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推しが毎日私の体内で死ぬ4~細胞傷害性T細胞~

はろー、はろー。
今日も推しを推して生きてる大林です。

そして今回もしつこくおさらいから始まる。

血管内にいる細胞の96%が赤血球、3%白血球、1%が血小板。
白血球は「防衛軍」

防衛軍の69%が顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球、マスト細胞)、
9%が単球(マクロファージや樹状細胞になる)、
22%リンパ球(リンパが本拠地なのでそう呼ばれる)。

リンパ球には、NK細胞、B細胞、T細胞などがいる。
はい、きた!
推しきたよ!T細胞!!!

T細胞には、
ヘルパーT細胞、細胞傷害性T細胞、制御性T細胞、NKT細胞がいる。

ヘルパーT細胞には、
Th1(兵で戦う)、Th2(化学兵器)、Th17(炎症系)がいる。

はい、 しれっとおさらい以上の情報混ざりましたけど、
推しが素敵なので問題ない!

今日紹介する推しはこちら!

細胞傷害性T細胞(Tc細胞)
 cytotoxic T lymphocyte(CTL)

キラーT細胞とも呼ばれています(いました)。 
wiki先生にも書かれてますが、最近はCTLと呼ぶ方が多数派とか……
私が読んでる範囲の本とか論文でもCTLが多いかなと思います。
なんでやの。
まぁ私はCTLの方が洗練されてる感が醸されてて好きです。

細胞傷害性T細胞(CTL)は、
その名の通り、 

細胞を傷害するT細胞です。

攻撃対象は、
体内に侵入してきたウィルスとか菌ではなく、

同じ人体の構成員である細胞!!!!


ほらほら、思い出して!
体を守る防衛軍は、
様々な特徴をもつ未知の敵と毎日戦うから

自己か、そうじゃないかを区別できるかが重要!

「自己」を攻撃しないことが最重要!

それなのに、
好中球たちがエイリアン※を倒してる一方で、
(※あからさまに「怪しいやつ」)

CTLが主に倒すのは
エイリアンに体を乗っ取られた仲間(感染細胞)!
(※見分けるには高度な判断能力が必要!!!) 

見た目は仲間!
だけどなんだか様子がおかしい……
そいつは……攻撃対象……だっ!!!!!


そうです、CTLは、
「感染(変質)した自己」を見分けて攻撃するんです。
すごくない????

Th1(1型ヘルパーT細胞)に活性化されて、
攻撃行動を開始します。

その攻撃方法とは……
攻撃対象に接近して
筒状のパーフォリンをつきつけ細胞膜を突き破り
グランザイムを注入……
グランザイムが細胞内部でDNAを切断
その細胞はにます。

なにこの、もう、
科学力と戦闘技術のコンビネーション的な!
めちゃめちゃかっこいい!!!!

しかも、
NK細胞と違って、
「ターゲットを選んで攻撃」できるんですよ!
(NK細胞をdisってるのではない。NKも好き)

「ターゲットを選んで攻撃」の何がすごいんだって?

ゲームで色んな敵がフィールドにいる場合、
敵の種類等を考慮して
「こいつにしよう」って敵を選んだことありません?

細胞傷害性T細胞(CTL)にはそれができるんです!!!

同時にそれが弱点でもあるんだけど。

つまり、ロックオンしたターゲット以外を攻撃できない
一生涯、倒すのは同じ敵に感染した細胞だけ。※
なにそれかわいい。
(※もう少し詳しく言うと、
「同タイプの異常細胞」だけを攻撃するので
「ある種のがん細胞」をCTLが敵と認識したら、
そのCTLはその種のがん細胞を生涯の敵とします)

その点、NK細胞は「怪しい奴」を見つけては、
手当たり次第に攻撃していきます。
怪しいかどうか…「身分証」を提示できるかどうかで判断してます。

そうして、戦って生き残ったCTLの一部は、
戦った相手の情報(記憶)を保持するんですよ…
敵の再来に備えて。

記憶を保持してるCTLは
「メモリーT細胞」とか
「メモリーCTL」とか呼ばれてます。
メモリーがついちゃう。

かわいすぎか!!!!?!

今日も今日とて推しが推し過ぎて尊い…チーン

次回は、さらなる推し「制御性T細胞」について語ります。

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ありがとうございます!あなたとあなたの推しに幸多からんことを!
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NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体」でT細胞に恋に落ち、T細胞たちの視点で人体を見たファンタジー風の戦争物語「Being」を2008年より自サイトにて連載開始、現在第21話。法律擬人化漫画も作成。 漫画サイト→http://pelagus.sub.jp/actiolic/