」※主に好中球
本「腫れて膿が出る炎症のことを、化膿性炎症って言うんやで。そして化膿性炎症を引き起こす菌のことを化膿菌と呼ぶ」
大林「擬人化漫画で描くときメジャーな化膿菌を姉妹で描こうか?」怒られる
本「炎症って知ってる?」
大林「赤くなって腫れるやつ!」
本「少し専門的に言うと、炎症とは、①発赤、②腫脹、③疼痛、④発熱という4つの状態になること」
大林「すんません、読みに自信ありません」
辞典「ルバー、トゥマー、ドラー、カラー」※医学書院医学大辞典を使用
大林「カメラのキタムラみたいやな」
本「さて、なんで炎症、化膿性炎症の話から始めたか分かる?」
大林「免疫……体を病気からしくみを紹介するのに、炎症反応が一番メジャーだから?」
本「そういうことにしておこう」※実際どうですか齋藤先生
《今回のポイント》
「細菌やウイルスが体内に入った=感染症」ではなく、
「細菌やウイルスが体内に入って増えて人体調節に異常をきたした状態=感染症」。
次回は、「異物侵入から炎症反応にいたるまで」を勉強します。
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